R6前期:保育実習理論⑬

R6前期 保育実習理論 問 13 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
P保育所の施設長は、今年度の研修について検討している。現在、P保育所には、食育に関心があると日頃から話しているK保育士、保護者対応に困難を感じているL保育士、ダウン症の子どもを担当しているM保育士などが在籍している。
【設問】
次のうち、研修の取り組みとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 昨年度、食育の園外研修に参加したK保育士を食育の推進リーダーに任命し、園内研修で他の保育士に対して情報提供を行う機会を設ける。 →〇
  2. 保護者対応について園内研修としてカンファレンスを行うことにしたが、L保育士には守秘義務があるため自身が抱える事例に関しては触れないように伝える。 →×
  3. 自治体が主催する知的障害・発達障害に関する今年度の研修会への参加募集の案内が届いたため、M保育士にのみ、その情報を伝える。 →×

正当:3 ○ × ×


R6前期:保育実習理論⑭

R6前期 保育実習理論 問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所に勤務して2年目になるS保育士は、5歳児クラスの担当をしている。昼食の前にクラスで絵本の読み聞かせをしている時に、T君は興味が続かず、一人で廊下に飛び出してしまい、S保育士が何度声を掛けても、保育室に戻らないことがたびたびあった。
【設問】
次のうち、絵本の読み聞かせの際のS保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 →〇

  1. T君が絵本に集中できるように、掲示物がないシンプルな壁などを背景にして、読み聞かせを行う。 →〇
  2. T君の様子を見守りつつすぐに声を掛けられるように、S保育士の近くにT君が座れるよう配慮する。
  3. 飛び出しそうになったら、T君をすぐに厳しく注意する。 →×
  4. 読み聞かせをしている時には、S保育士はその場を離れられないので、月齢が高く、クラスのリーダー的役割を担っている子どもに、毎回T君を追いかけてもらうように頼む。 →×

正当:1 ○ ○ × ×


R6前期:保育実習理論⑮

R6前期 保育実習理論 問 15 次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」エ「言葉」の内容に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもは、応答的な大人との関わりによって、自ら相手に呼びかけたり、承諾や拒否を表す片言や一語文を話したり、言葉で言い表せないことは指差しや身振りなどで示したりして、親しい大人に自分の欲求や気持ちを伝えようとする。 →〇
  2. 子どもは、保育所での集団生活を送る中で、様々な生活に必要な言葉に出会う。例えば「マンマ」や「ネンネ」など、生活習慣や慣れ親しんだ活動内容を表す言葉がある。一方、「散歩」「着替える」などのように、毎日の同じ生活場面で繰り返し耳にすることで、次第に気付くようになる言葉もある。 →〇
  3. 子どもは、家庭や地域の生活の中で、文字などの記号の果たす役割とその意味を理解するようになると、自分でも文字などの記号を使いたいと思うようになる。また、保育所の生活においては、複数のクラスや保育士等、さらには、多くの友達などがいるために、その所属や名前の文字を読んだり、理解したりすることが必要になる。 →×
  4. 「当番の仕事」という言葉を耳にしても初めは何をどうすることなのか理解できない子どもも、保育士等や友達と一緒に行動することを通して、次第にその言葉を理解し、戸惑わずに行動できるようになっていく。 →×

正当:2 ○ ○ × ×


R6前期:保育実習理論⑯

R6前期 保育実習理論 問 16 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
M保育所は、この地域で唯一休日保育を実施している認可保育所である。現在、M保育所の所長は、災害発生時等の保育所の安全対策や対応についての確認を行っているところである。
【設問】
次のうち、安全対策の取り組みとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 園庭にある遊具は、毎年専門の業者に点検に来てもらっているため、保育士は点検しない。 →×
  2. 毎年運動会で使用する入退場門が園舎の横に置かれていたが、子どもが避難する際の避難経路の幅が確保できないため、撤去することとした。 →〇
  3. 休日保育は、通常保育とは勤務する保育士の人数が異なるため、休日保育を想定した避難訓練を計画する必要はない。 →×

