R4前期:子どもの保健②

R4前期 子どもの保健 問2
 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」ア「生命の保持」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの生命を守り、子どもが快適に、そして健康で安全に過ごすことができるようにする。 →〇
  2. 子どもの生理的欲求が十分に満たされ、健康増進が積極的に図られるようにする。 →〇
  3. 一人一人の子どもの健康状態や発育及び発達状態を把握する。 →〇
  4. 子どもの生活や発達過程等にふさわしい生活リズムをつくるために、保育所での生活に合わせ、家庭での生活リズムを変えるよう指示することが大切である。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


R4前期:子どもの保健③

R4前期 子どもの保健 問3
 虐待は子どもの心身に深刻な影響を及ぼす。その影響についての記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 身体的影響には、成長ホルモンの抑制による成長不全を呈することもある。 →〇
  2. 知的発達面への影響には、養育者が子どもの知的発達に必要なやりとりを行わない、年齢や発達レベルにそぐわない過大な要求をするなどにより、知的発達を阻害してしまうことがある。 →〇
  3. 心理的影響として、対人関係の障害、低い自己評価、行動コントロールの問題などがある。 →〇

正答:1 ○ ○ ○


R4前期:子どもの保健④

R4前期 子どもの保健 問4
 次のうち、子どもの生理機能の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの年齢が低いほど、新陳代謝はおだやかであるので、脈拍数は多く体温は高めである。 →×
  2. 乳幼児は成人と比べ、体重あたりの必要水分量や不感蒸泄量が多いため、脱水になりやすい。 →〇
  3. 胎児循環には卵円孔や動脈管が存在するが、肺呼吸の開始とともに心臓・血管系の解剖学的変化が生じる。 →〇
  4. 乳児の呼吸は幼児に比べて深くゆっくりである。 →×
  5. 体温には日内変動があるが、乳幼児期では不鮮明で、年長児になって鮮明となってくる。 →〇

正答:4 × ○ ○ × ○


R4前期:子どもの保健⑤

R4前期 子どもの保健 問5
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」(厚生労働省)における子どもが登園を控えるべき状況として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 今朝の体温が 37.2℃でいつもより高めであるが、食欲があり機嫌も良い。 →×
  2. 昨夜の体温は 38.5℃で解熱剤を1回服用し、今朝の体温は 36.8℃で平熱である。 →〇
  3. 伝染性膿痂疹と診断され、掻き壊して浸出液が多くガーゼで覆いきれずにいる。 →〇
  4. 夜間は咳のために起き、ゼーゼーという音が聞こえていたが、今朝は動いても咳はない。 →×
  5. 昨日から嘔吐と下痢が数回あり、今朝は食欲がなく水分もあまり欲しがらない。 →〇

正答:3 × ○ ○ × ○


R4前期:子どもの保健⑥

R4前期 子どもの保健 問6
 次の【Ⅰ群】の感染症と、【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 水痘
B 溶連菌感染症
C 伝染性紅斑
D 風しん
E 咽頭結膜熱
【Ⅱ群】
ア 秋から春にかけて流行し、両頬に赤い発しんがみられ、手足にレース様の紅斑ができる。妊娠前半期に感染すると胎児に影響を及ぼす。 →〇C 伝染性紅斑
イ 軽い発熱とともに発しんが表れ、最初は小紅斑で、やがて丘疹となり水疱ができる。いろいろな状態の発しんが同時にみられる。痂皮になると感染性はないものと考えられる。 →〇A 水痘
ウ 急に 39℃の発熱があり、目の結膜が赤くなり目やにが出て、喉の痛みを訴える。年間を通じて発生するが、夏季に多い。 →〇E 咽頭結膜熱
エ 発熱があり、のどの痛みを訴える。手足、顔に発しんがみられ、舌がイチゴのように赤く腫れる。 →〇B 溶連菌感染症
オ 発熱があり、顔や首のまわりに発しんが表れ、頸部のリンパ節が腫れる。妊娠初期に感染すると胎児に影響を及ぼす。 →〇D 風しん
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア ウ オ エ イ
2 イ ウ オ ア エ
3 イ エ ア オ ウ →〇
4 ウ エ ア オ イ
5 オ エ ア イ ウ
正答:3


