R3前期:教育原理②

R3前期 教育原理 問2
 次の文は、「学校教育法」第 11 条の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に(A 懲戒)を加えることができる。ただし、(B 体罰)を加えることはできない。
(組み合わせ)
A B

  1. 懲戒 差別的行為
  2. 懲戒 体罰 →〇
  3. 処罰 体罰
  4. 制裁 体罰
  5. 処罰 差別的行為

正答:2


R3前期:教育原理③

R3前期 教育原理 問3
 次の文のうち、「幼稚園教育要領」第1章「総則」第4「指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価」の一部として、下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 長期的に発達を見通した年、学期、月などにわたる長期の指導計画やこれとの関連を保ちながらより具体的な幼児の生活に即した週、日などの短期の指導計画を作成し、適切な指導が行われるようにすること。 →〇
  2. 幼児が様々な人やものとの関わりを通して、多様な体験をし、心身の調和のとれた発達を促すようにしていくこと。その際、幼児の発達を促進するため教師が中心となって活動を促し、幼児がより高度な学びを実現していくようにすること。  →×
  3. 言語に関する能力の発達と思考力等の発達が関連していることを踏まえ、幼稚園生活全体を通して、より高度な言語環境を整え、小学校教育との円滑な接続を見据えた言語活動の促進を図ること。  →×
  4. 行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が困難を乗り越えられるようにすること。なお、それぞれの行事については、教師や保護者等に喜びの感情が沸き起こるようなものにすること。  →×

正答:3 ○ × × ×


R3前期:教育原理④

R3前期 教育原理 問4
 次の文のうち、「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続の在り方について(報告)」(平成 22年)に述べられた幼児期の教育に関するものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 各教科、道徳、特別活動等といった区別がない。 →〇
  2. 「~ができるようにする」といった具体的な目標への到達を重視する。  →×
  3. 経験カリキュラムに基づき展開される。 →〇

正答:3 ○ × ○


R3前期:教育原理⑤

R3前期 教育原理 問5
 次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. ドイツの教育者。神と自然と人間を貫く神的統一の理念に基づき、「自己活動」と「労作」の原理を中心とした教育の理論を述べた。また、家庭教育の向上を図るため、『母の愛と愛撫の歌』を著した。 →〇
  2. スイスに生まれ、近代教育に重要な影響を与えた教育思想家・教育者。著書『隠者の夕暮』で、教育の場として家庭を重視した。「生活が陶冶する」という名言でも知られている。 →〇
  3. スイスで生まれフランスで活躍した思想家。子どもと大人の本質的な差異を認め、「子どもの発見者」と言われる。『エミール』の著者で、人間の本来の性は善であるが、伝統、歴史、社会、政治などにより悪くなっていくと主張した。 →〇

【Ⅱ群】
ア コメニウス(Comenius, J.A.)
イ ルソー(Rousseau, J.-J.)
ウ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
エ フレーベル(Fröbel, F.W.)
正答:5 エ ウ イ


R3前期:教育原理⑥

R3前期 教育原理 問6
 次の文は、昭和 16 ~ 22 年にかけて保育者として働いていた女性が当時を思い出して書いた文の一部である。(   )に入る人物を一つ選びなさい。

  1. 関信三
  2. 倉橋惣三
  3. 城戸幡太郎 →〇
  4. 澤柳政太郎
  5. 中江藤樹

正答:3


R3前期:教育原理⑦

R3前期 教育原理 問7
 次の記述にあてはまる人物として、正しいものを一つ選びなさい。
ドイツの哲学者、教育学者。カントの後任としてケーニヒスベルク大学で哲学などの講座を受け持つ。教育の課題とは道徳的品性の陶冶であるとし、多方面への興味を喚起することが必要だと考え「教育(訓育)的教授」という概念を提示した。また、教授の過程は興味の概念に対応しており、「形式的段階」と呼ばれるようになった。この「形式的段階」概念は弟子たちに引き継がれ、「予備・提示・比較・総合・応用」の5段階へと改変された。

  1. ヘルバルト(Herbart, J.F.) →〇
  2. ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.)
  3. キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)
  4. デューイ(Dewey, J.)
  5. コメニウス(Comenius, J.A.)