正当:4 × ○ ×


R6前期:保育実習理論⑰

R6前期 保育実習理論 問 17 次のうち、保育所で保育実習を行っている実習生Jさんの行動や態度として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 実習日誌の園児の個人の記録は詳細に書かなければならないため、子どもの氏名や家族構成、連絡先なども必ず書く。 →×
  2. 保育者同士の連携が必要なので、帰り道にカフェなどを利用して、同じ期間に実習しているKさんと実習日誌を見せ合い、担当している子どもや家族についての情報交換を行う。 →×
  3. 実習日誌に書いたことが正しいかわからないときは、SNSに実習先の保育所の情報や日誌の具体的な内容を書き込みし、色々な人から意見をもらって指摘してもらう。 →×
  4. 実習先の子どもを街中で見かけた時には、積極的に声をかけ、その子どもの保育所での様子などを保護者に伝え、子どもへの接し方を改善するよう指導する。 →×

正当:5 × × × ×


R6前期:保育実習理論⑱

R6前期 保育実習理論 問 18 次のうち、保育場面で紙芝居を演じる際の留意点等として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 場面に応じて、ぬき方のタイミングを工夫する。 →〇
  2. 声の大きさ、強弱、トーンなどの演出はしない。 →×
  3. 演じ手は子どもの反応を受け止めずに進める。 →×
  4. 舞台や幕を使うことが効果的である。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R6前期:保育実習理論⑲

R6前期 保育実習理論 問 19 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Sちゃん(7歳、女児)は、児童養護施設で生活している。実習生のMさんが実習を始めた当初は、声をかけると穏やかに応答していたが、しばらく経つと「早く来てよ」「これ終わるまで一緒にいてくれないとダメ」などと強い命令口調で言うようになった。MさんがSちゃんの要求に応えないと「なんでよ!もうここに来ないで!」などと怒鳴る一方で、翌日には抱っこをせがむこともある。
ある日、Sちゃんがぬいぐるみを投げたことを注意したところ、Sちゃんは「お姉さん嫌い!お姉さんもどうせ私のこと嫌いなんでしょ!」と言って泣き出し、近くにあった他のぬいぐるみも投げ続けた。
【設問】
次のうち、実習生MさんがとるべきSちゃんへの対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「あなたがぬいぐるみを投げたことが悪いんでしょう」と伝える。 →×
  2. 「Sちゃんが良い子にしていれば、みんなあなたのことを好きになるんだよ」と伝える。 →×
  3. Sちゃんが落ち着くまでしばらく見守りながら一緒にいる。 →〇
  4. Sちゃんの言動について、その日の実習終了時に実習指導者に相談する。 →〇

正当:4 × × ○ ○


R6前期:保育実習理論⑳

R6前期 保育実習理論 問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設のグループホームで実習をしているGさんは、Uさん(高校2年生、女児)から次のような相談を受けた。Uさんが、担当のP保育士に「高校卒業後に進学したい」と相談したところ、P保育士からは「親族の経済的な支援が期待できない中、学費について苦労をするから就職する方向で検討した方が良いと思うよ」と言われたため、「どうしたら良いかわからない」とのことだった。
なお、実習開始時からGさんは、Q実習指導者に指導を受けている。
【設問】
次のうち、GさんのUさんへの対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. P保育士はUさんのことを思い助言しているのだから、就職するよう伝える。 →×
  2. 相談内容について、Q実習指導者に伝えても良いかUさんに確認する。 →〇
  3. Uさんの気持ちを理解しようと努める。 →〇
  4. 「親族も支援してくれないのはひどいよね」と話す。 →×

正当:4 × ○ ○ ×


R5後期:保育原理①

R5後期 保育原理 問1 次のうち、日本の保育制度に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1948(昭和 23)年、文部省は「保育要領」を刊行したが、これは、幼稚園のみならず保育所や家庭にも共通する手引きとして作成された。 →〇
  2. 1991(平成3)年、「幼稚園と保育所との関係について」という通知が文部省、厚生省の局長の連名で出された。その中で、保育所のもつ機能のうち、教育に関するものは、幼稚園教育要領に準ずることが望ましいことなどが示された。 →×
  3. 現在も保育所は託児を行い、幼稚園は教育を行うなどその保育内容の基本はまったく違うものとなっている。  →×
  4. 幼保連携型認定こども園は、国、地方公共団体、学校法人、社会福祉法人及び株式会社のみが設置することができる。 →×