R4前期:子どもの保健⑦

R4前期 子どもの保健 問7
 次の文は、ノロウイルスに関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ノロウイルスは、熱や薬品への抵抗性が非常に強いことが予防を困難にしています。活性を失わせるためには、( A 85 )℃以上で 90 秒以上の加熱又は( B  次亜塩素酸ナトリウム)による消毒が有効です。( B )は、揮発性で、( C  塩素ガス)が発生するため、窓を開けて換気します。
(組み合わせ)
AB C
1 85 逆性石鹸 硝酸ガス
2 85 逆性石鹸 塩素ガス
3 85 次亜塩素酸ナトリウム 塩素ガス →〇
4 60 次亜塩素酸ナトリウム 硝酸ガス
5 60 次亜塩素酸ナトリウム 塩素ガス
正答:3


R4前期:子どもの保健⑧

R4前期 子どもの保健 問8
 次のうち、子どもの紫外線対策に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 毎晩その日の汚れを落とすように、日焼け止めも落とす。 →〇
  2. 日焼け止めは、二度塗りすることで終日効果が保たれる。 →×
  3. 子どもは新陳代謝が盛んなので、紫外線の影響は翌年には消える。 →×
  4. 日焼け止めの効果や特徴は、商品によって異なる。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4前期:子どもの保健

R4前期 子どもの保健 問9
 次のうち、子どもたちによく見られる水いぼ(伝染性軟属腫)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 病原体は伝染性軟属腫菌である。 →×
  2. 水を介して感染するので、プールは禁止とする。 →×
  3. 水いぼを左右から押すと、中央から白色の粥状の物質が排出され、この中に病原体が存在する。 →〇
  4. 自然経過で治癒することもある。 →〇

正答:4 × × ○ ○


R4前期:子どもの保健⑩

R4前期 子どもの保健 問 10
 次のうち、保育所での事故防止対策として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 十分な監視体制の確保ができない場合は、プール活動の中止も選択肢とする。 →〇
  2. 普段食べている食材は、窒息の心配はないので、安心して与えて良い。 →×
  3. 食物アレルギーの子ども用の代替食は、子どもの心情を配慮して、他児のものと見た目が変わらないように工夫する。 →×
  4. 食事介助をする際には、汁物などの水分を適切に与える。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4前期:子どもの保健⑪

R4前期 子どもの保健 問 11
 次のうち、幼児期の言語の問題に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 3歳時点での発話が、単語5~6語で、二語文の表出がみられない場合には、言語発達の遅れを疑う。 →〇
  2. 選択性緘黙は、言語能力が正常であるにもかかわらず、家庭、保育所等どのような場面でも話をしない。 →×
  3. 吃音は、大半は6歳までにみられる。 →〇
  4. 幼児期に吃音がある場合、成人になって言語能力が低い状態が続く。 →×
  5. 音声チック症では、わいせつな言葉や社会的に受け入れられない言葉を発することがある。 →〇

正答:3 ○ × ○ × ○


R4前期:子どもの保健⑫

R4前期 子どもの保健 問 12
 次のうち、子どもの身体症状として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 感染症とは考えられない咳が続いている場合、音声チック症の可能性を考慮すべきである。 →〇
  2. 行動障害としての抜毛症は、子どもが容姿を気にして恥ずかしいと思うようになることにより解消することが多い。 →×
  3. 夜尿への対処としては、夜間の排尿誘導が推奨される。 →×
  4. DSM-5では、吃音も神経発達症の一部と考えられている。 →〇
  5. 身体の痛みは、精神的な要因によっては起こりえない。 →×

正答:2 ○ × × ○ ×


R4前期:子どもの保健⑬

R4前期 子どもの保健 問 13
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳の男児。思い通りにならないとかんしゃくがひどく、他児とのトラブルを起こしがちで、言葉の遅れもありそうなことを心配した両親に連れられ、児童精神科を受診したところ、自閉スペクトラム症(ASD)と診断された。病院で施行された発達検査でIQは 95 で、結果には検査項目により大きな凸凹があったと説明された。
【設問】
次のうち、この男児に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. かんしゃくを起こさないように本人の思い通りにさせる。 →×
  2. IQが 95 と正常域にあるので、特別な配慮は必要ない。 →×
  3. かんしゃくに対しては本人に負けないような大きな声でその場で事情を説明する。 →×
  4. 一日のスケジュールがわかるような絵を描いて説明する。 →〇
  5. 友達とトラブルが多いので、仲良くするように指導する。 →×

