R5後期:保育の心理学③

R5後期 保育の心理学 問3 次のうち、発達を捉える方法に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 観察対象がありのままに生活や遊びをしている状況で観察を行う方法を、自然観察法という。 →〇
  2. 条件や状況を操作・統制して観察を行う方法を、実験的観察法という。 →〇
  3. 発達変化を捉えるために、同一の対象者を長期間にわたって調べる方法を、横断的方法という。 →×
  4. 調査したい事柄や目標はあるものの、具体的な質問は「○○について」というきっかけの質問に始まり、対象者の自由な語りを引き出すような面接を、非構造化面接という。 →〇

正当:1 ○ ○ × ○


R5後期:保育の心理学④

R5後期 保育の心理学 問4 次のうち、自己の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ホフマン(Hoffman, M.L.)によれば、1歳頃までは自他の区別が未分化であり、他児が転んで泣くのを見て、自分も泣きそうになるなど、他者に起こったことが自分自身に起こったことのように振る舞う。 →〇
  2. 幼児期後半に社会的比較が可能になることにより、幼児期から学童期にかけて自己評価が否定的になり、自尊感情が低下する。 →×
  3. 乳児期前半に自分の手を目の前にかざし、その手をじっと見つめるというショーイングと呼ばれる行動がみられる。 →×
  4. 客体的自己の理解は、鏡に映った自分の姿を理解できるかという課題を用いて調べることができる。 →〇

正当:3 ○ × × ○


R5後期:保育の心理学⑤

R5後期 保育の心理学 問5 次のA~Eは、「遠城寺式・乳幼児分析的発達検査(九州大学小児科改訂新装版)」の課題のうち「移動運動」の項目を抽出したものである。発達過程の中で出現する順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 足を交互に出して階段をあがる
B 走る
C 片足で2~3秒立つ
D ボールを前にける
E 幅とび(両足をそろえて前にとぶ)
(組み合わせ)
1 B→D→A→C→E →〇
2 B→D→A→E→C
3 B→D→C→E→A
4 D→B→A→C→E
5 D→B→C→E→A
正当:1


R5後期:保育の心理学⑥

R5後期 保育の心理学 問6 次のうち、認知の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 延滞模倣とは、自分の外部にある物理的対象である物に働きかけ、その結果として生じる感覚を楽しみ、それを再現しようとして繰り返すような行動をいう。 →×
  2. 最初期に出現する指さしは、他者から問われたことに指さしで応じる「応答の指さし」である。 →×
  3. ヒトは、生後間もない頃は母語にない音を区別できるが、生後6か月頃から、次第に母語にない音を区別できなくなる。例えば、日本語母語話者の場合、1歳頃には「L」と「R」の音の区別ができなくなる。 →〇
  4. 脱中心化によって、複数の視点で物事を捉えることができるようになると、保存課題に正答できるようになる。 →〇

正当:4 × × ○ ○


R5後期:保育の心理学⑦

R5後期 保育の心理学 問7 次のA~Cの記述に該当する語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「ワンワン」という言葉を聞いて、目の前に「イヌ」がいなくても、頭の中に「イヌ」をイメージできる。 →〇象徴機能
  2. 子どもが生得的にもつ能力を引き出すように、環境からの刺激を養育者が調整することによって、子どもは言葉を獲得する、と考えた。 →〇ブルーナー(Bruner, J.S.)
  3. しりとりができるためには、示された言葉から正しく語尾音を抽出する能力と、定められた音を語頭音としてもつ単語を心的辞書から検索する能力が必要である。 →〇音韻意識

(組み合わせ)
ABC
1 感覚機能 ブルーナー(Bruner, J.S.) 音韻意識
2 感覚機能 ピアジェ(Piaget, J.) 普遍文法
3 象徴機能 ブルーナー(Bruner, J.S.) 音韻意識 →〇
4 象徴機能 ピアジェ(Piaget, J.) 音韻意識
5 象徴機能 ピアジェ(Piaget, J.) 普遍文法
正当:3


