R4後期:保育の心理学⑬

R4後期 保育の心理学 問 13
 次のうち、親になることに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 親準備教育には、親になる直前の妊婦を対象としたものや、小中高生など若い世代を対象としたものがある。 →〇
  2. 胎動が感じられるようになると、母親は子どもの身体を具体的にイメージしたり、子どもの心の状態やパーソナリティについて様々な想像をめぐらしたりするなど、妊娠期から子どもとの相互作用に向けて心の準備を整えていく。 →〇
  3. 「令和2年版少子化社会対策白書」(内閣府)によれば、夫婦が実際にもつ予定の子どもの数が、理想的な子どもの数を下回る理由としては、「自分の仕事に差し支えるから」が最も多い。 →×
  4. 親子間の葛藤は、子どもの依存欲求と、親が子に向ける要求や期待が合致しなくなったときに生じるため、親は子どもへの期待や関わりを子どもの実情に合うように変える必要がある。 →×

正答:2 ○ ○ × ×


R4後期:保育の心理学⑭

R4後期 保育の心理学 問 14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Rちゃん(4歳、女児)は、昨年から保育所に通っている。日常の動きや運動機能は、特に気になることはないが、「マンマ/ママ/ワンワン/バイバイ」という単語の表出、および「(リン)ゴ」など語の一部の表出はあるものの、年齢に比べて言葉の表出に顕著な遅れがみられた。発音には不明瞭さがあり、「バイバイ」が「アイアイ」と聞こえることがある。簡単な指示は理解しており、「ご飯だよ」「お出かけするよ」などの声かけには応じるが、保育士の言うことがわからないことがあるようだと指摘された。Rちゃんは、園庭では年齢の低いクラスの児と砂場で遊んでいることが多い。担当保育士から促され、母親は地域の保健センターに相談に行くことになった。
【設問】
次のうち、担当保育士がRちゃんの発達支援に向けて留意しておくべきこととして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 簡単な指示は理解できても、保育士の指示が理解できないことがあるという背景には、決まった習慣として使われる範囲を超えて、言葉の意味や状況を理解する力に問題がある可能性に留意する。 →〇
  2. 園庭では、年齢の低いクラスの児と遊んでいる姿があることから、引っ込み思案である可能性に留意する。 →×
  3. 発音の不明瞭さがあること、「(リン)ゴ」など、語の一部しか発語できないものもあるという背景には、聴覚に問題がある可能性に留意する。 →〇
  4. 限られた単語の表出しか認められず、保育士の指示も理解できないことがあるという背景には、知的発達に遅れがある可能性に留意する。 →〇

正答:2 ○ × ○ ○


R4後期:保育の心理学⑮

R4後期 保育の心理学 問 15
 次のうち、仲間関係の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 他者の期待に応える行動は同調と呼ばれ、学童期中期頃には同調の対象が親から仲間へと移行するが、学童期の終わり頃になると自律できるようになる。  →×
  2. 気に入らない他児を仲間はずれにする、悪いうわさ話を流すなど仲間関係を操作することによって相手を傷つける攻撃は関係性攻撃と呼ばれる。 →〇
  3. チャムグループでは、同じ持ち物を持つなど「互いが同じであること」を確認し合う行動がよくみられる。 →〇
  4. ピアグループは同性の同年齢集団であり、異なった考えをもつ者がいることも認め、互いの意見をぶつけ合うことができるような関係であるという特徴がある。 →×

正答:4 × ○ ○ ×


R4後期:保育の心理学⑯

R4後期 保育の心理学 問 16
 次のうち、観察法に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 観察したい行動の目録を作成し、その行動が生起すればチェックするやり方を時間見本法という。 →×
  2. 観察する時間や回数を決めて、その間に生起する行動を観察することを行動目録法という。 →×
  3. 観察対象となる人に、観察者が関わりながら観察することを関与観察、あるいは参加観察という。 →〇
  4.  検証したい特定の環境条件を操作し、対象とする行動が生じるような環境を設定し、その中で生起する行動を観察することを実験観察法という。 →〇

正答:5 × × ○ ○


R4後期:保育の心理学⑰

R4後期 保育の心理学 問 17
 次のうち、発達検査・知能検査に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの発達状態を理解するためには、発達検査や知能検査を実施すれば十分である。 →×
  2. 「新版K式発達検査 2020」は0歳児から成人までの測定が可能であり、「姿勢・運動領域」「認知・適応領域」「言語・社会領域」の3領域で構成されている。 →〇
  3. ウェクスラー式の知能検査では、知的水準が同年齢集団の中でどのあたりに位置するかを表す偏差知能指数が用いられている。 →〇
  4. 発達検査の中には、知能検査のように検査用具を用いて実際に子どもに実施する形式のものと、保護者などがつける質問紙形式のものがある。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R4後期:保育の心理学⑱

