R2後期:子どもの保健④

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問4 
次のA~Dのうち、子どもということばに関する説明を示したものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「母子保健法」による新生児とは、出生後 30 日を経過しない乳児をいう。 →×
  2. 「母子保健法」による乳児とは、1歳に満たない者をいう。 →〇
  3. 「母子保健法」による幼児とは、満1歳から小学校就学前までをいう。 →〇
  4. 「児童福祉法」による児童とは、満 18 歳に満たない者をいう。 →〇

正答:4 × ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑤

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問5 
保育所の重大事故における対応として、子どもが意識を失って倒れていた場合、次のうちから適切なものを一つ選びなさい。

  1. 心臓マッサージを大人の場合の倍の速さで行った。 →×
  2. 胸部に吐物が付着していたが、蘇生を急ぐべきと考え、AED の電極をそのまま貼った。 →×
  3. 意識を失って倒れている子どもに駆け寄りながら、大声で人を呼んだ。 →〇
  4. 近くに人がいなかったので、AED をとりに、その場を離れた。 →×
  5. 保護者への連絡は状況が落ち着くまで控えた。 →×

正答:3


R2後期:子どもの保健⑥

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問6 
次のうち、保育所や地域における子どもへの虐待防止や虐待対応について、適切でないものを一つ選びなさい。

  1. 虐待を通告した人の個人情報は法律によって守られる。 →〇
  2. 保護者との関係を壊さないことを優先し、通告は控える。
  3. 子どもへの虐待による死亡は、1歳未満が約半数を占める。 →〇
  4. 社会的に孤立し援助者が少ない場合、虐待は起こりやすい。 →〇
  5. 妊婦健診や乳幼児健診を受診していない場合、子どもを虐待していることが多い。 →〇

正答:2


R2後期:子どもの保健⑦

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問7 
新生児に普通に見られる反射運動で、ある時期になると消えていくものを原始反射というが、次に示す反射と、その発現から消失時期の組み合わせで不適切なものを一つ選びなさい。
〈原始反射〉 〈発現~消失時期〉

  1. 大きな音でびっくりしたときや落ちると感じたときに起こる。腕は伸び、さらに抱きしめるような動きがある(モロー反射)
    ―――― 出生時 ~ 4か月ごろ →〇
  2. 頬や口のまわりを指で触れるとそちらに顔を向けて探し、口を開けたりする反射(探索反射)
    ―――― 出生時 ~ 4か月ごろ →〇
  3. 口唇に触れると乳を吸う動作をする(吸啜反射) ―――― 出生時 ~ 12 か月ごろ →×
  4. 背臥位のときに頭部を右もしくは左の方向(一つの方向)に向けると、顔の向いた側の手足は伸びて、反対側の手足は曲がっている姿勢(フェンシングの姿勢)をとる(緊張性頸反射)
    ―――― 出生時 ~ 5か月ごろ →〇
  5. 足の裏をペンなどで刺激すると、足の指は背屈し扇状にひろがる(バビンスキー反射)
    ―――― 出生時 ~ 24 か月ごろ →〇

正答:3


R2後期:子どもの保健⑧

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問8 
次のA~Eのうち、子どもにみられる症状あるいは疾患について述べたものとして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 発熱を判定する場合、その子どもの通常の体温(平熱)を把握している必要がある。 →〇
  2. 腹痛とは、腹部の痛みであるが、年少幼児では痛みの局在がはっきりとしないこともある。全身状態の観察が重要である。 →〇
  3. けいれんとは、意識消失とともに全身または体の一部の筋肉が、意志とは関係なく発作的に収縮することをいう。 →×
  4. 水痘は特徴的な発しんが重い場合は全身的に出現するが、頭皮にはみられないのが特徴である。 →×
  5. 麻しんは高熱を発して、顔面や頸部から出現した発しんが、下降的に広がり消退する時に色素沈着を残す。 →〇

正答:2 ○ ○ × × ○


R2後期:子どもの保健⑨

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問9 
次の文は、子どもの病気を早期発見するための、いつもと違う子どものサインに気づくためのポイント(「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」参照)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 親から離れず機嫌が悪い(ぐずる) →〇
  2. 睡眠中に泣いて目が覚める →〇
  3. 元気がなく顔色が悪い →〇
  4. きっかけがないのに吐いた →〇
  5. 便がゆるい →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑩

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 10 
次のA~Dは、保育所で子どもに薬を与える場合に関して、「保育所保育指針解説」(平成 30年3月 厚生労働省)第3章「健康及び安全」(3)「疾病等への対応」に示されている記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 医師の診断・指示によるものに限る。 →〇
  2. 保護者による与薬依頼書が必要である。 →〇
  3. 与薬依頼書には、薬の名前・種類、使用方法の記載が必須であるが、医師名は必要に応じて記載する。 →×
  4. 与薬の誤りがないように、決められた一人の保育士が行う。 →×