R5後期:保育の心理学⑧

R5後期 保育の心理学 問8 次の文は、幼児の学びの過程に関する記述である。A~Dに関する用語を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 病院で、注射の痛みで泣く経験をした子どもが、医者が着ている白衣に似たものを見ただけで泣き出す。 →〇ア 古典的条件づけ
  2. 新入園児が、その保育所やクラスの行動様式を徐々に学び、身につけ、クラスに溶け込み、クラスの一員となっていく。 →〇ウ 正統的周辺参加
  3. 保育者の手伝いをして褒められた子どもが、次からは、褒めてもらうために手伝いをしたがる。 →〇イ 外発的動機づけ
  4. 子どもが「昨日は家族で公園に行った」など、過去の自分の経験について話をする。 →〇カ エピソード記憶

【語群】
ア 古典的条件づけ  イ 外発的動機づけ  ウ 正統的周辺参加  エ 手続き的記憶
オ 内発的動機づけ  カ エピソード記憶  キ 認知的徒弟制   ク 観察学習
(組み合わせ)
A B C D
1 ア ウ イ カ →〇
2 ア ウ オ エ
3 ア キ イ カ
4 ク キ イ エ
5 ク キ オ エ
正当:1


R5後期:保育の心理学⑨

R5後期 保育の心理学 問9 次の文は、発達と教育に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
教育と心的機能の発達の相互作用に関する理論の中で( A  →〇イ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.))は、子どもが自力で課題を解決できる限界である( B  →〇エ 現時点での発達)水準と、大人の援助や指導を受けることによって解決が可能となる( C  →〇オ 潜在的な発達)可能水準があるとした。この二つの水準の間の領域を( D  →〇カ 発達の最近接領域)と呼んだ。教育的働きかけは、この範囲に対してなされなければ子どもの発達に貢献できないし、また、教育は( D )をつくり出すように配慮しなければならない。
【語群】
ア 固有の知識領域 イ ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)
ウ ボウルビィ(Bowlby, J.) エ 現時点での発達
オ 潜在的な発達 カ 発達の最近接領域
(組み合わせ)
A B C D
1 イ エ オ ア
2 イ エ オ カ →〇
3 イ オ エ カ
4 ウ エ オ カ
5 ウ オ エ ア
正当:2


R5後期:保育の心理学⑩

R5後期 保育の心理学 問 10 次のうち、青年期に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. エインズワース(Ainsworth, M.D.S.)によると、青年期の発達課題は自律性の獲得である。 →×
  2. 青年期の始まりは第二次性徴が現れることで特徴づけられ、この時期は、ピアジェ(Piaget, J.)のいう形式的操作期から抽象的操作期への移行の時期である。 →×
  3. マーシア(Marcia, J.E.)のアイデンティティ・ステイタスによると、親や年長者などの価値観を吟味することなく無批判に自分のものとして受け入れている状態を早期完了という。 →〇
  4. 青年期後期の特徴として、ある領域に特化した知識やスキルを精力的に習得し、新しいものの見方や考え方、技能を習得していく「熟達化」があげられる。 →〇

正当:5 × × ○ ○


R5後期:保育の心理学⑪

R5後期 保育の心理学 問 11 次のうち、高齢期に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コンボイモデルによると、高齢者の社会生活における人間関係は、補充や修正を行うことができず減少していくとされている。 →×
  2. バルテス(Baltes, P.B.)によると、高齢期は決して何かを失うばかりではなく、喪失することでったものの重要さを実感し、状況へ適応することを模索しながら、新たなものを得ようとまた挑戦していく過程であるとされている。 →〇
  3. エリクソン(Erikson, E.H.)は、高齢期は人格を完成させることが発達課題であり、これまでの自分の人生に意義と価値を見出すことができることを「自我の統合」とした。 →〇
  4. キャッテル(Cattell, R.B.)らによると、知能には、結晶性知能と流動性知能があり、経験と強く関係する結晶性知能は生涯にわたって伸び続ける。

