R5後期:子ども家庭福祉⑬

R5後期 子ども家庭福祉 問 13 次のうち、外国籍や外国にルーツをもつ家庭の子どもの保育に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士は、それぞれの文化の多様性を尊重し多文化共生の保育を進めていくことが求められる。 →〇
  2. 保育士は、特別な配慮を必要とする家庭の場合には、状況等に応じて個別の支援を行うよう努めることが求められる。 →〇
  3. 保育士は、子どもの家庭の文化や宗教、生活習慣など、どの家庭にもあるそれぞれの文化を尊重する必要がある。 →〇

正当:1 ○ ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑭

R5後期 子ども家庭福祉 問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設で勤務するW保育士(女性)は、虐待を受けて入所しているRさん(12 歳、女児)を担当している。施設での生活の中で職員に反抗的な態度をとることもあり、どのように対応していくべきか検討が続いていた。ある日、Rさんから、「絶対に誰にも言わないでほしい」と前置きされた上で、夜間ひとりでいる時にX児童指導員(男性)が、性的な話をしてくると相談された。X児童指導員はW保育士の先輩にあたり、W保育士も頼りにしてきた存在だった。
【設問】
次のうち、W保育士の対応として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 反抗的な態度をとることもあるRさんの発言は、X児童指導員への嫌がらせであると考え、Rさんの問題行動として記録に残す。 →×
  2. 「誰にも言わないでほしい」というRさんの意向を尊重し、相談内容はW保育士の胸の内にとどめる。 →×
  3. 被措置児童等虐待の疑いがあるため、速やかに児童相談所に通告する。 →〇
  4. 児童養護施設内でのことを外部に話すことは守秘義務違反となるため、施設内での情報共有にとどめる。 →×
  5. X児童指導員は信頼できる先輩であるため、Rさんの発言内容をまずはX児童指導員に確認する。 →×

正当:3


R5後期:子ども家庭福祉⑮

R5後期 子ども家庭福祉 問 15 次のうち、被措置児童等虐待の予防のための取り組み例として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 職員のメンタルヘルスに対する配慮 →〇
  2. 「子どもの権利ノート」の作成、配布 →〇
  3. ケアの孤立化・密室化の防止 →〇
  4. 第三者による定期的な意見聴取の機会の設定 →〇
  5. 問題行動をとる児童の早期の措置解除 →×

正当:5


R5後期:子ども家庭福祉⑯

R5後期 子ども家庭福祉 問 16 次のうち、「児童福祉法」の保育士に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士は、専門的知識及び技術をもって、児童の保育のみをおこなう。 →×
  2. 保育士は、正当な理由がなく、業務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 →〇
  3. 保育士でない者が保育士の名称を使用することは禁じられている。 →〇
  4. 保育士は、保育士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。 →〇

正当:4 × ○ ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑰

R5後期 子ども家庭福祉 問 17 次のうち、「児童発達支援ガイドライン」(平成 29 年7月 24 日 厚生労働省通知)に盛り込まれた提供すべき支援として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 発達支援 →〇
B 家族支援 →〇
C 地域支援 →〇
正当:1 ○ ○ ○


R5後期:子ども家庭福祉⑱

R5後期 子ども家庭福祉 問 18 次のうち、児童扶養手当制度に関する記述として、不適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童扶養手当の目的は、父または母と生計を同じくしていない児童が育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与するため、当該児童について児童扶養手当を支給し、児童の福祉の増進を図ることである。 →〇
  2. 各年度の福祉行政報告例(厚生労働省)を見ると、児童扶養手当受給者総数は 2012(平成 24)年度末を境に減少に転じている。 →〇
  3. 「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告(令和3年 11 月1日現在)」(2022(令和4)年 厚生労働省)によると、児童扶養手当の受給状況は、母子世帯の母では「受給している」が46.5%、父子世帯の父では 69.3%となっている。 →×
  4. 児童扶養手当は、2か月分ずつ年6回支払われる。 →〇
  5. 児童手当を受給している場合、児童扶養手当を受給することはできない。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B D
4 C D
5 C E →〇
正当:5