正当:3 ○ × × ×


R5後期:保育原理②

R5後期 保育原理 問2 次のうち、「保育所保育指針」についての記述として、あてはまらないものを一つ選びなさい。

  1. 現行の「保育所保育指針」は、厚生労働大臣告示として定められたものであり、規範性を有する基準としての性格をもつ。 →〇
  2. 「保育所保育指針」は、1955(昭和 30)年に策定され、1990(平成2)年、1999(平成 11)年と2回の改訂を経た後、2018(平成 30)年の改定に際して告示化された。 →×
  3. 各保育所は、「保育所保育指針」に規定されている事項を踏まえ、それぞれの実情に応じて創意工夫を図り、保育を行うとともに、保育所の機能及び質の向上に努めなければならない。 →〇
  4. 各保育所では、「保育所保育指針」を日常の保育に活用し、社会的責任を果たしていくとともに、保育の内容の充実や職員の資質・専門性の向上を図ることが求められる。 →〇
  5. 保育所にとどまらず、小規模保育や家庭的保育等の地域型保育事業及び認可外保育施設においても、「保育所保育指針」の内容に準じて保育を行うこととされている。 →〇

正当:2


R5後期:保育原理③

R5後期 保育原理 問3 次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」1「乳児保育に関わるねらい及び内容」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
保育士等との( A  →〇信頼)関係に支えられて生活を確立していくことが人と関わる基盤となることを考慮して、子どもの多様な感情を受け止め、温かく( B  →〇受容)的・( C  →〇応答)的に関わり、一人一人に応じた適切な援助を行うようにすること。
(組み合わせ)
A   B   C
1 信頼  受容  応答 →〇
2 愛着  共感  協応
3 愛着  共感  応答
4 愛着  受容  応答
5 信頼  受容  協応
正当:1


R5後期:保育原理④

R5後期 保育原理 問4 次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「ねらい」は、子どもが保育所において安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育を通じて育みたい資質・能力を、子どもの生活する姿から捉えたものである。 →〇
  2. 「内容」は、「ねらい」を達成するために、子どもの生活やその状況に応じて保育士等が適切に行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって経験する事項を示したものである。 →〇
  3. 保育における「養護」とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりのことである。 →〇
  4. 保育における「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるために保育士等が行う発達の援助のことである。 →〇
  5. 「保育の内容」では、主に養護に関わる側面からの視点が示されており、実際の保育においても、教育より養護を優先して展開されることに留意する必要がある。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ○ ×


R5後期:保育原理⑤

R5後期 保育原理 問5 次のうち、保育所における保育士の子どもへの対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1歳児が他児に噛みついた時に、その子の手をつねり、いけないことだと伝えた。 →×
  2. 悔しくて涙を流している4歳児に「赤ちゃんみたいに泣かないの」と伝えた。 →×
  3. 5歳児が昼食のおかわりを希望しても「前日に昼食を残したからあげることはできない」と伝えた。 →×
  4. 2歳児が園外での散歩の際、車道に出ようとするのをとっさに後ろから抱きかかえて止めた。 →〇

正当:4 × × × ○


R5後期:保育原理⑥

R5後期 保育原理 問6 次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもが、遊びの中で周囲の( A  →〇環境)と関わり、次第に周囲の世界に( B  →〇好奇心)を抱き、その意味や操作の仕方に関心をもち、物事の法則性に気付き、自分なりに考えることができるようになる( C  →〇過程)を大切にすること。
(組み合わせ)
ABC
1 人 探究心 過程
2 人 疑問 経験
3 環境 探究心 経験
4 環境 好奇心 過程 →〇
5 自然 好奇心 過程
正当:4


R5後期:保育原理⑦

R5後期 保育原理 問7 次の表は、「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(1)「育みたい資質・能力」をまとめたものである。表中の(   )にあてはまるものを一つ選びなさい。

知識及び技能の基礎 豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする
思考力、判断力、表現力等の基礎 気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする
学びに向かう力、人間性等 (    )

  1. 友達と豊かに関わる中で、協同的に作ったり、表現したりする
  2. 心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする →〇
  3. 小学校に向けて、自ら考え、自ら学習に取り組もうとする
  4. 見通しをもって物事を考え、問題解決しようとする
  5. 自らの意思を強くもち、葛藤経験からも自らの力で乗り越えようとする

