R4前期:保育実習理論⑤

R4前期 保育実習理論 問5
 次のリズム譜は、「ぞうさん」(作詞:まど・みちお、作曲:團伊玖磨)の歌いはじめの2小節である。続く2小節 A のリズムを次の1~5より一つ選びなさい。
著作権の関係により公表できません。
正答:5


R4前期:保育実習理論⑥

R4前期 保育実習理論 問6
 次の曲は、本居長世作曲「七つの子」の冒頭の4小節である。これに関するA~Dのうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. この曲は3拍子である。 →×
  2. この曲の作詞者は、野口雨情である。 →〇
  3. 上記の ア と イ の音程は、長3度である。 →×
  4. この曲の調性は、イ長調である。 →×

正答:4 × ○ × ×


R4前期:保育実習理論⑦

R4前期 保育実習理論 問7
 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」コ「豊かな感性と表現」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
( A  心を動かす)出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な( B  素材)の特徴や表現の仕方などに気付き、( C  感じたこと)や考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する( D 喜び )を味わい、意欲をもつようになる。
(組み合わせ)
AB C D
1 身近な 事象 想像したこと 感動
2 心を動かす 素材 想像したこと 感動
3 身近な 事象 感じたこと 感動
4 心を動かす 素材 感じたこと 喜び →〇
5 身近な 事象 感じたこと 喜び
正答:4


R4前期:子どもの食と栄養⑱

R4前期 子どもの食と栄養 問 18
 次のうち、体調不良の子どもの食事に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 消化のよい豆腐や白身魚などを与える。 →〇
  2. 水分補給には、白さゆ、ほうじ茶や、小児用電解質液等を用いる。 →〇
  3. 油を使った料理は控えるようにする。 →〇
  4. 味つけは薄味とする。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○


R4前期:保育実習理論⑧

R4前期 保育実習理論 問8
 次のA~Dは、様々な混色の事例を示している。事例の説明として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 舞台で使用する白いスクリーン上に、スポットライトの「赤」と「緑」と「青」を重ねると、色合いがなくなった。 →〇
  2. 近くで見ると「赤」と「青」の糸で織られた緞帳(どんちょう)が、遠くで見たとき「緑」に見えた。 →×
  3. 絵の具の「赤」と「緑」を混ぜ合わせると、明るい「黄」になった。  →×
  4. 絵の具の三原色を混ぜ合わせると、濁った暗い色になった。 →〇

正答:3 ○ × × ○


R4前期:保育実習理論⑨

R4前期 保育実習理論 問9
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
F君(5歳、男児)は、「はじき絵」(バチック)の技法でヒマワリを描こうとしています。最初に黄色のクレヨンで花弁を描き、茶色のクレヨンで中央の部分を描きました。その上から水色の水彩絵の具を塗りましたが、クレヨンで描いたところがほとんどはじかず、F君がもう一枚「はじき絵」の技法で描きたいと言いました。
【設問】
次のうち、クレヨンで描いたところがきちんとはじくためのアドバイスとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 力を入れてクレヨンを濃く塗る。 →〇
  2. クレヨンをもっと薄く塗る。 →×
  3. 多めの水で薄めた水彩絵の具を塗る。 →〇
  4. 水を入れずに濃い水彩絵の具を塗る。 →×

正答:3 ○ × ○ ×


R4前期:保育実習理論⑩

R4前期 保育実習理論 問 10
 次の文は、子どもたちが遊びや工作などで使う粘土の説明である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
粘土には土粘土、油粘土、小麦粉粘土などのほかに紙粘土がある。紙粘土は紙の主な原料である( A  パルプ)に、( B  のり)等を混ぜて作られ、乾燥すると軽く硬くなる。このほかに、微小中空球樹脂というプラスチック製の非常に細かな粉を混ぜた( C  軽い)粘土もあり、( D  伸びやすく)、絵の具を練りこんだ着色も容易なため、子どもたちのごっこ遊びの道具作りや、自由な造形に適している。
(組み合わせ)
A BC D
1 でんぷん粉 のり 軽い 伸びやすく
2 かたくり粉 サラダ油 重い 伸びにくく
3 パルプ のり 軽い 伸びやすく →〇
4 かたくり粉 洗剤 重い 伸びにくく
5 パルプ サラダ油 軽い 伸びやすく
正答:3