R5後期:子ども家庭福祉⑲

R5後期 子ども家庭福祉 問 19 次の【Ⅰ群】の地域子ども・子育て支援事業の概要と【Ⅱ群】の事業名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 子ども及びその保護者が、確実に子ども・子育て支援給付を受け、及び地域子ども・子育て支援事業その他の子ども・子育て支援を円滑に利用できるよう、子ども及びその保護者の身近な場所において、地域の子ども・子育て支援に関する各般の問題につき、子どもまたは子どもの保護者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、関係機関との連絡調整等を総合的に行う事業 →〇ウ 利用者支援事業
  2. 養育支援が特に必要であると判断した家庭に対し、保健師・助産師・保育士等がその居宅を訪問し、養育に関する指導、助言等を行うことにより、当該家庭の適切な養育の実施を確保することを目的とする事業 →〇イ 養育支援訪問事業
  3. 保護者の疾病その他の理由により家庭において養育を受けることが一時的に困難となった児童について、児童養護施設その他の施設に入所させ、または里親やその他の者に委託し、当該児童につき必要な保護を行う事業 →〇エ 子育て短期支援事業
  4. 乳児または幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行う事業 →〇ア 地域子育て支援拠点事業
  5. 家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児を、主として昼間において、保育所、認定こども園その他の場所において、一時的に預かり、必要な保護を行う事業 →〇オ 一時預かり事業

【Ⅱ群】
ア 地域子育て支援拠点事業
イ 養育支援訪問事業
ウ 利用者支援事業
エ 子育て短期支援事業
オ 一時預かり事業
(組み合わせ)
  A B C D E
1 ア イ エ オ ウ
2 ア ウ オ イ エ
3 ウ イ ア エ オ
4 ウ イ エ ア オ →〇
5 ウ エ イ ア オ
正当:4


R5後期:子ども家庭福祉⑳

R5後期 子ども家庭福祉 問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5月中旬の月曜日に、放課後等デイサービスに勤めるK保育士は、Y君(6歳、男児)のランドセルや手提げ袋に、何日も洗濯をしないで汚れたままの給食袋や体操服が入っているのを見かけた。K保育士はこれまでもY君の荷物や身なりについて同様なことがあり気になっていた。今回の件で、不審に思ったK保育士はY君に汚れたままの給食袋や体操服が入っていることを尋ねると、Y君はあまり話したくない様子であった。しかし、しばらくするとY君は「週末はよく家にひとりでいることが多い」と答えた。
【設問】
次のうち、K保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 不衛生なので汚れた給食袋や体操服を廃棄する。 →×
  2. Y君の状況を放課後等デイサービスの管理者に報告し、他の職員と情報を共有する。 →〇
  3. 何日も洗濯していない給食袋や体操服があることについて、Y君を叱責する。 →×
  4. すぐにY君の保護者を呼び出し、給食袋や体操着を洗濯していないことを厳しく指導する。 →×

正当:3 × ○ × ×


R5後期:社会福祉①

R5後期 社会福祉 問1 次のうち、日本の社会福祉の基本的な考え方に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 社会福祉における自立支援は、障害者福祉の分野ばかりでなく、高齢者福祉、子ども家庭福祉の分野にも共通の理念と考えられている。 →〇
  2. 私たち人間の幸福追求について、国が福祉政策によって関与することはない。 →×
  3. 「日本国憲法」では、生存権を保障するため、最低限度の生活に関する基準を示している。 →×
  4. 社会福祉における相談援助は、福祉サービスを必要とする人と社会資源を結びつける役割を果たす。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R5後期:社会福祉②

R5後期 社会福祉 問2 次のうち、社会福祉の歴史的な事柄に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ベヴァリッジ報告では、貧困を生みだす5つの要因に対して、新たな社会保障システムを打ち出した。 →〇
  2. 「新救貧法」(1834(天保5)年)では、窮民の援助は、最下層の労働者の生活以下にとどめ、働ける者には強制労働を課した。 →〇
  3. 「恤救規則」(1874(明治7)年)では、血縁や地縁などの無い窮民に対してのみ公的救済を行ったが、救済の責任は、本来血縁や地縁などの人民相互の情誼によって行うべきであるとした。 →〇
  4. 「救護法」(1929(昭和4)年)では、保護の対象を 13 歳以下の幼者のみと規定した。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ×


R5後期:社会福祉③

R5後期 社会福祉 問3 次のうち、子育て支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「保育所保育指針」には、保護者に対する子育て支援について示されている。 →〇
  2. 保護者に対する支援を行う際の留意点の一つとして、子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密保持に留意することが挙げられる。 →〇
  3. 保育所において、日常の保育に関連した様々な機会を活用し子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図るように努めることとされている。 →〇
  4. 地域子ども・子育て支援事業の実施は、子ども及びその保護者の身近な場所において行うとされている。 →〇