正答:1


R3前期:教育原理⑧

R3前期 教育原理 問8
 次の文は、ある国の教育制度について述べたものである。正しいものを一つ選びなさい。
州ごとに教育制度が定められている国の一つである。初等教育は、基礎学校で行われる。初等教育修了後、中等教育の進学先としては、ハウプトシューレ、実科学校、ギムナジウム等である。そのうちギムナジウムは、大学進学希望者が主に進む。

  1. スウェーデン
  2. イタリア
  3. フィンランド
  4. イギリス
  5. ドイツ →〇

正答:5


R3前期:教育原理⑨

R3前期 教育原理 問9
 次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代を切り拓く生涯学習の振興方策について~知の循環型社会の構築を目指して~」(平成 20 年)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
変化の激しい社会においては、各個人が「自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」を身に付けるために、生涯にわたって学習を継続できるようにすることが求められている。特に技術の進展等が著しい中で、知識や(A 技能)等は陳腐化しないよう常に更新する必要がある。また、いわゆる狭義の知識・(A 技能)のみならず、他者との関係を築く力等の豊かな人間性を含む総合的な力は、学校教育の期間と場のみならず、ライフステージに応じて多様な場所や方法で学習し、(B 職業生活)やその他の社会における活動においてその成果を発揮することを経て身に付くものでもあり、成人の学習についても、このような国民の継続的な学習へのニーズに応えられる環境整備、すなわち学ぶ機会の充実とその成果を生かせる環境づくりが必要である。
(組み合わせ)
A B

  1. 判断力 私生活
  2. 思考力 私生活
  3. 思考力 職業生活
  4. 技能 私生活
  5. 技能 職業生活 →〇

正答:5


R3前期:教育原理⑩

R3前期 教育原理 問 10
 次の文は、中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成 28 年)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
通級による指導を受ける児童生徒及び特別支援学級に在籍する児童生徒については、一人一人の教育的ニーズに応じた指導や支援が組織的・継続的に行われるよう、「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を(A )作成することが適当である。
(中略)
障害者理解や交流及び共同学習については、グローバル化など社会の急激な変化の中で、多様な人々が共に生きる社会の実現を目指し、一人一人が、多様性を尊重し、協働して生活していくことができるよう、各教科等の特質に応じた「見方・考え方」と関連付けながら、学校の教育活動全体での一層の推進を図ることが求められる。さらに、学校の(B )としての学習活動にとどまらず、地域社会との交流の中で、障害のある子供たちが地域社会の構成員であることをお互いが学ぶという、地域社会の中での交流及び共同学習の推進を図る必要がある。
(組み合わせ)
A B

  1. 必要に応じて 教育課程上
  2. 必要に応じて 授業
  3. 全員 教育課程上 →〇
  4. 全員 授業
  5. ある特定の事例に対して 教育課程上

正答:3


R3前期:社会的養護①

R3前期 社会的養護 問1
 次の文のうち、「新しい社会的養育ビジョン」(平成 29 年 新たな社会的養育の在り方に関する検討会)において、2016(平成 28)年の改正児童福祉法の原則と原則を実現するための取り組みとして記された内容として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 全ての要保護児童に対して施設養育を原則とすることが示された。  →×
  2. 市区町村の子ども家庭総合支援拠点の全国展開が示された。 →〇
  3. 全小中学校にスクールソーシャルワーカーの配置が義務付けられた。  →×
  4. 永続的解決(パーマネンシーの保障)として特別養子縁組を推進していくことが示された。 →〇

正答:5B D


R3前期:社会的養護②

R3前期 社会的養護 問2
 次の文のうち、「都道府県社会的養育推進計画の策定要領」(厚生労働省)において都道府県が策定する社会的養育推進計画の記載事項に定められているものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 各年度における代替養育を必要とする子ども数の見込み →〇
  2. 各年度における保育所および保育所を利用する児童数の見込み  →×
  3. 小中学校と連携して行う、いじめ防止推進のための取組  →×
  4. 当事者である子どもの権利擁護の取組(意見聴取・アドボカシー) →〇

正答:3A D


R3前期:社会的養護③

R3前期 社会的養護 問3
 次の文のうち、里親制度に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 里親の種類には、養育里親、専門里親、養子縁組里親、親族里親がある。 →〇
  2. 里親希望者は、その者の居住地を所管する児童相談所において登録申請をする。 →〇
  3. 児童相談所は、里親希望者の家庭訪問を行い、里親の適否について調査を行う。 →〇
  4. 児童相談所が里親の認定を行うにあたっては、認定の適否につき要保護児童対策地域協議会の意見を聴く。  →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


R3前期:社会的養護④

R3前期 社会的養護 問4
 次の文のうち、「社会的養育の推進に向けて(平成 31 年4月)」(厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課)における、社会的養護の状況に関する記述として正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。なおファミリーホームとは、小規模住居型児童養育事業を指す。