R4前期:保育実習理論⑪

R4前期 保育実習理論 問 11
 次の文は、5歳児クラスの保育に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の適切な組み合わせを一つ選びなさい。
クラスの中で、広告紙を端から( A 丸めて )棒状のものを作る遊びを楽しんでいる姿がみられた。そこで保育士は、画用紙に描いた絵を切り抜いて棒に固定した( B  ペープサート)を用いた遊びへと発展を促した。すると、これまで広告紙という( C 素材 )から棒を作る経験がなかった子どもも、棒作りに挑戦し、作り方を教え合う姿がみられたので、子どもたちとともに表現活動に取り組んだところ、お話を演じて( B )の表現を体験する機会となった。
(組み合わせ)
A BC
1 丸めて パネルシアター 原料
2 ちぎって ペープサート 基材
3 ちぎって パネルシアター 素材
4 丸めて ペープサート 素材 →〇
5 ちぎって パネルシアター 原料
正答:4


R4前期:保育実習理論⑫

R4前期 保育実習理論 問 12
 次の文は、郷土玩具に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
郷土玩具である「赤べこ」は( A 張り子 )技法によって制作されており、( B  つり合い)を用いた仕組みで首が動くようになっている。( A )は保育現場でも実践できる造形技法であり、型になるものと( C 紙と糊 )があれば( A )の制作やその技法を応用した表現を楽しむことができる。
(組み合わせ)
AB C
1 木彫り ゴムの引っ張り 木と絵の具
2 張り子 つり合い 紙と糊 →〇
3 切り紙 空気の圧力 紙と糊
4 木彫り つり合い 紙と糊
5 張り子 ゴムの引っ張り 木と絵の具
正答:2


R4前期:保育実習理論⑬

R4前期 保育実習理論 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」(3)「指導計画の展開」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 施設長、保育士など、( A )職員による適切な役割分担と協力体制を整えること。
  • 保育士等は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化などに即して保育の過程を( B  記録)するとともに、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、( C  改善)を図ること。

(組み合わせ)
ABC
1 全 可視化 改善
2 特定の 記録 再評価
3 全 可視化 再評価
4 特定の 可視化 再評価
5 全 記録 改善 →〇
正答:5


R4前期:保育実習理論⑭

R4前期 保育実習理論 問 14
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S保育所では、4歳児クラスと5歳児クラスの交流を目的に、地域にある動物園へ遠足に行くことを予定している。遠足に行くにあたって、保育士等が事前の打ち合わせを行った。
【設問】
次のうち、遠足を行う際の準備として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 動物園のホームページなどを調べ、事前に実地の下見を行うメンバーを決める。 →〇
  2. 動物園の園内で、4歳児クラスと5歳児クラスの子どもたちがともに楽しめる活動を計画する。 →〇
  3. 引率する保育士や職員のみではなく、保育所に残る保育士や職員に遠足の目的や行程を知らせる。 →〇
  4. 引率する保育士や職員のみではなく、保護者に遠足の目的や行程を知らせる。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○


R4前期:保育実習理論⑮

R4前期 保育実習理論 問 15
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
大学生のMさんは、保育所実習を行う準備を進めている。Mさんは、まず保育所実習で学ぶべきことの要点をノートに整理しておくことで、実習をする目標が明確になると考えた。
【設問】
次のうち、Mさんが実習で学ぶべきことをまとめた内容として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所の役割や機能を具体的に理解する。 →〇
  2. 観察や子どもとの関わりを通して子どもへの理解を深める。 →〇
  3. 学んできた保育に関わる科目の内容を踏まえ、子どもの保育及び保護者への支援について総合的に理解する。 →〇
  4. 保育の計画・観察・記録及び自己評価等について主観的に理解する。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