正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:社会福祉④

R5後期 社会福祉 問4 次のうち、保護者支援・子育て支援に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子育ての相談にあたっては、保護者の話を頭から否定せずに、気持ちを受け止める姿勢を常に持つべきである。 →〇
  2. 不適切な養育等が疑われる家庭への支援では、保護者の子ども観や、子育て意識・方法などへの介入が必要となることがある。 →〇
  3. 家庭支援・子育て支援においては、親子と地域社会との関係を構築するという視点は、現状の地域社会における人間関係の希薄化現象を考えると、不要である。 →×
  4. 子育て環境の整備に関しては、出産を含む医療保障制度、各種手当、育児休業、保育所や幼稚園、認定こども園の整備など、家庭支援・子育て支援に関する制度環境の改善も重要である。 →〇

正当:2 ○ ○ × ○


R5後期:社会福祉⑤

R5後期 社会福祉 問5 次のうち、生活保護制度に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「生活保護法」では、保護の原則として、申請保護の原則、基準及び程度の原則、必要即応の原則、世帯単位の原則の4つを掲げている。 →〇
  2. 「生活保護法」第 11 条で定めている保護の種類は、生活扶助、教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の8つがある。 →〇
  3. 「生活保護法」による保護施設は、救護施設、更生施設、医療保護施設の3つである。 →×
  4. 令和4年版の「厚生労働白書」によると、生活保護制度の被保護者数は、1995(平成7)年を底に増加し、2015(平成 27)年3月に過去最高を記録し、以降減少に転じたと示されている。 →〇

正当:1 ○ ○ × ○


R5後期:社会福祉⑥

R5後期 社会福祉 問6 次のうち、「社会福祉法」における施設の種別と事業の組み合わせとして、不適切なものを一つ選びなさい。
  <施設>              <事業>  
1 児童自立支援施設 ――――――― 第一種社会福祉事業 →〇
2 特別養護老人ホーム ―――――― 第一種社会福祉事業 →〇
3 授産施設 ――――――――――― 第二種社会福祉事業
4 視聴覚障害者情報提供施設 ――― 第二種社会福祉事業 →〇
5 地域活動支援センター ――――― 第二種社会福祉事業 →〇
正当:3


R5後期:社会福祉⑦

R5後期 社会福祉 問7 次のうち、社会福祉施設の職員について、国が定めているそれぞれの配置基準に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 障害者支援施設の職員配置基準に、生活支援員が含まれている。 →〇
  2. 母子生活支援施設の職員配置基準に、少年を指導する職員が含まれている。 →〇
  3. 補装具製作施設の職員配置基準に、訓練指導員が含まれている。 →〇
  4. 養護老人ホームの職員配置基準に、生活相談員が含まれている。 →〇

正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:社会福祉⑧

R5後期 社会福祉 問8 次のうち、社会保険に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 国民年金は、原則として日本国内に住所を有する 18 歳以上 65 歳未満の者が被保険者となる年金制度である。 →×
  2. 雇用保険は、雇用に関する総合的機能を有する保険制度であり、失業等給付、育児休業給付、雇用保険二事業(雇用安定事業及び能力開発事業)から成り立っている。 →〇
  3. 国民健康保険及び健康保険には、保険給付として、高額療養費制度がある。 →〇
  4. 介護保険の被保険者は、第一号被保険者と第二号被保険者と第三号被保険者の3つに大別されている。 →×

正当:4 × ○ ○ ×


R5後期:社会福祉⑨

R5後期 社会福祉 問9 次のうち、相談援助の展開過程の中の「インテーク」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. インテークでは、相談者から発せられた非言語的表現に左右されることなく、相談者の発言から困っていることを明らかにする。 →×
  2. インテークでは、信頼関係を形成するためにも、話しやすい雰囲気や環境を整える。 →〇
  3. インテークで支援者は、相談者にどのような支援ができるのかを伝える。 →〇

正当:4 × ○ ○


R5後期:社会福祉⑩

R5後期 社会福祉 問 10 次のうち、バイステック(Biestek, F.P.)の7原則の説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 利用者を個人として捉える。 →〇
B 利用者を一方的に非難しない。 →〇
C 援助者は自分の感情を自覚して吟味する。 →〇
D 秘密を保持して信頼感を醸成する。 →〇
正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:社会福祉⑪