正答:4 × × × ○ ×


R4前期:子どもの保健⑭

R4前期 子どもの保健 問 14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
5歳の女児。3歳までの保健所の乳幼児健診では、発育発達の問題を指摘されたことはない。3歳から保育所に入所し、これまで保育中の日常の生活や友人関係に問題はなかった。5歳になった頃から保育所の遊具や玩具を「汚い」と言い、遊具や玩具に誰かが触れていないかと保育士に繰り返し確認したり、頻繁に手を洗ったりするようになった。明らかに不安で落ち着かない様子となり、友人とも遊ばなくなった。
【設問】
次のうち、この女児に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 自閉スペクトラム症(ASD)を発症したと考えられる。 →×
  2. 保育室の玩具を新しい物に交換することが望ましい。 →×
  3. 手洗いや確認することは無意味であることを説明して、制止するように指導する。 →×

正答:5 × × ×


R4前期:子どもの保健⑮

R4前期 子どもの保健 問 15
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
2歳児のS君は、保育所に入所してから 40 日目だが、児童相談所からネグレクトを受けている可能性があり、観察を求められている。保育所でのS君は、笑顔が全くなく、時として機嫌が悪そうに泣くが、保育士がなだめようとしても、無視をするか、押し返すなどの拒否的行動をした。
【設問】
担当保育士による、S君に対する配慮として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親が迎えに来た時のS君と母親の行動、様子をよく観察する。 →〇
  2. まだ入所 40 日であり、場所見知り・人見知りが強い可能性が高いため、S君の行動は特に注意してモニターする必要はない。 →×
  3. S君に関する保育所での行動の特徴を、児童相談所にできるだけ早く報告する。 →〇
  4. できるだけ1人の保育士がS君の保育を行うように配慮する。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


R4前期:子どもの保健⑯

R4前期 子どもの保健 問 16
 次のうち、保育所等での衛生管理に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学校環境衛生基準によると教室の音は、窓を閉めている状態で等価騒音レベルが LAeq50dB 以下であることが望ましいとされている。目安としては「普通に会話できる」状態である。 →〇
  2. 糞便や嘔吐で汚れたぬいぐるみ、布類は、汚れを落とし、0.02%(200ppm)の次亜塩素酸ナトリウム液に十分に浸し、水洗いする。 →〇
  3. 蚊の発生予防対策として、水が溜まるような空き容器や植木鉢の皿、廃棄物等を撤去するなど、蚊の幼虫(ボウフラ)が生息する水場をなくすようにする。 →〇
  4. 保育室内のドアノブや手すりの消毒は、0.02%(200ppm)の次亜塩素酸ナトリウムか、濃度70%~ 80%の消毒用エタノールを状況に応じて使用する。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○


R4前期:子どもの保健⑰

R4前期 子どもの保健 問 17
 次のうち、保育所等における災害への備えに関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 施設の安全点検は、定期的に行う。 →〇
  2. 消防設備や火気使用設備は、消防署が行うため、保育所での点検は必要ない。 →×
  3. 施設の出入り口や廊下、非常階段等の近くには物を置かない。 →〇
  4. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)では、保育所に対し、特に消防計画の作成について述べていない。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 A D
4 B C
5 C D
正答:2


R4前期:子どもの保健⑱

R4前期 子どもの保健 問 18
 次のうち、心肺蘇生に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 胸骨圧迫 50 回に対して人工呼吸を2回行う。 →×
  2. 布団の上では行わない。 →〇
  3. 呼吸が回復した場合は、AED の電極パッドを外し、AED の電源を切る。 →×
  4. 小児用電極パッドがない時は、大人用電極パッドを、それが重ならないように使用する。 →〇

正答:4 × ○ × ○


R4前期:子どもの保健⑲

R4前期 子どもの保健 問 19
 2020(令和2)年1月に世界的な流行(パンデミック)が明らかとなった新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)感染症(COVID-19)について、厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症の”いま”についての 10 の知識(2020 年 10 月時点)」を示している。保育者が自らの感染防止について留意しなければならない事柄の記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 大人数や長時間におよぶ飲食は、短時間の食事に比べて、感染リスクが高まる。  →〇
  2. マスクなしに近距離で会話をすることは、感染リスクが高まる。 →〇
  3. 狭い空間での共同生活は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため、感染リスクが高まる。 →〇
  4. 仕事での休憩時間に入った時など、居場所が切り替わると、感染リスクが高まることがある。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○


