H31前:教育原理④

平成31年度前期試験 教育原理 問4 
次の論を展開した人物として、正しいものを一つ選びなさい。

正統的周辺参加は、それ自体は教育形態ではないし、まして教授技術的方略でも教えるテクニックでもないことを強調しておくべきである。それは学習を分析的にみる一つの見方であり、学習というものを理解する一つの方法である。

  1. デューイ(Dewey, J.)
  2. ピアジェ(Piaget, J.)
  3. レイヴとウェンガー(Lave, J. & Wenger, E.) →〇
  4. ブルーナー(Bruner, J.S.)
  5. ブルーム(Bloom, B.S.)

正答:3


H31前:教育原理⑤

平成31年度前期試験 教育原理 問5 
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 子育てについて具体的なたとえ話をまじえながら、庶民にもわかりやすく説いた。また、「知行合一説」を唱え、陽明学の普及に努めた。 →イ 中江藤樹
  2. 階級や僧俗を問わず、一般庶民の子弟にも門戸を開いた「綜芸種智院」を創設した。 →ウ 空海
  3. 「人の性は本善」であるという性善説の立場であった。「和俗童子訓」を著した。 →ア 貝原益軒

【Ⅱ群】
ア 貝原益軒
イ 中江藤樹
ウ 空海
エ 聖徳太子
オ 大原幽学
正答:3 イ ウ ア


H31前:教育原理⑥

平成31年度前期試験 教育原理 問6 
次の文は、19 世紀後半から 20 世紀初頭にかけての新教育運動に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コメニウス(Comenius, J.A.)は、事物による教育を提唱し、絵入教科書「世界図絵」を作成した。
  2. デューイ(Dewey, J.)は、「為すことによって学ぶ(learning by doing)」ことの重要性を説き、子どもたちが経験を通して学習することを提唱した。
  3. ドルトン・プランは、パーカースト(Parkhurst, H.)によって開発されたプランである。
  4. キルパトリック(Kilpatrick, W.H.)は、自主的な問題解決に取り組ませるプロジェクト・メソッドを確立した。

(組み合わせ)
  A B C D
1 ○ ○ ○ ○
2 ○ × × ○
3 × ○ ○ ○
4 × ○ × ○
5 × ○ × ×
正答:全

※コメニウスは17世紀の人物のため、3?
内容だけ見れば1?


H31前:教育原理⑦

平成31年度前期試験 教育原理 問7 
次の文は、文部科学省についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 教育職員の養成並びに資質の保持及び向上に関する事務をつかさどる。
  2. スポーツ庁と文化庁が外局として置かれている。
  3. 少子高齢社会への総合的な対応に関する関係行政機関の事務の調整に関する事務をつかさどる。 →×
  4. 学校環境の整備に関する指導及び助言に関する事務をつかさどる。
  5. 科学技術に関する研究及び開発に関する計画の作成及び推進に関する事務をつかさどる。

正答:3


H31前:教育原理⑧

平成31年度前期試験 教育原理 問8 
次の文は、「幼稚園教育要領」(平成 29 年3月告示)の第3章「教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項」の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

幼稚園の運営に当たっては、子育ての支援のために保護者や地域の人々に機能や施設を開放して、園内体制の整備や関係機関との連携及び協力に配慮しつつ、幼児期の教育に関する相談に応じたり、情報を提供したり、幼児と保護者との登園を受け入れたり、保護者同士の交流の機会を提供したりするなど、幼稚園と(A 家庭)が一体となって幼児と関わる取組を進め、地域における(B 幼児期の教育のセンター)としての役割を果たすよう努めるものとする。その際、心理や保健の専門家、地域の子育て経験者等と連携・協働しながら取り組むよう配慮するものとする。
(組み合わせ)
A B

  1. 家庭 幼児期の教育のセンター
  2. 家庭 子育ての相談機関
  3. 地域社会 幼児期の教育のセンター
  4. 地域社会 子育ての相談機関
  5. 地域社会 就学前の教育機関

正答:1


H31前:教育原理⑨

平成31年度前期試験 教育原理 問9 
次の文は、中央教育審議会答申「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」(平成 27 年 12 月)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

学習指導要領の次期改訂が目指す理念を実現するためには、教育課程全体を通した取組を通じて、教科横断的な視点から教育活動の改善を行っていくことや、学校全体としての取組を通じて、教科等や学年を超えた組織運営の改善を行っていくことが求められているとしており、教育活動や組織運営など、学校全体の在り方の改善において核となる教育課程の編成、実施、評価及び改善という「(A カリキュラム・マネジメント)」の確立が必要であることが示されている。こうした(A カリキュラム・マネジメント)は、次のような側面から捉えることができる。