正答:1 ○ ○ × ×


R2後期:子どもの保健⑪

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 11 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Yさんは9歳の女児である。周産期、乳幼児健診で異常を指摘されたことはない。幼児期より内向的で保育所では友人は少なく登園渋りがあった。小学校に入学後、登校時に腹痛を来すようになり不登校となった。次第に母が外出しようとすると「お母さんが事故に遭って死んでしまったらどうしよう」と泣き出し留守番ができなくなった。
【設問】
次のうち、Yさんの主な精神医学的問題を、一つ選びなさい。

  1. パニック障害
  2. 分離不安障害 →〇
  3. 強迫性障害
  4. 自閉スペクトラム症
  5. 選択性緘黙

正答:2


R2後期:子どもの保健⑫

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 12 
次の文は、注意欠如・多動症についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. DSM-5 の診断基準によれば、不注意、多動性及び衝動性の症状が、2つ以上の状況(例:家庭、学校)で存在する必要がある。 →〇
  2. 近年の疫学調査によると、有病率は学童期で約 20%である。 →×
  3. 病因として遺伝的関与が強い。 →〇
  4. 自閉スペクトラム症を併存することがある。 →〇
  5. 出生体重が 1,500 g 未満で生まれることは、注意欠如・多動症のリスク因子である。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑬

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 13 
次の文は、発達性協調運動症に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 脳性麻痺や筋ジストロフィーが原因になる。 →×
  2. 協調運動技能の獲得が、その人の生活年齢に応じて期待されるものより明らかに劣っている。 →〇
  3. 症状は、不器用さや運動技能の遂行における遅さと不正確さによって明らかとなる。 →〇
  4. 学業や就労後の活動に影響を与えている。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑭

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 14 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
自閉スペクトラム症と診断されている5歳のSくん。保育所で制作の時間に突然保育室を飛び出してしまった。担当保育士が後を追いかけると、水場のところでびしょ濡れになってひとりで遊んでいた。
【設問】
担当保育士による、Sくんに対する配慮として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. あまりに楽しそうに遊んでいたので、制作は中止にして、みんなで一緒に遊ぶことにした。 →×
  2. 今、何をする時間なのかがわかっていなかった可能性を考え、Sくんがわかるように絵を使って教えるようにした。 →〇
  3. 水遊び以外にSくんが興味を持てる電車やくるまを制作に取り入れる工夫をした。 →〇
  4. 今は制作の時間であることを口頭で強く伝えた。 →×

正答:4 × ○ ○ ×


R2後期:子どもの保健⑮

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 15 
次の文は、日本人の自殺に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 年間の自殺者数は、平成 10 年以降、現在まで3万人台が続いている。 →×
  2. 過去に自殺企図をして生き残った人は、その後自殺企図を繰り返さない。 →×
  3. 平成 30 年の人口動態統計によれば、15 歳~ 19 歳の死因の第1位は自殺である。 →〇
  4. 平成 30 年中における自殺の状況(厚生労働省)によれば、未成年者の自殺の原因は、いじめが過半数である。 →×
  5. 産後うつ病では、子どもとの心中が起こることはない。 →×

正答:5 × × ○ × ×


R2後期:子どもの保健⑯

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 16 
次のうち、保育所において対応が求められる、乳幼児がかかりやすい代表的なアレルギー疾患について、適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 食物アレルギーは、すべてのアレルギー疾患の元になる。 →×
  2. 幼児では、アレルギー性鼻炎はほとんどみられない。 →×
  3. 乳幼児の気管支喘息は、感染によるものでアレルギーではない。 →×
  4. アトピー性皮膚炎は、自ら訴えることの少ない乳幼児においても痒いことが特徴である。 →〇
  5. アナフィラキシーは、皮膚を含めて3つ以上の臓器に急に出る症状である。 →×

正答:4


R2後期:子どもの保健⑰

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 17 
次のうち、感染症名と「学校保健安全法施行規則」に定められる出席停止期間の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 麻しん ―――――― 解熱した後3日を経過するまで →〇
  2. 流行性耳下腺炎 ――  耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後3日を経過し、かつ、全身症状が良好になるまで →×
  3. 風しん ―――――― 発しんが消失するまで →〇
  4. 水痘 ――――――― すべての発しんが消失するまで →×
  5. 咽頭結膜熱 ―――― 主要症状が消退した後2日を経過するまで →〇