R4前期:子どもの保健⑳

R4前期 子どもの保健 問 20
 次のうち、慢性疾患のある子どもや医療的ケアを必要とする子どもを保育所等で受け入れる場合の、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 心臓の働きを強めたり、血圧を上げたり、気管・気管支など気管を拡張する作用のある「エピペン®」は保育所では使用してはならない。 →×
  2. 保育所等において医療的ケア児の受け入れが推進されているが、医療的ケア児には歩ける子どもも重症心身障害児も含まれており、個別的配慮が必要である。 →〇
  3. 車いすで過ごす子どもが入所した時に段差解消スロープを設置することは、合理的配慮の一つである。 →〇
  4. 慢性疾患の子どもの薬を預かる時は、保護者に医師名、薬の種類、服用方法等を具体的に記載した与薬依頼票を持参させる。 →〇
  5. 認定特定行為業務従事者である保育士等が医療的ケアを行う場合には、事前に保護者に具体的な内容や留意点、準備すべきこと等について確認し、主治医には事後に報告する。 →×

(組み合わせ)
1 A B C
2 A C E
3 A D E
4 B C D →〇
5 B C E
正答:4


R4前期:子どもの食と栄養①

R4前期 子どもの食と栄養 問1
 次のうち、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)における「乳幼児の栄養方法や食事に関する状況」(回答者:0~2歳児の保護者)に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 離乳食の開始時期は、「4か月」と回答した者の割合が最も高かった。 →×
  2. 授乳期の栄養方法は 10 年前に比べ、母乳栄養の割合が増加し、生後1か月では 50%を超えていた。 →〇
  3. 妊娠中に「母乳で育てたい」と思った者の割合は 90%を超えていた。 →〇
  4. 授乳について困ったこと(総数)では、「母乳が足りているかどうかわからない」と回答した者の割合が最も高かった。 →〇
  5. 離乳食について、約 75%の保護者が何らかの困りごとを抱えていた。 →〇

正答:1


R4前期:子どもの食と栄養②

R4前期 子どもの食と栄養 問2
 次のうち、ミネラルに関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. マグネシウムの過剰症として、下痢があげられる。 →〇
  2. カリウムは、浸透圧の調節に関わり、野菜類に多く含まれる。 →〇
  3. ナトリウムの欠乏症として、胃がんがあげられる。 →×
  4. カルシウムは、骨ごと食べられる小魚に多く含まれる。 →〇
  5. 鉄の過剰症として、貧血があげられる。 →×

正答:2 ○ ○ × ○ ×


R4前期:子どもの食と栄養③

R4前期 子どもの食と栄養 問3
 次のうち、脂質に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 脂質を構成する脂肪酸は、窒素を含む。 →×
  2. エネルギー源として利用され、1g あたり9kcal を供給する。 →〇
  3. 魚油に多く含まれる多価不飽和脂肪酸は、動脈硬化と血栓を防ぐ作用がある。 →〇
  4. リノール酸は、飽和脂肪酸である。 →×

正答:4 × ○ ○ ×


R4前期:子どもの食と栄養④

R4前期 子どもの食と栄養 問4
 次のうち、調理の基本に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 焼く、揚げる、炒めるなど水を利用しない加熱操作を湿式加熱という。
  2. 電子レンジ加熱は、紫外線により食品中の水分を振動させ、その摩擦によって加熱する方法である。
  3. 計量スプーンの小さじ1は、調味料の重量 15 g を量りとることができる。
  4. 手指に化膿している傷があると、化膿創に存在する細菌による食中毒を起こす可能性がある。 →〇

正答:5 × × × ○


R4前期:子どもの食と栄養⑤

R4前期 子どもの食と栄養 問5
 次の【Ⅰ群】の郷土料理と、【Ⅱ群】の都道府県を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 深川めし →〇エ 東京都
B せんべい汁 →〇ウ 青森県
C ほうとう →〇ア 山梨県
D がめ煮 →〇イ 福岡県
【Ⅱ群】
ア 山梨県
イ 福岡県
ウ 青森県
エ 東京都
(組み合わせ)
A B C D
1 ア ウ イ エ
2 ア エ ウ イ
3 ウ ア イ エ
4 エ イ ア ウ
5 エ ウ ア イ →〇
正答:5