正当:4 × ○ ○ ○


R5後期:保育の心理学⑫

R5後期 保育の心理学 問 12 次の文は、子どもの生活環境を捉える考え方の特徴を示したものである。この考え方を提唱した人物として正しいものを一つ選びなさい。

  • 子どもが所属し、多様な経験をする場として家庭、保育所、地域などがあるとした。
  • きょうだいの誕生や就学など、人生の出来事が影響を及ぼすとした。
  • しつけとして重視する内容は各家庭で異なっても、文化として共通する面もあるとした。
  • 人間を取り巻く環境を入れ子構造として捉えた。

1 コールバーグ(Kohlberg, L.)
2 フェスティンガー(Festinger, L.)
3 ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.) →〇
4 バルテス(Baltes, P.B.)
5 ブルーナー(Bruner, J.S.)
正当:3


R5後期:保育の心理学⑬

R5後期 保育の心理学 問 13 次のうち、親になることに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 親になることによる変化は、母親だけに生じるわけではなく、父親でも子育てをすることで親としての自覚、人間としての成熟、ストレスを感じることがみられる。 →〇
  2. エリクソン(Erikson, E.H.)によれば、成人後期の「親密性 対 孤立」は、私的な親子関係を超えて、次の世代やより広い社会へと広がり、成熟していく。 →×
  3. 養護性(ナーチュランス)とは、対人関係能力の一つとして、人との関わりの中で獲得され、大人になっても、子どもとの関わりの中で親自身の発達としてさらに発展する。 →〇
  4. 養護性(ナーチュランス)とは、「相手の健全な発達を促進するために用いられる共感性と技能」として捉えられる。 →〇

正当:2 ○ × ○ ○


R5後期:保育の心理学⑭

R5後期 保育の心理学 問 14 次のうち、子どもの貧困に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生存に必要な食料や衣服、衛生、住居など、人間としての最低限の生存条件を欠くような貧困を相対的貧困という。 →×
  2. 子どもの相対的貧困は、学習環境や、塾などの学校外での学習の機会を奪い、それらが複雑に絡みあって、学業達成に影響を及ぼす。 →〇
  3. 「2019 年国民生活基礎調査」によれば、子どものいるひとり親世帯の約半数が相対的貧困の状態にある。そのため子どもが進学を諦めて就職したり、親が多くの仕事をかけもちしたりしなければならない状況が考えられる。 →〇

正当:4 × ○ ○


R5後期:保育の心理学⑮

R5後期 保育の心理学 問 15 次のうち、中年期の危機に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 先端技術や情報化社会の急激な進展、終身雇用制や年功序列制の揺らぎ・崩壊など、職場環境の急激な変化は、職業人に、様々なストレスと職場不適応をもたらしている。 →〇
  2. 子育てが一段落する中年期に至って、これまで親密な関係性を育ててこなかった夫婦は、夫婦共通の目標を失う。長い結婚生活を経た中高年の離婚は「熟年離婚」といわれる。 →〇
  3. 親子関係においては、親は、子どもの自立にともなう親役割の喪失感、すなわち「心理的離乳」とよばれる不安定感が存在する。 →×
  4. 中年期の危機を契機として、これまでの生き方の見直しや、将来の生き方への模索をすることによって、自分の生活や働き方の修正が行われるプロセスは、「アイデンティティの拡散」と捉えられる。 →×

正当:1 ○ ○ × ×


R5後期:保育の心理学⑯

R5後期 保育の心理学 問 16 次のうち、低出生体重児に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 出生体重が 1,500 グラム未満の児を低出生体重児と呼び、その中でも、1,000 グラム未満の児を極低出生体重児、700 グラム未満の児を超低出生体重児と呼ぶ。 →×
  2. 出産後に母親の胸元で乳児と肌を触れ合わせるレスパイトケアは、子どもの発達、母子相互作用、愛着形成の促進などの効果が指摘されている。 →×
  3. 超低出生体重児は予定日よりも3~4か月も早く生まれ、医療ケアのため長期の入院を余儀なくされる。その間、母子分離の状態におかれるため、母子の愛着形成不全が生じる危険性がある。 →〇
  4. 低出生体重児の母親は、小さく産んだ自責の念や、罪悪感、子どもの状態や治療に不安や緊張などのネガティブな気持ちをもって子育てに向かうことがある。 →〇