  1. 里親、ファミリーホーム、社会的養護関係施設に委託・措置されている児童の数は、10 万人を超えている。
  2. 登録里親数は、約1万2千世帯である。 →〇
  3. 里親等委託率(児童養護施設、乳児院、里親、ファミリーホームの委託・措置児童数の合計に占める、里親およびファミリーホームの委託児童数の割合)は、約 40%である。
  4. ファミリーホームの委託児童数は3千人に満たない。 →〇

正答:4B D


R3前期:社会的養護⑤

R3前期 社会的養護 問5
 次の文のうち、「民法」における特別養子縁組に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 特別養子縁組は、その子どもの利益のため特に必要があると認めるときに成立させるものである。 →〇
  2. 養子となる者の上限年齢は、特別養子縁組の成立の審判の申立て時に、原則として 15 歳未満であるとされている。 →〇
  3. 特別養子縁組をした子どもと実父母との親族関係は、どのような場合にも継続する。  →×
  4. 養子となる者が 15 歳に達している場合において、特別養子縁組の成立には養子となる者の同意がなければならない。 →〇
  5. 特別養子縁組の成立には、養親となる者が養子となる者を6か月以上監護した状況を考慮しなければならない。 →〇

正答:3


R3前期:社会的養護⑥

R3前期 社会的養護 問6
 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
母子生活支援施設における生活支援は、母子を共に入所させる施設の特性を生かしつつ、親子関係の(A 再構築)等及び退所後の生活の安定が図られるよう、個々の母子の家庭生活及び(B 稼働の状況)に応じ、就労、家庭生活及び児童の養育に関する相談、助言及び指導並びに関係機関との連絡調整を行う等の支援により、その自立の促進を目的とし、かつ、(C その私生活)を尊重して行わなければならない。
(組み合わせ)
   A      B       C

  1.  再統合  DV被害の状況  公共の福祉
  2.  再統合   稼働の状況   その私生活
  3.  再統合   稼働の状況   公共の福祉
  4.  再構築   稼働の状況   その私生活 →〇
  5.  再構築  DV被害の状況  その私生活

正答:4


R3前期:社会的養護⑦

R3前期 社会的養護 問7
 次のうち、社会的養護関係施設に配置される職員とその施設の組み合わせとして、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 家庭支援専門相談員
    (ファミリーソーシャルワーカー) ―――- 母子生活支援施設
  2. 里親支援専門相談員
    (里親支援ソーシャルワーカー) ――――- 里親支援を行う乳児院 →〇
  3. 個別対応職員 ―――――――――――― 児童心理治療施設(旧 情緒障害児短期治療施設) →〇
  4. 職業指導員 ――――――――――――― 実習設備を設けて職業指導を行う児童自立支援施設 →〇
  5. 医療的ケアを担当する職員 ――――――  医療的ケアを必要とする児童が 15 人以上入所している児童養護施設 →〇

正答:1


R3前期:社会的養護⑧

R3前期 社会的養護 問8
 次のうち、フォスタリング機関(里親養育包括支援機関)の業務として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 里親のリクルート及びアセスメント →〇
  2. 子どもと里親家庭のマッチング →〇
  3. 子どもの里親委託中における里親養育への支援 →〇
  4. 里親登録前後及び委託後における里親に対する研修 →〇
  5. 養子縁組成立後の養親及び養子への支援 →×

正答:5


R3前期:社会的養護⑨

R3前期 社会的養護 問9
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設に入所しているH君(18 歳、男児)は、虐待を理由に小学校4年生の時に施設に入所してきた。高校生活は大きな問題もなく、就職が決まったため、高校卒業と同時に施設を出て、一人でアパートで生活することになった。そうした中、施設を退所する1か月前に、H君がスーパーで万引きをしたと店から施設に連絡があった。
【設問】
次の文のうち、今後のH君への支援に関する施設の取り組みとして、最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 支援計画の再検討を行うため、再度H君のアセスメントを行う。 →〇
  2. 今後、自身の問題に取り組んだり助けを求められるようにするため、H君自身が問題を言語化できるよう支援する。 →〇
  3. 児童養護施設における継続的な支援が必要と考え、措置延長を検討する。 →〇
  4. 児童自立支援施設における非社会的行為防止の支援が必要と考え、措置変更を検討する。  →×
  5. H君の措置解除の時期等を検討するため、児童相談所と協議する。 →〇