正当:2


R5後期:保育原理⑧

R5後期 保育原理 問8 次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」4「保育の実施に関して留意すべき事項」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 →〇
  2. 子どもが自ら周囲に働きかけ、試行錯誤しつつ自分の力で行う活動を見守るだけでなく、子どもに対して、保育士等が先回りして援助を行うこと。 →×
  3. 子どもの入所時の保育に当たっては、できるだけどの子どもにも同じ対応をし、子どもが安定感を得て、次第に保育所の生活になじんでいくようにするとともに、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないようにすること。 →×
  4. 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R5後期:保育原理⑨

R5後期 保育原理 問9 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」(4)「保育の環境」に照らし、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 子ども自身の興味や関心が触発され、好奇心をもって自ら関わりたくなるような、子どもにとって魅力ある環境を保育士等が構成することが重要である。 →〇
  2. 保育の環境の構成に当たっては、複数の友達と遊べる遊具やコーナーなどを設定するとともに、物の配置や子どもの動線などに配慮することが重要である。 →〇
  3. 保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、生き生きと活動できる場となるように配慮すること。 →〇
  4. 衛生や安全について確認するための体制を整えるなど、子どもが安心して過ごせる保育の環境の確保に保育所全体で取り組んでいく必要がある。 →〇
  5. 子どもは人的環境である大人の影響を受けやすいため、保育士等との関わりができるだけ最小限となるよう配慮する必要がある。 →×

正当:5


R5後期:保育原理⑩

R5後期 保育原理 問 10 次の保育所の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
10 月のある日、週1回の園庭開放に、脳性まひの障害があるNちゃん(3歳、女児)と母親が来所した。母親からの話では、Nちゃんは脳性まひの障害があり、週1回歩行の訓練で児童発達支援センターに通っており、食事前や寝る前にたんの吸引が必要であることがわかった。少し緊張している様子のNちゃんだったが、保育士に笑顔を見せたり、砂場のままごと道具に興味を示す姿も見られた。母親からは、新年度からNちゃんがこの保育所で集団生活を送ることを希望していて、継続して園庭開放に来たいといった言葉が聞かれた。
【設問】
次のうち、保育所の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Nちゃんに障害があることから保育所での生活は難しいと母親にまず伝える。 →×
  2. 研修を受けた保育士は、たんの吸引などの医療的ケアができることを伝え、この保育所での対応に関する情報提供を行う。 →〇
  3. 母親の了解を得ていないが、Nちゃんの様子を聞くため児童発達支援センターに連絡する。 →×
  4. Nちゃんや母親の様子を観察し、把握した結果を職員間で共有し、今後、この親子にどのように関わるかを話し合う。 →〇

正当:4 × ○ × ○


R5後期:保育原理⑪

R5後期 保育原理 問 11 次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 経営する工場の労働者とその家族のために教育施設を開設し、そこに「幼児学校」をおいた。 →〇イ オーエン(Owen, R.)
  2. 最も恵まれない子どもを豊かに育む方法こそ、すべての子どもにとって最良の方法であるとする考えに基づき、「保育学校」を創設し、医療機関との連携を図って保育を進めた。 →〇マクミラン(McMillan, M.)

【Ⅱ群】
ア デューイ(Dewey, J.)
イ オーエン(Owen, R.)
ウ マクミラン(McMillan, M.)
エ オーベルラン(Oberlin, J.F.)
(組み合わせ)
A B
1 ア イ
2 イ ア
3 イ ウ →〇
4 エ ア
5 エ ウ
正当:3


R5後期:保育原理⑫

R5後期 保育原理 問 12 次のうち、保育所が行う一時預かり事業に関して「保育所保育指針」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家庭での様子などを踏まえ、一人一人の子どもの心身の状態などを考慮して保育することが求められる。 →〇
  2. 一人一人の子どもの家庭での生活と保育所における生活との連続性に配慮する必要がある。 →〇
  3. 子どもが無理なく過ごすことができるよう、必要に応じて午睡の時間を設けたり、子どもがくつろぐことのできる場を設けたりするなど、一日の流れや環境を工夫することが大切である。 →〇
  4. 一日の生活の流れに慣れることを考え、保育所で行っている活動や行事に参加することは避けるように配慮する。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ×