R5後期 社会福祉 問 11 次のうち、相談援助の方法・技術等に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ケアマネジメントとは、利用者に対して、効果的・効率的なサービスや社会資源を組み合わせて計画を策定し、それらを利用者に紹介や仲介するとともに、サービスを提供する機関などと調整を行い、さらにそれらのサービスが有効に機能しているかを継続的に評価する等の一連のプロセス及びシステムである。 →〇
  2. ソーシャルアクションとは、関係機関、専門職、住民と問題の解決に向けて、情報交換、学習、地域活動を通して相互の役割や違いを認め、既存の制度や組織の制約を超えて、多様的かつ多元的な価値観や関係性をつくりあげていくことをいう。 →×
  3. ネットワーキングとは、行政や議会などに個人や集団、地域住民の福祉ニーズに適合するような社会福祉制度やサービスの改善、整備、創造を促す方法である。 →×

正当:2 ○ × ×


R5後期:社会福祉⑫

R5後期 社会福祉 問 12 次のうち、ソーシャルワークの社会資源についての説明として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 社会資源とは、利用者等の問題解決やニーズを満たすために用いる、人的資源・物的資源・制度等の総称をいう。 →〇
  2. フォーマルな社会資源には、家族、親戚、知人、近隣住民、ボランティアがある。 →×
  3. インフォーマルな社会資源には、行政や社会福祉法人によって提供されるサービスがある。 →×

正当:3 ○ × ×


R5後期:社会福祉⑬

R5後期 社会福祉 問 13 次のうち、福祉サービスの第三者評価事業に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 第三者評価事業を受審することで、他の事業所や施設などとの優劣を示すことが目的である。 →×
  2. 福祉サービスの第三者評価事業の普及促進については、「福祉サービス第三者評価事業に関する指針」において市町村社会福祉協議会の義務であることが規定されている。 →×
  3. 福祉サービスの第三者評価事業を行う評価機関は、都道府県推進組織における第三者評価機関認証委員会から認証を受ける必要がある。 →〇
  4. 福祉サービス第三者評価機関認証ガイドラインの策定・更新は、厚生労働大臣が実施する。 →×

正当:5 × × ○ ×


R5後期:社会福祉⑭

R5後期 社会福祉 問 14 次のうち、成年後見制度に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 成年後見制度は、「社会福祉法」を根拠として 2000(平成 12)年4月から施行された制度である。 →×
  2. 任意後見契約は、本人の判断能力が不十分になった場合に家族などの申し立てにより、家庭裁判所によって選任された後見人を決定、開始するもので、本人の判断能力の程度に応じて「補助人、保佐人、後見人」の3類型がある。 →×
  3. 法定後見制度は、利用契約制度のもとで自己決定など判断能力が不十分な高齢者や意思決定が難しい知的障害者及び精神障害者などの自己決定権を法的に保障する制度である。 →〇

正当:5 × × ○


R5後期:社会福祉⑮

R5後期 社会福祉 問 15 次のうち、福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 地域福祉権利擁護事業として開始され、2020(令和2)年度より日常生活自立支援事業に名称が変更された。 →×
  2. 認知症高齢者、精神障害者のうち判断能力が不十分な者を対象としており、知的障害者は対象外とされている。 →×
  3. 福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)は、国庫補助事業として実施されている。 →〇
  4. 住民の立場に立って相談に応じ、必要な支援を行う民生委員が実施主体とされている。 →×

正当:4 × × ○ ×


R5後期:社会福祉⑯

R5後期 社会福祉 問 16 次のうち、福祉サービスにおける苦情解決に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 運営適正化委員会は、福祉サービス利用援助事業の適正な運営を確保するとともに、福祉サービスに関する利用者等からの苦情を適切に解決するために設置するものである。 →〇
  2. 苦情解決体制として、「社会福祉事業の経営者による福祉サービスに関する苦情解決の仕組みの指針について」(厚生労働省)では、苦情解決責任者及び苦情受付担当者、並びに第三者委員を示している。 →〇
  3. 苦情解決に関するサービス事業者の自主的努力で解決が困難な場合は、市町村社会福祉協議会に設置された「運営適正化委員会」が苦情解決のためのあっせんや改善指導を行う。 →×
  4. 運営適正化委員会は、人格が高潔であって、社会福祉に関する識見を有し、かつ、社会福祉、法律又は医療に関し学識経験を有する者で構成される。 →〇

正当:3 ○ ○ × ○


R5後期:社会福祉⑰

R5後期 社会福祉 問 17 次のA~Dは、子ども・子育て支援に関する施策である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「次世代育成支援対策推進法」が制定され、従業員の仕事と子育ての両立を図るために、事業主による行動計画の策定等が盛り込まれた。
  2. 第3次「少子化社会対策大綱」が決定され、男性の育児休業取得率 13%等の数値目標が定められた。
  3. 「重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画について」(新エンゼルプラン)が策定され、計画の内容として母子保健等の整備なども加えられた。
  4. 「子ども・子育てビジョン」が閣議決定され、父子家庭への児童扶養手当の支給等が具体的な施策として位置づけられた。