正答:4


R3前期:社会的養護⑩

R3前期 社会的養護 問 10
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設に入所した直後のJちゃん(7歳、女児)とKちゃん(7歳、女児)と職員Lさん(女性)が遊んでいた。Kちゃんが、Jちゃんに「Jちゃんはお母さんいるの?」と何気なく質問した。すると、「いるよ。でも私、お母さんに嫌われているの。私が悪いの。」と泣き出しそうな顔をして話をした。
【設問】
次の文のうち、この件における職員Lさんの対応として、最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. つらいことを思い出しちゃったんだね、と共感的態度を示す。 →〇
  2. Jちゃんが自分の思いを言葉にできたことを支持し、Jちゃんの責任ではないことを伝える。 →〇
  3. Jちゃんにつらい思いをさせないために、この件には触れずにそっとしておく。  →×
  4. カンファレンスにおいて、J ちゃんの生い立ちを整理するための支援が必要かを検討する。 →〇
  5. カンファレンスにおいて、児童相談所と情報共有をし、支援計画の見直しが必要かを検討する。 →〇

正答:3


R3前期:子ども家庭福祉①

R3前期 子ども家庭福祉 問1
 次の文は、「児童福祉法」第2条の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の(A 年齢及び発達)の程度に応じて、その意見が尊重され、その(B 最善の利益)が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。
(組み合わせ)
A B

  1. 能力 幸福
  2. 能力 最善の利益
  3. 年齢及び発達 最善の利益 →〇
  4. 年齢及び発達 幸福
  5. 成熟 最善の利益

正答:3


R3前期:子ども家庭福祉②

R3前期 子ども家庭福祉 問2
 次のうち、人物と関連の深い事項の組み合わせとして適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アダムズ(Addams, J.) ――――――――――  ハル・ハウス →〇
  2. バンク=ミケルセン(Bank-Mikkelsen, N.E.) ― ノーマライゼーション →〇
  3. コルチャック(Korczak, J.) ――――――――  『児童の世紀』
  4. ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.) ――――――  『社会保険および関連サービス』

正答:1A B


R3前期:子ども家庭福祉③

R3前期 子ども家庭福祉 問3
 次の文のうち、放課後児童対策に関する記述として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「放課後児童健全育成事業」とは、小学校に就学している児童であって、保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう。 →〇
  2. 2014(平成 26)年に、文部科学省と厚生労働省が共同で「放課後子ども総合プラン」を策定した。 →〇
  3. 「新・放課後子ども総合プラン」では、放課後児童クラブと保育所を一体的に、または連携して実施することを目指している。  →×

正答:2 ○ ○ ×


R3前期:子ども家庭福祉④

R3前期 子ども家庭福祉 問4
 次のA~Dは、子どもの人権に関しての歴史的経緯に関する記述である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「児童福祉法」の制定
  2. 「児童の権利に関するジュネーブ宣言」の採択
  3. 日本が「児童の権利に関する条約」を批准
  4. 「児童憲章」の制定

(組み合わせ)

  1. A→B→D→C
  2. B→A→C→D
  3. B→A→D→C →〇
  4. B→C→A→D
  5. B→D→A→C

正答:3


R3前期:子ども家庭福祉⑤

R3前期 子ども家庭福祉 問5
 次の文は、「児童の権利に関する条約」第3条の一部である。(   )にあてはまる記述として正しいものを一つ選びなさい。
 児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、(   )。

  1. 保護者の意向が主として考慮されるものとする
  2. 親権が主として考慮されるものとする
  3. 児童の意向が主として考慮されるものとする
  4. 児童の最善の利益が主として考慮されるものとする →〇
  5. 父母の同意を得るものとする

正答:4


R3前期:子ども家庭福祉⑥

R3前期 子ども家庭福祉 問6
 次の文は、「児童虐待の防止等に関する法律」第 14 条の一部である。(A )~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童の親権を行う者は、児童の(A しつけ)に際して、(B 体罰)を加えることその他民法(明治 29年法律第 89 号)第 820 条の規定による監護及び教育に必要な範囲を超える行為により当該児童を(C 懲戒)してはならず、当該児童の親権の適切な行使に配慮しなければならない。
(組み合わせ)
A BC

  1. しつけ 体罰 虐待
  2. しつけ 暴力 懲戒
  3. しつけ 体罰 懲戒 →〇
  4. 養育 暴力 虐待
  5. 養育 体罰 虐待

正答:3


R3前期:子ども家庭福祉⑦

R3前期 子ども家庭福祉 問7
 次の文は、「児童手当法」第1条の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
この法律は、(中略)(A 子ども・子育て支援)の適切な実施を図るため、父母その他の保護者が子育てについての(B 第一義的責任)を有するという基本的認識の下に、児童を養育している者に児童手当を支給することにより、家庭等における(C 生活の安定)に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的とする。
(組み合わせ)
A BC