正当:5 × × ○ ○


R5後期:保育の心理学⑰

R5後期 保育の心理学 問 17 次のうち、子どもの心の健康に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 選択性緘黙とは、DSM-5 によれば、他の状況で話しているにもかかわらず、話すことが期待されている特定の社会的状況(例:学校)において、話すことが一貫してできない症状をいう。 →〇
  2. 起立性調節障害は、起立に伴う循環動態の変化に対応できず、低血圧や頻脈を起こし、症状が強いと失神することがある。小学校入学前頃に発症し、1年以上持続する。 →×
  3. 自閉スペクトラム症については、心の理論説、実行機能説、中枢性統合説などによって説明されてきたが、どれか一つの理論のみで説明することは難しいとされている。 →〇
  4. 限局性学習症は、勉強ができない子ども一般をさすものであり、子どもの読み書きや計算における二つ以上の能力の低さを必ず併発するものである。 →×

正当:2 ○ × ○ ×


R5後期:保育の心理学⑱

R5後期 保育の心理学 問 18 次のうち、児童虐待に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 虐待が疑わしい段階では通告義務はないが、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した者は、速やかに都道府県、市町村の福祉事務所や児童相談所に通告しなければならない。 →×
  2. 2019(令和元)年公布、2020(令和2)年施行の「児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)」の改正では、親権者による体罰の禁止、児童虐待の再発防止を目的とした医学的または心理学的知見に基づく保護者の指導などを定めた。 →〇
  3. 「令和2年度福祉行政報告例」によると、児童虐待相談における主な虐待者は「実母」が最も多く、次いで「実父」が多い。 →〇
  4. 不適切な養育を表すマルトリートメントは、過保護や過干渉、年齢不相応な厳しい教育など、子どもの健全な成長を阻害するような養育態度や環境を広く含むものである。 →〇

正当:4 × ○ ○ ○


R5後期:保育の心理学⑲

R5後期 保育の心理学 問 19 次の文は、保育場面でみられる幼児の行動についての記述である。A~Dの行動の基盤となる社会的発達に関する用語を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 泣いている他児に近づき、その子の頭をなでながら自分のハンカチを差し出す。 →〇ア 向社会的行動
  2. 10 か月児が、はじめての場所でどのように行動してよいかわからないので保育士の表情を見る。 →〇オ 社会的参照
  3. お店屋さんごっこで、それぞれがレジ係と客になり、やりとりをしている。 →〇ウ 役割取得
  4. グループ対抗の大縄跳び競争に勝とうと、グループでの練習に欠かさず参加している。 →〇ク 帰属意識

【語群】
ア 向社会的行動  イ 道徳判断  ウ 役割取得  エ 安全基地
オ 社会的参照   カ 模倣    キ 対人葛藤  ク 帰属意識
(組み合わせ)
A B C D
1 ア エ ウ キ
2 ア オ ウ ク →〇
3 イ エ ウ ク
4 イ エ カ キ
5 イ オ カ ク
正当:2


R5後期:保育の心理学⑳

R5後期 保育の心理学 問 20 次のうち、「保育所保育指針解説」(厚生労働省)における就学に向けた移行期に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 就学時期の子どもの心理的不安を軽減させる目的で、長時間の着席や文字や数を習得するなど小学校教育の先取りをすることは有効である。 →×
  2. 卒園を迎える年度の子どもが、小学校の活動に参加するなどの交流活動を行うことは、就学に向けて自信や期待を高め、極端な不安を感じないようにする効果がある。 →〇
  3. 保育所児童保育要録は、小学校における基礎学力の資料として、一人一人の子どもが育ってきた過程を振り返り、指導の経過をまとめたものである。 →×