R4前期:保育実習理論⑯

R4前期 保育実習理論 問 16
 次のうち、「保育所保育指針」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「教育課程」という用語の記載はない。 →〇
  2. 「カリキュラム・マネジメント」という用語の記載はない。 →〇
  3. 「保育教諭」という用語の記載はない。 →〇

正答:1 ○ ○ ○


R4前期:保育実習理論⑰

R4前期 保育実習理論 問 17
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
H保育所の保育士として、4月に2年目となるP保育士は、保育士としての専門性を高め、生涯にわたって成長し、保育士として働き続けたいと考えている。
【設問】
次のうち、P保育士の行動として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 日々の保育の内容や実践の方法について振り返る。 →〇
  2. 自分自身のキャリアを考え、自らの職位や職務に合った能力を身につけるための研修を受ける。 →〇
  3. 保育士と看護師、調理員、栄養士等は、それぞれ異なる専門性をもっているので、職務内容には関与せず、個別に保育の質の向上に取り組む。 →×

正答:1 ○ ○ ×


R4前期:保育実習理論⑱

R4前期 保育実習理論 問 18
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
K保育士は、5歳児クラスを担当している。「保育所保育指針」を読み返していたところ、第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」エ「言葉」には「子どもが生活の中で、言葉の響きやリズム、新しい言葉や表現などに触れ、これらを使う楽しさを味わえるようにすること。その際、絵本や物語に親しんだり、言葉遊びなどをしたりすることを通して、言葉が豊かになるようにすること。」という記載があった。そこで、クラスの子どもと一緒に「回文」を探して、言葉遊びを楽しむことにした。
【設問】
次の言葉遊びのうち、「回文」の例として、正しいものを一つ選びなさい。
1 イチゴ ゴリラ ラッパ パイナップル …
2 さよなら さんかく また きて しかく
3 なまむぎ なまごめ なまたまご
4 たけやぶやけた →〇
5 ちゅう ちゅう たこかいな
正答:4


R4前期:保育実習理論⑲

R4前期 保育実習理論 問 19
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設での実習初日を終えたSさん(大学生、女性)は、その日の振り返りで施設の実習担当保育士に次の内容を話した。Tさん(16 歳、女児)が帰宅した際に、Sさんと目が合ったものの、無視する様子がみられたので、Sさんは挨拶をせず、その後も自分から話しかけることはなかった。保育士がその理由を聞くと、Sさんは、「Tさんがあからさまに私と距離をとろうとしていたので、話しかけられたくないのだと判断しました」と答えた。
【設問】
次のうち、実習担当保育士の実習生への対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「Tさんは本当に無視したのかな?」と、Sさん自身の解釈を振り返るように促す。 →〇
  2. 「あなたはTさんの気持ちを尊重したのね」と、SさんがTさんに話しかけなかったことを評価する。 →×
  3. 「あなたがその時に『はじめまして、実習生のSです』と自己紹介したら、Tさんはどう感じたかな?」と、Tさんへの理解を深めるための質問をする。 →〇