  1. 子ども・子育て支援 義務 生活の向上
  2. 子ども・子育て支援 第一義的責任 生活の安定 →〇
  3. 子ども・子育て支援 第一義的責任 生活の向上
  4. 保護者支援 義務 生活の向上
  5. 保護者支援 第一義的責任 生活の安定

正答:2


R3前期:子ども家庭福祉⑧

R3前期 子ども家庭福祉 問8
 次の【Ⅰ群】の施設名と【Ⅱ群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 自立援助ホーム
  2. 児童心理治療施設
  3. 児童自立支援施設
  4. 児童家庭支援センター

【Ⅱ群】
ア 不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設。 →児童自立支援施設
イ 地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識及び技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術的助言その他必要な援助等を行うことを目的とする施設。 →児童家庭支援センター
ウ 家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設。 →児童心理治療施設
エ 児童の自立支援を図る観点から、義務教育終了後、里親等への委託又は児童養護施設等への入所措置が解除された児童等に対し、これらの者が共同生活を営むべき住居。 →自立援助ホーム
(組み合わせ)
  A B C D

  1. ア ウ エ イ
  2. イ ア ウ エ
  3. イ ア エ ウ
  4. エ ア ウ イ
  5. エ ウ ア イ →〇

正答:5


R3前期:子ども家庭福祉⑨

R3前期 子ども家庭福祉 問9
 次の文のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)に示された児童指導員の資格要件として不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 社会福祉士の資格を有する者 →〇
  2. 外国の大学において、社会福祉学、心理学、教育学若しくは社会学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者 →〇
  3. 子育て支援員の資格を有する者  →×
  4. 学校教育法の規定による大学において、社会福祉学、心理学、教育学若しくは社会学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者 →〇
  5. 精神保健福祉士の資格を有する者 →〇

正答:3


R3前期:子ども家庭福祉⑩

R3前期 子ども家庭福祉 問 10
 次の文は、「養育支援訪問事業実施要綱」(平成 29 年4月3日 厚生労働省)の一部である。(A)~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
3 事業の内容
対象家庭を訪問し、以下の内容を実施する。
(1) 妊娠期からの(A 継続的)な支援を特に必要とする家庭等に対する安定した妊娠出産・育児を迎えるための相談・支援。
(2) 出産後間もない時期(概ね1年程度)の養育者に対する(B 育児不安)の解消や養育技術の提供等のための相談・支援。
(3) 不適切な養育状態にある家庭など、虐待のおそれやそのリスクを抱える家庭に対する養育環境の維持・改善や児童の(C 発達保障)等のための相談・支援。
(4) 児童養護施設等の退所又は里親委託の終了により児童が復帰した後の家庭に対して( D  家庭復帰)が適切に行われるための相談・支援。
(組み合わせ)
AB C D

  1. 総合的 育児不安 精神的安定 家庭復帰
  2. 総合的 経済的不安 発達保障 家族再統合
  3. 継続的 経済的不安 精神的安定 家族再統合
  4. 継続的 育児不安 発達保障 家庭復帰 →〇
  5. 継続的 経済的不安 精神的安定 家庭復帰

正答:4


R3前期:子ども家庭福祉⑪

R3前期 子ども家庭福祉 問 11
 次の文は、「児童館ガイドライン」(平成 30 年 10 月1日 厚生労働省)第1章「総則」の一部である。(A)~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童館は、児童の権利に関する条約(平成6年条約第2号)に掲げられた精神及び児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号。以下「法」という。)の理念にのっとり、子どもの心身の健やかな成長、発達及びその(A 自立)が図られることを地域社会の中で具現化する児童福祉施設である。ゆえに児童館はその運営理念を踏まえて、国及び地方公共団体や(B 保護者)をはじめとする地域の人々とともに、年齢や(C 発達)の程度に応じて、子どもの( D 意見 )を尊重し、その最善の利益が優先して考慮されるよう子どもの育成に努めなければならない。
(組み合わせ)
A BC D

  1. 権利擁護 保護者 発育 意見
  2. 自立 近隣住民 発達 表現の自由
  3. 自立 保護者 発達 意見 →〇
  4. 権利擁護 保護者 発育 表現の自由
  5. 自立 近隣住民 発達 意見

正答:3