正答:2 ○ × ○ × ○


R2後期:子どもの保健⑱

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 18 
次の文は、日本で接種することができるワクチンについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 水痘ワクチンは、定期接種として実施されている。 →〇
  2. 3種混合ワクチンは、ジフテリア、百日ぜき、破傷風に対するワクチンである。 →〇
  3. ポリオワクチンは、不活化ワクチンである。 →〇
  4. BCG は、結核に対するワクチンである。 →〇
  5. MR ワクチンは、麻しんと風しんに対するワクチンである。 →〇

正答:1 ○ ○ ○ ○ ○


R2後期:子どもの保健⑲

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 19 
次の文は、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)」(厚生労働省)の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 集団での午睡や食事、遊び等では子ども同士が( A 濃厚に)接触することが多いため、( B 飛沫感染)や接触感染が生じやすいということに留意が必要である。
  • 特に乳児は、床をはい、また、手に触れるものを何でも( C 舐める)といった行動上の特徴があるため、接触感染には十分に留意する。
  • 乳幼児が自ら正しいマスクの着用、適切な( D 手洗い)の実施、物品の衛生的な取扱い等の基本的な( E 衛生対策)を十分に行うことは難しいため、大人からの援助や配慮が必要である。

(組み合わせ)
   A     B     C    D     E

  1. 互いに  飛沫感染  食べる  手洗い  予防対策
  2. 濃厚に  経口感染  舐める  うがい  衛生対策
  3. 濃厚に  飛沫感染  舐める  手洗い  衛生対策 →〇
  4. 互いに  経口感染  食べる  手洗い  予防対策
  5. 濃厚に  経口感染  舐める  うがい  予防対策

正答:3


R2後期:子どもの保健⑳

令和2年度 後期試験 子どもの保健 問 20 
次のA~Eのうち、子どもの日光・紫外線への対応に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの時に浴びた紫外線の影響が、数十年後に現れる可能性がある。 →〇
  2. 乳児はビタミンD不足にならないよう、直射日光が皮膚に当たるようにする。 →×
  3. 日焼けで水ぶくれができたら皮膚科を受診する。 →〇
  4. 子ども用の日焼け止めクリームは、皮膚の敏感な人用のものと同様の成分になっている。 →〇
  5. 日焼け止めクリームは、一回塗れば半日以上有効である。 →×

正答:2 ○ × ○ ○ ×


R2後期:子どもの食と栄養①

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問1 
次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)の「現在子どもの食事について困っていること(回答者:2~6歳児の保護者)」に関する記述である。そのうち、2~3歳児未満の保護者の回答において、割合の高い上位5つに入る項目として、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 食べるのに時間がかかる →〇
  2. 偏食する →〇
  3. むら食い →〇
  4. 遊び食べをする →〇
  5. 食べすぎる →×

正答:5


R2後期:子どもの食と栄養②

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問2
 次の文は、食生活の現状に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「平成 29 年度食料需給表」(農林水産省)によると、平成 28 年度の日本の食料自給率は供給熱量ベースで 50%を上回っている。 →×
  2. 「平成 29 年国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)によると、全ての年代で昼食・夕食に比べ、朝食を欠食する割合が高い。 →〇
  3. 「平成 29 年国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)によると、女性のやせ(BMI118.5kg/m2)の割合は、20 代が最も高い。 →〇
  4. 「平成 29 年度食育白書」(農林水産省)によると、週の半分以上、一日の全ての食事を一人で食べている「孤食」の人は約 15%である。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R2後期:子どもの食と栄養③

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問3 
次のうち、ビタミン名と不足・欠乏症の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ビタミンK ――― 神経管閉鎖障害 →×
  2. ビタミンA ――― 夜盲症 →〇
  3. 葉酸 ―――――― 新生児の頭蓋内出血症 →×
  4. ビタミンD ――― 小児のくる病 →〇

正答:4 × ○ × ○


R2後期:子どもの食と栄養④

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問4 
次の文は、栄養素に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 炭水化物は、糖質と食物繊維に分類される。 →〇
  2. 脂質の1g あたりのエネルギー量は4kcal である。 →×
  3. たんぱく質は、炭素、酸素、水素、窒素を含む。 →〇
  4. 無機質(ミネラル)は、体内で合成できない。 →〇

正答:2 ○ × ○ ○


R2後期:子どもの食と栄養⑤

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問5 
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」(厚生労働省)の小児(1~ 17 歳)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 身体活動レベル(PAL)は2区分である。 →×
  2. 3~5歳におけるカルシウムの推奨量は、骨塩量増加に伴うカルシウム蓄積量が生涯で最も増加する時期であるため、他の年代に比べて高い。 →×
  3. 脂質の目標量は、男女で異なる。 →×
  4. 1~2歳の基礎代謝基準値は、3~5歳より高い。 →〇