R5後期:保育原理⑬

R5後期 保育原理 問 13 次の文は、「保育所保育指針」第5章「職員の資質向上」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
保育所においては、保育の内容等に関する( A  →〇ア 自己評価)等を通じて把握した、保育の質の向上に向けた課題に( B  →〇オ 組織的)に対応するため、( C  →〇カ 保育内容)の改善や保育士等の役割分担の見直し等に取り組むとともに、それぞれの( D  →〇イ 職位)や職務内容等に応じて、各職員が必要な知識及び( E  →〇コ 技能)を身につけられるよう努めなければならない。
【語群】
ア 自己評価   イ 職位   ウ 柔軟   エ 保育方法   オ 組織的
カ 保育内容   キ 技術   ク 能力   ケ 研修     コ 技能
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア ウ エ ク コ
2 ア ウ カ イ キ
3 ア オ カ イ コ →〇
4 ケ ウ カ ク キ
5 ケ オ エ ク キ
正当:3


R5後期:保育原理⑭

R5後期 保育原理 問 14 次の保育所の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
L君は、9月から3歳児クラスに入所し、保育所での生活は4日目である。昼食後の午睡では、担当保育士が絵本を読み終えると、他の子どもたちは自分の布団に横になるが、L君は自分の布団に横になっても、すぐに起き上がってカーテンにもぐって外を見たりする。担当保育士が近づくと、L君はカーテンから顔をのぞかせて担当保育士に笑いかけるが、またカーテンにもぐる。しばらくして、担当保育士が「L君、ねようね」と声をかけ、L君は布団に横になる。L君は、「ママは?」と聞き、担当保育士は「おしごとだよ」と答えると、L君はまた起き上がってカーテンにもぐる。「せんせい、カーテンにいる子がいるよ」と担当保育士に伝える子どももいる。担当保育士がもう一度「ねようね」と声をかけると、「ねないよ」と答える。時々、自分の布団にうつぶせになってみたりもするが、カーテンを引っ張ってみたり、なかなか落ちつかない様子である。担当保育士がそばで寝たふりをしても、L君は起き上がり、担当保育士にいろいろと話しかける。結局、L君はほとんど眠らずにおやつの時間になった。
【設問】
次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」に照らし、L君への担当保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 他の子どもの迷惑になるので、明日からは午睡の時間は眠るようL君にしっかり伝える。 →×
  2. L君にとって新しい環境で眠れるようになるには、もう少し時間がかかると考えられるため、しばらく様子を見ていく。 →〇
  3. L君が安心して眠ることができるよう、なるべく午睡の時間はL君のそばにいて必要に応じて話しかけに応じるなどリラックスできるように関わる。 →〇
  4. L君の保護者には、新しい環境でなかなか眠らなかったことを伝え、家での様子を聞く。 →〇

正当:4 × ○ ○ ○


R5後期:保育原理⑮

R5後期 保育原理 問 15 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」3「保育の計画及び評価」に照らし、全体的な計画の作成に続く保育の計画及び評価の過程として、A~Dを並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 評価を踏まえた計画の改善
B 保育内容等の評価
C 指導計画の展開
D 指導計画の作成
(組み合わせ)
1 A→B→C→D
2 B→A→C→D
3 C→B→D→A
4 D→B→A→C
5 D→C→B→A →〇
正当:5


R5後期:保育原理⑯

R5後期 保育原理 問 16 次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成される。 →〇
  2. 走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど全身を使う遊びを楽しむ。 →〇
  3. 友達と食べることを楽しみ、食べ物への興味や関心をもつ。 →×
  4. 身の回りを清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣が少しずつ身に付く。 →〇
  5. 保育所における生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する。 →×

正当:2 ○ ○ × ○ ×


R5後期:保育原理⑰

R5後期 保育原理 問 17 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」3「保育の計画及び評価」(2)「指導計画の作成」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの発達( A  →〇カ 過程)や障害の状態を把握し、適切な( B  →〇イ 環境)の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう、( C  →〇オ 指導)計画の中に位置付けること。また、子どもの状況に応じた保育を実施する観点から、家庭や関係機関と連携した( D  →〇エ 支援)のための計画を( E  →〇キ 個別)に作成するなど適切な対応を図ること。
【語群】
ア 段階     イ 環境     ウ 柔軟     エ 支援
オ 指導     カ 過程     キ 個別     ク 保育
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア イ オ ク ウ
2 ア イ ク エ キ
3 ア ク エ オ ウ
4 カ イ オ エ キ →〇
5 カ ク エ オ キ
正当:4