R4後期 保育の心理学 問 18
 次の【図】は、「男女共同参画白書令和2年版」(内閣府)における「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化を示している。以下の【設問】に答えなさい。
【図】

Ⅰ-特- 13 図 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に関する意識の変化(男女別)

【設問】
次のうち、【図】を説明する文として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ここでは、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方を性役割分担意識という。
性役割分担意識に賛成する者とは「賛成」および「どちらかといえば賛成」を合わせた者とし、反対する者とは「反対」および「どちらかといえば反対」を合わせた者とする。

  1. 経年推移をみると、性役割分担意識に反対する者の割合は、男女ともに長期的に増加傾向にある。  →〇
  2. どの調査年であっても、性役割分担意識に賛成する者の割合は、女性が男性を上回っている。 →×
  3. 平成 26 年調査以降、男女ともに性役割分担意識に反対する者の割合が賛成する者の割合を上回っている。 →×

正答:3 ○ × ×


R4後期:保育の心理学⑲

R4後期 保育の心理学 問 19
 次の文は、児童虐待に関する記述である。(a)~(d)の下線部分が適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童相談所での児童虐待相談対応件数は毎年、一貫して増え続け、近年、何人ものかけがえのない子どもの命が虐待によって失われる事件が発生している。「児童虐待の防止等に関する法律」では、(a)早期発見の努力義務と通告義務がある →〇。また児童虐待は、(b)身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待、経済的虐待の5つに分類される →×(c)「令和2年度福祉行政報告例」(厚生労働省)によれば、児童相談所での虐待相談の種別で、最も多いのがネグレクトである →×。これらが単独で発生する場合もあれば、幾つかが複雑に絡まり合って起こる場合もある。虐待を受けた子どもの年齢構成をみると、(d)小学校入学前の子どもが、小学生、中学生、高校生に比べて、最も多い →〇
正答:2 ○ × × ○


R4後期:子どもの保健①

R4後期 子どもの保健 問1
 次のうち、母子保健に関して人口動態統計に用いられている指標の記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 人口千人に対する出生数の割合を出生率という。 →〇
  2. 周産期死亡とは、妊娠満 22 週以後の死産と生後4週未満の新生児死亡を合わせたものをいう。 →×
  3. 乳児死亡は生後1年未満の死亡をいい、乳児死亡率は出生千対で表す。 →〇
  4. 合計特殊出生率とは、15 歳から 49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したものである。 →〇

正答:4 ○ × ○ ○


R4後期:子どもの保健②

R4後期 子どもの保健 問2
 次のうち、乳幼児の体調不良時において、保護者に連絡するだけでなく医療機関への緊急搬送が必要な場合として、適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 7月の炎天下の中、散歩中に真っ赤な顔をして気持ち悪そうにしていたので声をかけたが、意識がもうろうとして返事をしなかった。 →〇
  2. 3歳児に 39 度の発熱がみられぐったりして横になっている。 →×
  3. 午前中の保育が終わりお昼ご飯にしようとしたとき、急に目を上転させけいれんが起きた。数分後にけいれんは収まっているようにも見えたが、呼びかけても意識が戻らない。 →〇
  4. 登園時は元気だったが、次第に顔色が悪くなり嘔吐が2回あった。その後は顔色が戻り落ち着いている。 →×
  5. 昨日の保育時から咳が出ていたが、本日は咳がひどくなり、発熱はないが咳込んで嘔吐した。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C →〇
3 B C
4 C D
5 D E
正答:2


R4後期:子どもの保健③

R4後期 子どもの保健 問3
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版 2021 年一部改訂)」(厚生労働省)に記載されている保育室の衛生管理に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ドアノブや手すり等は、清潔な布でから拭きする。 →×
  2. 嘔吐物や排泄物の処理等は、塩素系消毒薬を用いる。 →〇
  3. 季節を問わず、同じ室温や湿度に保ち、換気を行う。 →×
  4. 加湿器使用時には、水を毎日交換する。 →〇