正答:2 ○ × ○


R4前期:保育実習理論⑳

R4前期 保育実習理論 問 20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Qさん(14 歳、女児)は 10 歳の時に両親からのネグレクトを理由に児童相談所に保護され、里親委託となった。4年間、Pさん(50 代、女性)が養育里親として養育している。Pさんは、Qさんとの信頼関係が十分に形成されていると考えていたが、最近、Pさんに対して「どうせ親じゃないんだから、ほっといて」といった発言など、反抗的な態度を示すことが多い。また、無断外泊などを行うようになっている。Pさんは、Qさんの養育に自信をなくしている。Pさんの夫はPさんに対して「そんなに大変ならやめればいい」と伝えた。Pさんは困り果てて、担当の里親支援専門相談員に相談した。
【設問】
次のうち、里親支援専門相談員の対応として、最も適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Qさんの素行の悪さを理由に、委託解除を検討する。  →×
  2. Qさんが何らかの葛藤や困難を抱えていると考え、Qさん本人から話を聞く。 →〇
  3. Pさん夫妻がQさんの状況をどのようにとらえているのか考えを夫婦で共有してもらうとともに、協力して養育に取り組むよう促す。 →〇
  4. Pさんには里親としての能力がないと判断し、研修の受講を提案する。 →×

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C →〇
4 B D
5 C D
正答:3


R3後期:保育原理①

R3後 保育原理 問1
 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(5)「保育所の社会的責任」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行うこと。 →〇
  2. 保護者や地域社会に保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めること。  →〇
  3. 入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めること。  →〇
  4. 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿について、地域の小学校と合同の研修を行うよう努めること。  →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


R3後期:保育原理②

R3後 保育原理 問2
 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の2「養護に関する基本的事項」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育における養護とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う指導のことである。  →×
  2. 保育所における保育は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性とするものである。  →〇
  3. 生命の保持のねらいには、「一人一人の子どもが、安定感を持って過ごせるようにする」という記述がある。  →×
  4. 生命の保持のねらいには、「一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする」という記述がある。  →〇
  5. 情緒の安定のねらいには、「一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする」という記述がある。 →〇

正答:4 × ○ × ○ ○


R3後期:保育原理③

R3後 保育原理 問3
 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「幼児教育を行う施設として共有すべき事項」に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 育みたい資質・能力として、「知識及び技能の基礎」「思考力、判断力、表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」が示されている。  →〇
  2. 育みたい資質・能力は、保育のねらい及び内容に基づいた個別の活動によって育むものである。  →×
  3. 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、保育活動全体を通して資質・能力が育まれている子どもの小学校就学時の具体的な姿である。 →〇
  4. 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、特に卒園を迎える年度の後半に見られるようになることから、5歳児クラスの保育の到達目標として掲げ、指導する内容である。  →×

正答:2 ○ × ○ ×


R3後期:保育原理④

R3後 保育原理 問4
 次の文のうち、保育所における全体的な計画に関する記述として、「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の計画及び評価」に照らした場合の不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 地域の生活条件、環境、文化などの特性や近隣の関係機関及び人材等の実態を踏まえ、これらを生かして、全体的な計画を作成することが求められる。  →〇
  2. 全体的な計画は、保育所全体として一貫性をもって子どもの発達過程を見通しながら、保育を体系的に構成して展開していくために必要である。  →〇
  3. 全体的な計画は、一人一人の子どもの保育時間や在籍期間の長短に合わせた個別の計画を集約して作成することに意義がある。  →×
  4. 全体的な計画によって、保育所の保育の全体像が職員間で共有されることが大切であり、その全体像に基づいて保育が展開されていくことで、保育の質の向上を組織的に図っていくことができる。  →〇
  5. 全体的な計画によって、保育の全体的な過程や構造を明確にすることは、保育の質の向上を図り、社会的責任を果たしていく上で大切なことである。 →〇

正答:3


R3後期:保育原理⑤

R3後 保育原理 問5
 次の文のうち、指導計画の展開に関する記述として、「保育所保育指針」第1章「総則」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 指導計画を作成した際に予想した子どもの姿とは異なる姿が見られた時は、必ずしも計画通りの展開に戻すことを優先するのではなく豊かな体験を得られるよう援助することが重要である。 →〇
  2. 担当保育士だけでなく、全職員による適切な役割分担と協力体制を整え、必要に応じて指導計画に職員相互の連携についての事項を盛り込むことが求められる。 →〇
  3. 指導計画に基づく保育の実践やそこでの一人一人の子どもに対する援助が適切であったかどうかを振り返り、浮かび上がってきた改善すべき点を次の指導計画に反映させていくことが求められる。 →〇
  4. 子ども自身による活動の展開を促すため、保育士等は環境や生活の流れを調整することを優先し、子どもには直接関わらないことが重要である。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