正当:3 × ○ ×


R5後期:子どもの保健①

R5後期 子どもの保健 問1 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。 →〇
  2. 一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。 →〇
  3. 一人一人の子どもの発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながらも、食事は全員一斉に取るように設定する。 →×
  4. 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。 →〇
  5. 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。 →〇

正当:3


R5後期:子どもの保健②

R5後期 子どもの保健 問2 次のうち、原始反射にあてはまらないものを一つ選びなさい。
1 吸てつ反射 →〇
2 膝蓋伳反射 →×
3 把握反射 →〇
4 緊張性頸反射 →〇
5 モロー反射 →〇
正当:2


R5後期:子どもの保健③

R5後期 子どもの保健 問3 次のうち、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新生児の体において、細胞内液と細胞外液から成る体液の割合は約 80%である。 →〇
  2. 乳児は、出生後に血中性ホルモン濃度が増加する。 →×
  3. 膵臓のランゲルハンス島には a 細胞と b 細胞等があり、血糖値を調節するインスリンを分泌するのは b 細胞である。 →〇
  4. 体温を測る場合、腋窩温は口腔温より約1℃高い。 →×

正当:2 ○ × ○ ×


R5後期:子どもの保健④

R5後期 子どもの保健 問4 次のうち、小児の生理機能の発達に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 嚥下機能は、生後ほ乳をすることによって開始される。 →×
  2. 胎児期の血液の流れ、すなわち胎児循環との違いとして、生後の血液の循環には、肺循環がある。 →〇
  3. 乳歯は生後石灰化が始まり、前歯は生後6~8か月頃に生え始める。 →×
  4. 脳の機能は、胎児期から既に発達しており、出生時にはほぼ成熟している。 →×
  5. 乳児では膀胱に尿が溜まると、その刺激が脳で感知され、脳細胞の指令で排尿がおこる。 →×

正当:2


R5後期:子どもの保健⑤

R5後期 子どもの保健 問5 次の【Ⅰ群】の発疹の種類と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 紅斑
B 苔癬(たいせん)化
C びらん
D 丘疹
E 痂皮
【Ⅱ群】
ア 皮膚表面より小さく盛り上がったブツブツで、風疹などでみられる。 →〇D 丘疹
イ 膿や血液が乾燥して固まったもので、伝染性膿痂疹などでみられる。 →〇
E 痂皮

ウ 皮膚の毛細血管が拡張して赤色になっており、りんご病などでみられる。 →〇A 紅斑
エ 皮膚組織が剥がれたり、破れてじめじめしており、ブドウ球菌の皮膚炎などでみられる。 →〇C びらん
オ 湿疹が慢性化して表皮の肥厚が強まり皮膚表面がかさかさした状態になる。 →〇B 苔癬(たいせん)化
(組み合わせ)
  A B C D E
1 ア エ ウ イ オ
2 ア オ イ ウ エ
3 ア オ ウ イ エ
4 ウ エ イ ア オ
5 ウ オ エ ア イ →〇
正当:5


R5後期:子どもの保健⑥

R5後期 子どもの保健 問6 次の文は、頭囲の計測法についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
乳幼児期は脳神経系の発育が急速に進む時期である。乳児では( A  →〇大泉門)の観察も行う。2歳未満の乳幼児はあおむけに寝かせ、2歳以上の幼児は座位または立位で計測する。計測者は一方の手で巻き尺の0点を持ち、他方の手で( B  →〇後頭結節 )を確認して、そこに巻き尺をあてながら前に回す。( C  →〇眉と眉の間)に巻き尺を合わせてその周径を1( D  →〇mm )単位まで読む。
(組み合わせ)
AB C D
1 大泉門 両耳 眉と眉の間 cm
2 大泉門 後頭結節 眉と眉の間 mm →〇
3 小泉門 両耳 前額の突出部 mm
4 大泉門 後頭結節 前額の突出部 cm
5 小泉門 後頭結節 前額の突出部 cm
正当:2