正答:4 × ○ × ○


R4後期:子どもの保健④

R4後期 子どもの保健 問4
 次のうち、子どものけいれんに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 発熱時に起こることがある。 →〇
  2. 意識を確かめるために体をゆする。 →×
  3. 唾液等を誤嚥しないように仰向きにする。 →×
  4. 発作の様子と継続時間を記録する。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4後期:子どもの保健⑤

R4後期 子どもの保健 問5
 次のうち、救急蘇生法に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 市民が行う救急蘇生法では、救命は期待できない。
  2. 一時救命処置とは、心肺蘇生(CPR)、AED を用いた電気ショック、気道異物除去の3つをいう。
  3. 救命の効果を高めるために迅速につなげたい救命の連鎖の4つの輪とは、「心停止の予防―早期認識と通報―ファーストエイド―救急隊による心肺蘇生」である。
  4. 倒れている人のそばに誰もいない場合は、まず誰かを探しにいき、119 番通報を行ってもらう。
  5. 倒れている人を見つけたら、触らずに観察し、呼びかけに応答するかどうかを見て、意識状態の反応を確認する。

正答:全 選択肢2に誤植があったため


R4後期:子どもの保健⑥

R4後期 子どもの保健 問6
 次のうち、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019 年改訂版)」(厚生労働省)における記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 医師の診断指示に基づき、保護者と連携し、適切に対応する。 →〇
  2. アトピー性皮膚炎の子どもの爪が長く伸びたままである場合、短く切ることを保護者に勧める。 →〇
  3. 食物アレルギー児それぞれのニーズに細かく応えるため、食物除去は様々な除去法に対応する。 →×
  4. アレルギー疾患を有する子どもの対応法に関しては、個人情報の保護を優先し職員間での共有は控える。 →×

正答:1 ○ ○ × ×


R4後期:子どもの保健⑦

R4後期 子どもの保健 問7
 次のうち、乳幼児の感染症についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 川崎病は、ヒトパルボウイルスによっておこる感染症である。 →×
  2. 乳児では、結核に感染すると粟粒結核などの重篤な病気になりやすい。 →〇
  3. MRSA 感染症とは、ペニシリン製剤が無効であるブドウ球菌によっておこる感染症である。 →〇
  4. 百日咳に罹患すると、特有の連続性、発作性の咳(スタッカート)がみられ、夜間に特にひどい。 →〇
  5. 突発性発疹は、インフルエンザ菌によっておこる感染症である。 →×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑧

R4後期 子どもの保健 問8
 次のうち、虐待事例への援助に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

  1. 虐待事例への援助をする際、保護者の意に反する介入をしてはならない。 →×
  2. プライバシーを守るためには、虐待を発見した保育所のみで対応しなければならない。 →×
  3. 施設入所となったケースでは、保護者のかかえる課題を解決するための家族支援が重要となる。 →〇
  4. 施設入所後は、子どもの家庭復帰を積極的に進めていけるよう援助する。 →×
  5. 在宅での援助を継続する場合、子どものプライバシーを守ることを優先し、関係機関等による連携をしない。 →×

正答:3


R4後期:子どもの保健⑨

R4後期 子どもの保健 問9
 次の文は、睡眠に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 新生児は授乳リズムに応じて睡眠覚醒を繰り返しているが、月齢とともに次第に昼夜の区別が可能になる。 →〇
  2. 乳児は浅い眠りの時に夜泣きしやすい。 →〇
  3. 成長ホルモンは、入眠時、ノンレム睡眠の最も深い時に比較的多く分泌される。 →〇
  4. 睡眠リズムの調節と免疫機能の向上作用をもつメラトニンは、日中に比較的多く分泌される。 →×
  5. 自閉症や情緒障害などで生体リズムが乱れることがあるが、特に睡眠リズムを改善させる必要はない。 →×

正答:1 ○ ○ ○ × ×


R4後期:子どもの保健⑩

R4後期 子どもの保健 問 10
 次の文は、保育所での食中毒予防に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが( A →食べ物)に付着し、体内へ侵入することによって発生します。食中毒を防ぐためには、細菌の場合は、細菌を( A )に「付けない」、( A )に付着した細菌を( B →「増やさない」)、( A )や調理器具に付着した細菌を( C →「やっつける」)という3つのことが原則となります。
(組み合わせ)
AB C
1 手指 「閉じ込める」 「やっつける」
2 食べ物 「増やさない」 「やっつける」 →〇
3 食べ物 「閉じ込める」 「水で洗い流す」
4 手指 「増やさない」 「水で洗い流す」
5 手指 「閉じ込める」 「水で洗い流す」
正答:2