R3後期:保育原理⑥

R3後 保育原理 問6
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 高等女学校在学中に二葉幼稚園を知り卒業後保姆となり「二葉の大黒柱」と呼ばれた。二葉保育園と改称された同園の分園を設立し、保育にとどまらず社会事業に尽力した。特に「母の家」はわが国初の母子寮として知られる。 →〇ウ 徳永恕
  2. さまざまな事情で教育を受けられない貧しい子どもたちに私塾を開いた。また生徒が子守りから解放されて勉強できるように、生徒の幼い弟妹を校内で預り世話をした。 →〇ア 赤沢鍾美

【Ⅱ群】
ア 赤沢鍾美
イ 野口幽香
ウ 徳永恕
(組み合わせ)
A B
1 ア イ
2 ア ウ
3 イ ア
4 イ ウ
5 ウ ア →〇
正答:5


R3後期:保育原理⑦

R3後 保育原理 問7
 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の一部として、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 子どもが保育士等や他の子どもとの温かい触れ合いの中で自己の存在感や充実感を味わうことなどを基盤として、しなやかな心と体の発達を促すこと。 →〇
  2. 安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。 →〇
  3. 集団の生活の中で、子どもが自己を発揮し、保育士等や他の子どもに認められる体験をし、自分のよさや特徴に気付き、自信をもって行動できるようにすること。 →〇
  4. 子どもが自分の思いを言葉で伝えるとともに、保育士等や他の子どもなどの話を興味をもって注意して聞くことを通して次第に話を理解するようになっていき、言葉による伝え合いができるよう
    にすること。 →〇
  5. 身近な環境と十分に関わり、そこから得た感動を他の子どもや保育士等と共有するなかで、素材の扱いや表現の仕方については、個々の力量の差が出ないようにすること。 →×

正答:5


R3後期:保育原理⑧

R3後 保育原理 問8
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S保育所の園庭開放日のことである。あまり見かけない親子が園庭の砂場で遊んでいた。見ると親子は他の親子との交流はしておらず、また親子での会話もほとんどなく子どもはただ黙々とシャベルで砂をバケツに入れている。遠くからしばらくその様子を見ていた保育士が、親子に近づき「こんにちは。今日は良いお天気になりましたね。お住まいはお近くですか?お子さんは何歳?」と母親ににこやかに話かけた。すると母親は「息子は1歳半です。私は散歩が趣味でよく隣町やさらに遠くまで歩いています。子どもの歩行訓練のためにも散歩はとても良いと聞いているので、午前中はずっと二人で自宅から遠方まで散歩をしていて、今日はたまたまこの前を通りかかっただけです」とあまり表情を変えることなく答えた。話を聞きながら子どもの遊びに関わっていた保育士は、子どもにも話しかけたが応答はなく、やはり表情は硬い印象を受けた。
【設問】
保育士のその後の対応として、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親に保育所のパンフレットを渡し、相談があったら保育所に電話をするように伝える。 →〇
  2. 家庭で育児されている子どものため、その場では丁寧に対応するが、生活状況や家庭環境などは個人情報なので触れないようにし、今後の来園については特に言及しないでおく。 →×
  3. 次回の園庭開放日も来園するように誘い、親子との関係を築き、家庭における子育ての状況を把握することを心がける。 →〇
  4. その後の関わりのなかで母親の困りごとなど相談の希望がある場合に備えて、親子の住む地域を管轄する保健センターや子育て支援センターを紹介できるように調べておく。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