R5後期:保育原理⑱

R5後期 保育原理 問 18 次の文は、「児童の権利に関する条約」第 27 条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 締約国は、児童の身体的、精神的、道徳的及び社会的な発達のための相当な( A  →〇)についてのすべての児童の権利を認める。
  2. 父母又は児童について責任を有する他の者は、自己の能力及び資力の範囲内で、児童の発達に必要な生活条件を確保することについての( B  →〇)責任を有する。
  3. 締約国は、国内事情に従い、かつ、その能力の範囲内で、1の権利の実現のため、父母及び児童について責任を有する他の者を援助するための適当な措置をとるものとし、また、必要な場合には、特に栄養、衣類及び住居に関して、( C  →〇)及び支援計画を提供する。

(組み合わせ)
AB C
1 教育環境 一定程度の 緊急避難所
2 生活水準 第一義的な 物的援助 →〇
3 文化水準 全面的な 保健衛生
4 教育環境 第一義的な 保健衛生
5 生活水準 全面的な 物的援助
正当:2


R5後期:保育原理⑲

R5後期 保育原理 問 19 次のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)において、保育所の職員として、位置づけられているものを○、位置づけられていないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 調理員 →〇
B 事務員 →×
C 保育士 →〇
D 嘱託医 →〇
正当:3 ○ × ○ ○


R5後期:保育原理⑳

R5後期 保育原理 問 20 次の表は、年齢区分別の保育所等利用児童の人数と割合(保育所等利用率)を示したものである。この表を説明した記述として、正しいものを一つ選びなさい。ただし、ここでいう「保育所等」は、従来の保育所に加え、平成 27 年4月に施行した子ども・子育て支援新制度において新たに位置づけられた幼保連携型認定こども園等の特定教育・保育施設と特定地域型保育事業(うち2号・3号認定)を含むものとする。
表 年齢区分別の就学前児童数に占める保育所等利用児童数の割合(保育所等利用率)

  令和4年4月 令和3年4月
3歳未満児(0~2歳) 1,100,925 人(43.4%) 1,105,335 人(42.1%)
  うち0歳児 144,835 人(17.5%) 146,361 人(17.5%)
うち1・2歳児 956,090 人(56.0%) 958,974 人(53.7%)
3歳以上児 1,628,974 人(57.5%) 1,636,736 人(56.0%)
全年齢児計 2,729,899 人(50.9%) 2,742,071 人(49.4%)

(保育所等利用率:当該年齢の保育所等利用児童数÷当該年齢の就学前児童数)
出典:厚生労働省「保育所等関連状況取りまとめ(令和4年4月1日)」(令和4年8月 30 日発表)

  1. 令和4年4月の全年齢児の保育所等利用児童数は前年と比べて増えており、保育所等利用率も前年と比べて高くなっている。 →×
  2. 令和4年4月の保育所等利用率は、0歳児、1・2歳児、3歳以上児のすべてにおいて前年と比べて低くなっている。 →×
  3. 令和4年4月の3歳未満児の保育所等利用率は、同年の3歳以上児の保育所等利用率と比べて高い。 →×
  4. 令和4年4月において、前年と比べて最も保育所等利用率が増えたのは1・2歳児である。 →〇
  5. 令和4年4月の全年齢児の保育所等利用率は 50%を超えており、3歳未満児、3歳以上児別にみても、保育所等利用率はともに 50%を超えている。 →×

正当:4


R5後期:教育原理①

R5後期 教育原理 問1 次の文は、「日本国憲法」第 26 条の一部である。( A )・( B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける( A  →〇権利)を有する。
  • すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる( B  →〇義務)を負ふ。

(組み合わせ)
A    B
1 資格  義務
2 資格  責務
3 特権  義務
4 権利  責務
5 権利  義務 →〇
正当:5


R5後期:教育原理②

R5後期 教育原理 問2 次の文は、「幼稚園教育要領」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
( A  →〇ウ 幼児期の教育)は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、( B  →〇イ 幼稚園教育)は、( C  →〇カ 学校教育法)に規定する目的及び目標を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものであることを基本とする。
【語群】
ア 乳幼児教育  イ 幼稚園教育  ウ 幼児期の教育
エ 就学前教育  オ 教育基本法  カ 学校教育法
(組み合わせ)
A B C
1 ア イ オ
2 ア ウ カ
3 ウ ア カ
4 ウ イ カ →〇
5 エ ウ オ
正当:4