R5後期:子どもの保健⑦

R5後期 子どもの保健 問7 次のうち、感染症に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、ムンプスウイルスが原因病原体であり、耳下腺の腫脹、痛み、発熱が主な症状である。合併症はなく、軽症で治癒する。 →×
  2. ポリオは、ポリオ菌によって起こり、脊髄の神経細胞が障害を受けて運動麻痺を起こす。 →×
  3. 突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルス6型及び7型が原因で主に乳幼児にみられる。高熱が3~5日続き、解熱とともに全身に淡紅色の細かい発疹が出現する。 →〇
  4. 風疹は、風疹ウイルスによって起こり、症状は麻疹に似ているが重症化しやすい。 →×
  5. 結核は、主として結核菌が経口感染することによって起こる。 →×

正当:3


R5後期:子どもの保健⑧

R5後期 子どもの保健 問8 次のうち、「保育所保育指針解説」(厚生労働省)第3章「健康及び安全」1「子どもの健康支援」(3)「疾病等への対応」⑤「与薬に関する留意点」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所において保護者から預かった薬(座薬等を含む)を子どもに与える場合は、医師の診断及び指示による薬に限定する。 →〇
  2. 保護者に医師名、薬の種類、服用方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参させる。 →〇
  3. 保護者から預かった薬については、施錠できる場所に保管し管理を徹底する。 →〇
  4. 与薬をする際は、複数の保育士等で対象児を確認し、重複与薬や与薬量の確認、与薬忘れ等の誤りがないようにする。 →〇

正当:1 ○ ○ ○ ○


R5後期:子どもの保健⑨

R5後期 子どもの保健 問9 次のうち、生ワクチンに関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生ワクチンの接種回数は、すべて1回に限られる。 →×
  2. 液性免疫と細胞性免疫の両方が期待できる。 →〇
  3. 注射生ワクチンを接種した日から次の注射生ワクチン接種を行うまでの間隔は、27 日以上あける。 →〇
  4. 副反応は数人に一人の割合で起こるものから、きわめてまれなものまで、様々である。 →〇
  5. 妊婦に対しても接種することができる。 →×

(組み合わせ)
1 A B C
2 A B D
3 A D E
4 B C D →〇
5 B C E
正当:4


R5後期:子どもの保健⑩

R5後期 子どもの保健 問 10 次のうち、「保育所保育指針」で示された「午睡」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するよう努める。 →〇
  2. 在園時間が異なるなど、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差はあるが、午睡の時間は一律に取れるようにする。 →×
  3. 乳児については、一人一人の生活のリズムに応じて、安全な環境の下で十分に午睡をする。 →〇
  4. 1歳以上3歳未満児については、食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成されるようにする。 →〇

正当:2 ○ × ○ ○


R5後期:子どもの保健⑪

R5後期 子どもの保健 問 11 次のうち、保育所における消毒薬の使用に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. プールの水の消毒には、原則、塩素系の消毒剤を用いることと定められている。 →〇
  2. 嘔吐物の消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウムと亜塩素酸水は、同じ調整濃度で使用する。 →×
  3. アルコール消毒液は、引火性があるため空間噴霧は禁じられている。 →〇
  4. 床やドアノブを清掃する際、次亜塩素酸ナトリウムの希釈率は 0.02%である。 →〇
  5. 新型コロナウイルス感染症予防対策として、すぐに手洗いできない状況では、濃度 70%以上95%以下のエタノールを用いて手によくすりこむ。 →〇

正当:2 ○ × ○ ○ ○


R5後期:子どもの保健⑫

R5後期 子どもの保健 問 12 次の文は、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」4「災害への備え」(2)「災害発生時の対応体制及び避難への備え」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 火災や( A  →〇ア 地震)などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
  • 定期的に( B  →〇エ 避難訓練)を実施するなど、必要な対応を図ること。
  • 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との( C  →〇オ 密接な連携)に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。

【語群】
ア 地震     イ 豪雨       ウ 防災訓練  エ 避難訓練
オ 密接な連携  カ 適切な関係作り
(組み合わせ)
A B C
1 ア ウ オ
2 ア エ オ →〇
3 イ ウ カ
4 イ エ オ
5 イ エ カ
正当:2