R4前期:子どもの食と栄養⑥

R4前期 子どもの食と栄養 問6
 次のうち、乳児用調製乳に関する記述として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「特定保健用食品」とは、乳児、幼児、妊産婦、病者等を対象に、発育、健康の保持・回復等の特別の用途に適する旨を表示して販売されるものであり、乳児用調製乳は「特定保健用食品」に位置づけられている。 →×
  2. 乳児用調製液状乳(液体ミルク)は、未開封であれば常温保存が可能である。 →〇
  3. 無乳糖乳は、乳児用調製粉乳から乳糖を除去し、ガラクトースにおきかえた育児用粉乳である。 →×
  4. 「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年:厚生労働省)では、「フォローアップミルクは母乳代替食品ではなく、離乳が順調に進んでいる場合は、摂取する必要はない」としている。 →〇

(組み合わせ)
1 A B
2 A D
3 B C
4 B D →〇
5 C D
正答:4


R4前期:子どもの食と栄養⑦

R4前期 子どもの食と栄養 問7
 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年:厚生労働省)の離乳の支援に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 離乳後期は、( A  歯ぐきでつぶせる)固さのものを与える。離乳食は1日( B )回にし、食欲に応じて、離乳食の量を増やす。食べているときの口唇は、( C  左右非対称)の動きとなる。
  • 蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、( D  1歳)を過ぎるまでは与えない。

(組み合わせ)
A BC D
1 舌でつぶせる 2 左右対称 1歳
2 舌でつぶせる 3 左右非対称 2歳
3 歯ぐきでつぶせる 2 左右対称 2歳
4 歯ぐきでつぶせる 3 左右非対称 1歳 →〇
5 歯ぐきで噛める 3 左右対称 1歳
正答:4


R4前期:子どもの食と栄養⑧

R4前期 子どもの食と栄養 問8
 次のうち、幼児期の間食に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 食事とは別のものと考え、市販のお菓子や甘い飲み物を与える。 →×
  2. 幼児の生活に休息を与え、気分転換の場となる役割を果たす。 →〇
  3. 1日の摂取エネルギーの 40%程度を、1日1回与える。 →×
  4. むし歯予防のためにも時間を決めて、規則的に与える。  →〇

正答:4 × ○ × ○


R4前期:子どもの食と栄養⑨

R4前期 子どもの食と栄養 問9
 次の文は、食物繊維に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化( A イ されにくい )成分である。食物繊維は水溶性食物繊維と( B ウ 不溶性 )食物繊維に分類される。「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」(厚生労働省)において、食物繊維は3歳以上で( C  オ 目標量)が示されている。
【語群】
ア されやすい  イ されにくい  ウ 不溶性  エ 脂溶性
オ 目標量    カ 目安量
(組み合わせ)
A B C
1 ア ウ オ
2 ア エ カ
3 イ ウ オ →〇
4 イ ウ カ
5 イ エ カ
正答:3


R4前期:子どもの食と栄養⑩

R4前期 子どもの食と栄養 問 10
 次のうち、生涯発達における食生活に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 成人では、腹囲と BMI で内臓脂肪蓄積の有無を判定し、それに加え、脂質異常、高血圧、高血糖の有無を調べて3項目のうち2項目以上該当した場合に、メタボリックシンドロームと判定する。 →〇
  2. 高齢期における過剰栄養は身体機能低下を誘導し、フレイル(虚弱)を引き起こす。 →×
  3. 「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、20 歳以上の者における食塩摂取量の平均値は、減少傾向にあるものの、男女ともに食事摂取基準の目標量を超えて摂取している。 →〇
  4. 「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、20 歳以上の者における野菜摂取量の平均値は、男女とも 20 ~ 40 歳代が高く、「健康日本 21(第二次)」(厚生労働省)の目標値 350 g を超えている。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 B C
4 B D
5 C D
正答:2


R4前期:子どもの食と栄養⑪

R4前期 子どもの食と栄養 問 11
 次の文は、「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領」(令和3年:厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 不足しがちな( A ビタミン・ミネラル )を、「副菜」でたっぷりと
  • 鉄や( B  葉酸 )を多く含む食品を組み合わせて摂取に努める必要があります。
  • ( B )は、胎児の先天異常である( C 神経管閉鎖障害 )の予防のため、妊娠前から充分に摂取していることが大切です。

(組み合わせ)
A BC
1 ビタミン・ミネラル 葉酸 神経管閉鎖障害 →〇
2 ビタミン・ミネラル カルシウム 神経管閉鎖障害
3 ビタミン 葉酸 貧血
4 ミネラル カルシウム 骨粗しょう症
5 ビタミン カルシウム 貧血
正答:1