R3後期:保育原理⑨

R3後 保育原理 問9
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
T保育所の5歳児クラスのJ君は、言葉があまり話せず、走ることも苦手でオムツも取れていない。
靴を脱ぐことも給食を食べることも、とても時間がかかる。周りの子どもたちは、J君が自分でできることは見守ったり声をかけたり、励ましたりする様子が日頃から見られている。
そんな中、運動会では5歳児クラスが2つのグループに分かれて紅白リレーを行うことになった。
早速、練習が始まったが、J君が入るグループはいつも大きな差がついて負けてしまう。クラスの保育士は、どんなルールでリレーを行うとよいかをクラスの子どもに聞いてみた。クラスの子どもから、「J君の前と後ろを足の速い子にする」、「J君は走る距離をみんなの半分にする」といった意見が出た。J君もうれしそうに話を聞き、みんなで練習をがんばろうとの話になった。
【設問】
保育士の振り返りとして、「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の計画及び評価」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもたちから、J君が入ると負けてしまう、J君はリレーに参加しないほうがいいといった意見が出るかと思ったが、クラス全員でリレーを楽しめる方法につながる意見が出て良かった。 →〇
  2. J君がみんなと同じようにリレーをできないのは不平等になるので、参加させないほうがいいのではないか。 →×
  3. J君のリレーへの参加については、引き続き様子を見て、必要な対応を考えていこう。 →〇
  4. リレーへの参加について、J君の保護者の気持ちはどうなのか、クラスの子どもの意見も伝えながら聞いてみよう。 →〇
  5. J君のリレーへの参加について、他の職員に相談すると負担をかけてしまう。クラスの保育士だけで対応することにしよう。 →×

正答:2 ○ × ○ ○ ×


R3後期:保育原理⑩

R3後 保育原理 問 10
次の(a)~(d)の下線部分のうち、「保育所保育指針」第5章「職員の資質向上」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
職員が日々の保育実践を通じて、必要な知識及び技術の修得、維持及び向上を図るとともに、(a →〇)保育の課題等への共通理解や(b →×)計画性を高め、保育所全体としての保育の(c →×)効率化を図っていくためには、日常的に職員同士が(d →〇)主体的に学び合う姿勢と環境が重要であり、職場内での研修の充実が図られなければならない。
正答:3 ○ × × ○


R3後期:保育原理⑪

R3後 保育原理 問 11
 次の文のうち、保育士に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。ただし、保育士でなくなった後においてはその限りではない。 →×
  2. 都道府県知事は、保育士の登録をしたときは、申請者に保育士登録証を交付する。 →〇
  3. 保育士でない者は、保育士又はこれに紛らわしい名称を使用してはならない。 →〇
  4. 保育士は、保育士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。 →〇

正答:4 × ○ ○ ○


R3後期:保育原理⑫

R3後 保育原理 問 12
次の文のうち、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)に照らして、保育所に関連する基準として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい
組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所には保育士、嘱託医及び調理員を置かなければならない。ただし、調理業務の全部を委託する施設にあっては、調理員を置かないことができる。 →〇
  2. 看護師は、保育士をもってこれに代えることができる。 →×
  3. 寝室、観察室、診察室、病室、ほふく室、相談室、調理室、浴室、便所を置くこととする。 →×
  4. 保育士の数は、乳児おおむね3人につき1人以上とする。 →〇
  5. 保育士の数は、満3歳以上満4歳に満たない幼児おおむね 20 人につき1人以上とする。 →〇

正答:3 ○ × × ○ ○


R3後期:保育原理⑬

R3後 保育原理 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」の一部である。「人間関係」の「内容」として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. いろいろな遊びの中で十分に体を動かす。 →×
  2. 親しみをもって日常の挨拶をする。 →×
  3. 健康な生活のリズムを身に付ける。 →×
  4. 自分で考え、自分で行動する。 →〇
  5. 自分でできることは自分でする。 →〇

正答:4 × × × ○ ○