R4後期:子どもの保健⑪

R4後期 子どもの保健 問 11
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Z保育所に通うM君(2歳、男児)の保護者から、「昨夜から熱が出て耳が痛いというので、今朝受診したところ、おたふくかぜと診断された」と電話があった。M君は昨日元気に登園していた。
【設問】
次のうち、Z保育所の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学校等欠席者・感染症情報システムを活用し感染症流行状況を確認する。  →〇
  2. 他児の流行性耳下腺炎の罹患状況、予防接種状況を確認する。 →〇
  3. 潜伏期間は 10 日前後であるため、その期間は他児たちの健康観察を入念に行う。 →×
  4. 他児の保護者に注意喚起し、1歳以上からの任意予防接種を受けるよう促す。 →〇
  5. M君の保護者には、耳下腺の腫脹がわかった今日から少なくとも5日間は登園できないことを伝える。 →〇

正答:3 ○ ○ × ○ ○


R4後期:子どもの保健⑫

R4後期 子どもの保健 問 12
 次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版 2021 年一部改訂)」(厚生労働省)における感染症対策の実施体制で、医療関係者の役割に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)第 33 条第1項では、保育所には嘱託医を置かなければならないこととされている。 →〇
  2. 保育所は、嘱託医に対し、日頃の保育所での感染症対策の取り組みについて情報提供し、また、嘱託医との間で感染症の発生やその対策について情報交換し、助言を得る。 →〇
  3. 保育所全体の保健的対応や健康管理については、嘱託医の役割ではない。 →×
  4. 嘱託医は、年2回以上、子どもの健康診断を行う。 →〇
  5. 保育所は、嘱託医の勤務状況等に配慮し、保育所において作成された記録を活用して的確かつ簡潔に嘱託医に情報提供する。 →〇

正答:3


R4後期:子どもの保健⑬

R4後期 子どもの保健 問 13
 次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」(2)「養護に関わるねらい及び内容」のア「生命の保持」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの生命を守り、子どもが快適に、そして健康で安全に過ごすことができるようにする。 →〇
  2. 子どもの生理的欲求が十分に満たされ、健康増進が積極的に図られるようにする。 →〇
  3. 一人一人の子どもの健康状態や発育及び発達状態を把握する。 →〇
  4. 子どもの生活や発達過程等にふさわしい生活リズムをつくるために、保育所での生活に合わせ、家庭での生活リズムを変えてもらうことが大切である。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑭

R4後期 子どもの保健 問 14
 次のうち、精神運動機能発達に関して、ほぼ半数の子どもができるようになる時期についての記述として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生後2か月頃には首がしっかりすわる。 →×
  2. 生後3~4か月頃には両手を合わせて遊ぶことができる。 →〇
  3. 生後6~7か月頃には一人座りができる。 →〇
  4. 生後9~ 10 か月頃には親指を使って小さなものをつかむ。 →〇
  5. 生後 12 か月頃には一人で安定した歩きをする。 →×

正答:3 × ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの保健⑮

R4後期 子どもの保健 問 15
 次のうち、保健計画に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「保育所保育指針」では、保健計画の策定が義務付けられている。 →〇
  2. 保健計画の様式は決められており、目標、保健活動内容、留意点、評価等が含まれる。 →×
  3. 保育所全体の保健計画を作成し、全職員がそのねらいや内容を理解する。 →〇
  4. 保健計画には、安全管理や安全教育は含まれない。 →×
  5. 保健計画の評価には、客観的に確認できるよう健康診断に関する法令などを活用する。 →〇

正答:3 ○ × ○ × ○


R4後期:子どもの保健⑯

R4後期 子どもの保健 問 16
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Kちゃん(4歳、女児)が、母親と一緒に保育所に登園してきました。「おはよう」と保育士が声をかけましたが、母親のそばから離れようとせず、いつもの様子と少し違います。確認のために熱を測ったら、腋窩温で 37.3℃でした。Kちゃんの平熱は 36.5℃です。
【設問】
次のうち、保育士の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親に昨日の帰宅から今朝までの様子を聞き、連絡帳を確認した。 →〇
  2. 子どもがぐずっていないので、登園時の全身状態の観察は行わなくてよいこととした。 →×
  3. 現段階では発熱の状態とは言えないので、保育を行うこととした。 →〇
  4. 母親から解熱剤を預かり、38℃以上に発熱したら飲ませることを母親と確認した。 →×
  5. 保育を開始する前に緊急時の連絡先を保護者に確認するが、保護者側の事情で連絡を受けにくい状況が起こる場合は保護者から保育所に連絡をいれるよう依頼した。 →〇