正答:5 × × × ○


R2後期:子どもの食と栄養⑥

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問6 
次の文のうち、「食事バランスガイド」(平成 17 年:厚生労働省・農林水産省)に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 食事の提供量の単位は、SV(サービング)である。 →〇
  2. 1食に「何を」「どれだけ」食べたらよいかが示されている。 →×
  3. コマのイラストで描かれている。 →〇
  4. 菓子・嗜好飲料は食生活の中の楽しみとしてとらえ、料理グループには含まれていない。 →〇
  5. 「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5区分の料理で示されている。 →〇

正答:2


R2後期:子どもの食と栄養⑦

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問7 
次の文は、母乳に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 母乳中の糖質は、しょ糖(スクロース)を多く含む。 →×
  2. 母乳のたんぱく質含量は、普通牛乳より少ない。 →〇
  3. 母乳には、消化吸収のよい飽和脂肪酸が多く含まれている。 →×
  4. 母乳中のカルシウム量は、普通牛乳より多い。 →×
  5. 冷凍母乳は免疫物質を保持するため、電子レンジで解凍するとよい。 →×

正答:2


R2後期:子どもの食と栄養⑧

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問8 
次の【Ⅰ群】の育児用ミルクと、【Ⅱ群】の特徴を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 乳児用調製粉乳
  2. フォローアップミルク
  3. 低出生体重児用粉乳
  4. アミノ酸混合乳

【Ⅱ群】
ア 生後9か月以降から使用する。フォローアップミルク
イ 消化吸収に負担の少ない中鎖脂肪(MCT)が用いられている。低出生体重児用粉乳
ウ 牛乳たんぱく質を含まないアレルギー児用ミルクであるアミノ酸混合乳
エ 母乳の代替品である。乳児用調製粉乳
正答:4 エ ア イ ウ



R2後期:子どもの食と栄養⑩

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問 10 
次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい”食べる力”」の一つとして、幼児期では「家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう」をあげている。 →〇
  2. 幼児は、成人に比べてからだが小さく、胃の容量も小さいが、体重1kg あたりのエネルギー必要量は、成人より多い。 →〇
  3. 「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年改定版:厚生労働省)では、子ども(1歳)の1日の食事量の目安について、主食、副菜、主菜はそれぞれ成人と同じ程度としている。 →×
  4. 幼児期には、偏食する、むら食い、食欲不振などが起きやすい。 →〇

正答:2 ○ ○ × ○


R2後期:子どもの食と栄養⑪

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問 11 
次の文のうち、「学校給食実施基準の一部改正について(通知)」(平成 30 年:文部科学省)に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 「学校給食摂取基準」については、厚生労働省が策定した「学校保健統計調査」を参考とすること。 →×
  2. 各地域の実情や家庭における食生活の実態把握の上、日本型食生活の実践、日本の伝統的な食文化の継承について十分配慮すること。 →〇
  3. 「食事状況調査」の結果によれば、学校給食のない日はカルシウム不足が顕著である。 →〇
  4. 献立作成にあたっては、常に食品の組み合わせ、調理方法等の改善を図るとともに、児童生徒のし好の偏りをなくすよう配慮すること。 →〇
  5. 望ましい生活習慣を形成するため、適度な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠という生活習慣全体を視野に入れた指導に配慮すること。 →〇

正答:1


R2後期:子どもの食と栄養⑫

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問 12 
次の文は、「妊産婦のための食生活指針―「健やか親子 21」推進検討会報告書―」(平成 18 年:厚生労働省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
―からだづくりの基礎となる「( A イ 主菜)」は適量を―
肉、魚、卵、大豆料理をバランスよくとりましょう。赤身の肉や魚などを上手に取り入れて、( B ウ 貧血)を防ぎましょう。ただし、妊娠初期には( C カ ビタミンA)の過剰摂取に気をつけて。
【語群】
ア 主食  イ 主菜     ウ 貧血     エ 妊娠高血圧症候群
オ 葉酸  カ ビタミンA  キ ビタミンK  
正答:4 イ ウ カ


R2後期:子どもの食と栄養⑬

令和2年度 後期試験 子どもの食と栄養 問 13 
次の【Ⅰ群】の節句の種類と、【Ⅱ群】の節句に食べる一般的な料理や食品を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 人日の節句 →エ かゆ、せり、なずな
  2. 桃の節句 →ウ はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もち
  3. 端午の節句 →ア ちまき、柏餅
  4. 七夕の節句 →オ そうめん
  5. 重陽の節句 →イ 栗ご飯、きく酒

【Ⅱ群】
ア ちまき、柏餅
イ 栗ご飯、きく酒
ウ はまぐりのお吸い物、ちらしずし、菱もち
エ かゆ、せり、なずな
オ そうめん
正答:5 エ ウ ア オ イ