(組み合わせ)
1 A→B→C→D
2 C→A→D→B →〇
3 C→D→B→A
4 D→A→B→C
5 D→C→A→B
正当:2


R5後期:社会福祉⑱

R5後期 社会福祉 問 18 次の文は、「社会福祉法」第4条に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  • 地域福祉の推進は、地域住民が相互に人格と個性を尊重し合いながら、参加し、( A  →〇イ 共生)する地域社会の実現を目指して行うこと。
  • 地域住民等は、地域福祉の推進に当たっては、福祉サービスを必要とする地域住民及びその世帯が抱える福祉、介護、介護予防、保健医療、住まい、就労及び教育に関する課題、福祉サービスを必要とする地域住民の地域社会からの( B  →〇オ 孤立)等の課題を把握すること。
  • 地域住民等は、地域福祉の推進に当たっては、( C  →〇カ 地域生活)課題の解決に資する支援を行う関係機関との連携等によりその解決を図るよう留意すること。

【語群】
ア 包摂  イ 共生  ウ 相談支援  エ 排除  オ 孤立  カ 地域生活
(組み合わせ)
A B C
1 ア エ ウ
2 ア エ オ
3 ア オ ウ
4 イ ウ カ
5 イ オ カ →〇
正当:5


R5後期:社会福祉⑲

R5後期 社会福祉 問 19 次のうち、「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」(令和4年9月9日 厚生労働省)における 2021(令和3)年の状況に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童のいる世帯のうち、核家族世帯は8割以上を占めている。 →〇
  2. 児童のいる世帯は、全世帯の3割未満である。 →〇
  3. 平均世帯人員は、3人未満である。 →〇
  4. 65 歳以上の者のいる世帯では、夫婦のみの世帯よりも、三世代世帯が多い。 →×

正当:1 ○ ○ ○ ×


R5後期:社会福祉⑳

R5後期 社会福祉 問 20 次のうち、多様化する地域生活課題に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(文部科学省)によると、令和3年度における小学生・中学生の不登校児童生徒数は約 25 万人であり、平成 24 年度から令和3年度にかけて、9年連続で増加している。 →〇
  2. 「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン」では、ひきこもりについて、様々な要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には1年以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態と定義している。 →×
  3. 「令和3年中における自殺の状況」(厚生労働省自殺対策推進室)によると、令和3年における自殺者数は約2万人であった。このうち女性の自殺者数は約7千人であり、令和2年から2年連続で増加している。 →〇
  4. ヤングケアラーの行っているケアの内容として、家族に代わり、幼いきょうだいの世話をすることについては含まれていない。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 B C
4 B D
5 C D
正当:2


R5後期:保育の心理学①

R5後期 保育の心理学 問1 次のうち、ヒトの発達初期に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 馴化とは、乳児が信頼できる大人の表情を見て自らの行動に適用することをいう。 →×
  2. 子どもは養育者から養育行動を引き出すための様々な特徴をもっているが、幼児図式もその一つである。
  3. 乳幼児期における養育者との関係は、その後の心身の健康や発達に影響を及ぼす。 →〇
  4. 養育者からの呼びかけに対して、乳児がリズミカルに体を動かし、またそれに養育者が応答するエントレインメントは、乳児期における養育者と子どもの関係づくりに貢献する。 →〇

正当:3 × ○ ○ ○


R5後期:保育の心理学②

R5後期 保育の心理学 問2 次のうち、発達理論に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ジェンセン(Jensen, A.R.)は、人は経験によって変化しうるとし、行動主義の創始者となった。 →×
  2. ワトソン(Watson, J.B.)は、自分で自分の心の働きを振り返る、省察や内観をもとにした心理学研究の分野を確立した。 →×
  3. バンデューラ(Bandura, A.)は、条件づけをもとにした学習理論を社会的学習理論へと発展させ、人の行動を観察し、その人に罰や報酬が与えられるのを見たりすることによって、行動が変容することを実験によって明らかにした。 →〇
  4. ゴールトン(Galton, F.)は、個人差の大部分が遺伝によるものであるとし、遺伝的に優れた人同士が数世代にわたって子孫を残すことで、人類は高い才能をつくり出しうると考えた。 →〇

正当:5 × × ○ ○