正答:2 ○ × ○ × ○


R4後期:子どもの保健⑰

R4後期 子どもの保健 問 17
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
2歳、男児。
某月某日鼻汁、咳嗽など「かぜ」のような症状が出はじめた。その後、次第に咳が強くなってきた。
約3週間たってから、咳がはげしくなり、連続的に咳込み、そのあと息を吸うときにヒューという音が出た。咳の発作は夜間に強く、咳込みに伴い嘔吐もみられた。
【設問】
次のうち、この子どもの症状に最もあてはまる疾患を一つ選びなさい。
1 気管支炎
2 「かぜ」症候群
3 マイコプラズマ肺炎
4 肺結核
5 百日咳 →〇
正答:5


R4後期:子どもの保健⑱

R4後期 子どもの保健 問 18
 次のうち、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成 28 年3月 厚生労働省)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 窒息を防ぐため、やわらかい布団に寝かせる。 →×
  2. 事故の記録は、鉛筆を用い紙に手書きで記録する。 →×
  3. プール活動において、監視者は監視に専念する。 →〇
  4. 食事介助の際には、食べ物を飲み込んだことを確認しながら与える。 →〇

正答:5 × × ○ ○


R4後期:子どもの保健⑲

R4後期 子どもの保健 問 19
 次のうち、「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~」(平成 28 年3月 厚生労働省)に記載されている年齢別の危険対応に関して、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 【0歳児】オムツの取り替えなどで、子どもを寝かせたままにしてそばを離れない。 →〇
  2. 【1歳児】保育者が見守っている時を除き、椅子の上に立ち上がることのないようにする。 →×
  3. 【2歳児】階段を上り下りする時は、子どもの下側を歩くか、手を繋ぐ。 →〇
  4. 【3歳児】おもちゃの取り合いなどの機会をとらえて安全な遊び方を指導する。 →〇
  5. 【4歳児】ハサミなど正しい使い方を指導し、使用したらすぐに片付ける。 →〇

正答:2


R4後期:子どもの保健⑳

R4後期 子どもの保健 問 20
 次のうち、医療的ケア児に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 医療的ケア児とは、日常生活や社会生活を営むために、恒常的に喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要な児童のことをいう。 →〇
  2. 医療的ケア児には、歩ける児から寝たきりの重症心身障害児まで含まれる。 →〇
  3. 保育所等では、登録認定を受けた保育士等が、医師の指示のもとに特定の医療的ケアを実施することができる。 →〇
  4. 医療的ケア児を保育所で預かる場合は、看護師または研修を受けた保育士を配置しなければならない。 →〇
  5. 医療的ケア児を保育所で預かる場合は、安全を考慮しできるだけ別室保育をすることが望ましいとされている。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ○ ×


R4後期:子どもの食と栄養①

R4後期 子どもの食と栄養 問1
 次のうち、「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 食習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりはない」と回答した者の割合が、男女ともに最も高かった。 →〇
  2. 健康食品を摂取している目的について、20 歳代女性で「たんぱく質の補充」と回答した者の割合が最も高かった。 →×
  3. 食塩摂取量の平均値は、男女とも 60 歳代で最も高かった。 →〇
  4. 野菜摂取量の平均値は、男女ともに 20 ~ 40 歳代で少なく、60 歳以上で多かった。 →〇

正答:2 ○ × ○ ○


R4後期:子どもの食と栄養②

R4後期 子どもの食と栄養 問2
 次のうち、「食生活指針」(平成 28 年 文部科学省・厚生労働省・農林水産省)の「食生活指針の実践」の一部として、誤ったものを一つ選びなさい。

  1. おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで食べましょう。 →〇
  2. 家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。 →〇
  3. 地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。 →〇
  4. 「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう。 →〇
  5. 牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、糖質・脂質を十分にとりましょう。 →×

正答:5


R4後期:子どもの食と栄養③

R4後期 子どもの食と栄養 問3
 次のうち、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果」(厚生労働省)に関する記述として、「現在子どもの食事について困っていること」(回答者:2~3歳未満児の保護者)の回答の割合が、最も高かったものを一つ選びなさい。
1 遊び食べをする →〇
2 早食い、よくかまない
3 小食
4 食べること(食べもの)に関心がない
5 偏食する
正答:1