  • 各教科等の教育内容を相互の関係で捉え、学校の教育目標を踏まえた教科横断的な視点で、その目標の達成に必要な教育の内容を組織的に配列していくこと。
  • 教育内容の質の向上に向けて、子供たちの姿や地域の現状等に関する調査や各種データ等に基づき、教育課程を編成し、実施し、評価して改善を図る一連の(B PDCAサイクル)を確立すること。
  • 教育内容と、教育活動に必要な人的・物的資源等を、地域等の外部の資源も含めて活用しながら効果的に組み合わせること。

(組み合わせ)
A B

  1. クオリティ・マネジメント インテリジェンス・サイクル
  2. クオリティ・マネジメント PDCAサイクル
  3. リスク・マネジメント PDCAサイクル
  4. カリキュラム・マネジメント PDCAサイクル
  5. カリキュラム・マネジメント インテリジェンス・サイクル

正答:4


H31前:教育原理⑩

平成31年度前期試験 教育原理 問 10 
次の文は、「障害者差別解消法【合理的配慮の提供等事例集】」(平成 29 年 11 月 内閣府障害者施策担当)の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 言葉だけでの指示だと、内容を十分に理解できないで混乱してしまうことがある。
    → 小学校へ入学してから苦労しないように、言葉だけで指示を聞けるよう指導を続けた。 →×
  2. 咀嚼することが苦手であり、通常の給食では喉に詰まらせてしまう可能性がある。
    →  大きな食材については、小さく切ったりミキサーで細かくしたりして、食べやすいサイズに加工することとした。 →〇
  3. 触覚に過敏さがあり、給食で使うステンレスの食器が使用できず、手づかみで食べようとする。
    → 根気強くステンレスの食器を使用することで慣れさせることとした。 →×
  4. 多くの人が集まる場が苦手で、集会活動や儀式的行事に参加することが難しい。
    →  集団から少し離れた場所で本人に負担がないような場所に席を用意したり、聴覚に過敏があるのであれば、イヤーマフなどを用いることとした。 →〇
  5. 聴覚に過敏さがあり、運動会のピストル音が聞こえると、パニックを起こしてしまうかもしれない。
    →  すぐ近くではピストルの音をならさないようにしたが、小学校ではピストルを使うことが多いので、少し離れたところからピストルでスタートの合図をすることとした。 →×

正答:4 × ○ × ○ ×


H31前:社会的養護①

平成31年度前期試験 社会的養護 問1 
次の文は、「児童福祉法」及び「児童虐待の防止等に関する法律」における、平成 28 年の改正内容に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 市町村から児童相談所への事案送致を新設した。
  2. 市町村が設置する児童福祉審議会の調整機関について、専門職を配置しなければならないとした。
  3. 一時保護中の 18 歳以上の者等について、22 歳に達するまでの間、新たに施設入所等措置を行えるようにした。
  4. 児童虐待の疑いがある保護者に対して、再出頭要求を経ずとも、裁判所の許可状により、児童相談所による臨検・捜索を実施できるものとした。 →〇
  5. 児童虐待の発生予防に資するため、都道府県は、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援を行う母子健康包括支援センターの設置に努めるものとした。

正答:4


H31前:社会的養護②

平成31年度前期試験 社会的養護 問2 
次の文は、「里親が行う養育に関する最低基準」(平成 29 年 厚生労働省)の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

里親が行う養育は、委託児童の(A 自主性)を尊重し、基本的な(B 生活習慣)を確立するとともに、豊かな人間性及び社会性を養い、委託児童の(C 自立)を支援することを目的として行われなければならない。

(組み合わせ)
    A      B    C

  1. 最善の利益  生活習慣  発達
  2. 最善の利益  人間関係  自立
  3. 最善の利益  生活習慣  自立
  4. 自主性   人間関係  発達
  5. 自主性   生活習慣  自立

正答:5


H31前:社会的養護③

平成31年度前期試験 社会的養護 問3 
次の文は、親権に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 親権者等は、児童相談所長や児童福祉施設の施設長、里親等による監護措置を、不当に妨げてはならない。
  2. 児童相談所長は、親権喪失、親権停止及び管理権喪失の審判について家庭裁判所への請求権を有する。
  3. 里親等委託中及び一時保護中の児童に親権者等がいない場合には、市町村長が親権を代行する。 →×
  4. 子の親族及び検察官のほか、子、未成年後見人及び未成年後見監督人も、親権の喪失等について、家庭裁判所への請求権を有する。
  5. 家庭裁判所は、「父又は母による親権の行使が困難又は不適当であることにより子の利益を害するとき」に、2年以内の期間を定めて親権停止の審判をすることができる。

正答:3


H31前:社会的養護④

平成31年度前期試験 社会的養護 問4 
次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)に示されている社会的養護の原理に関する記述の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子ども期のすべては、その(A ア 年齢)に応じた発達の課題を持ち、その後の成人期の人生に向けた準備の期間でもある。社会的養護は、未来の人生を作り出す基礎となるよう、子ども期の健全な心身の発達の保障を目指して行われる。
  • 特に、人生の基礎となる乳幼児期では、(B エ 愛着関係)や基本的な信頼関係の形成が重要である。子どもは、(B エ 愛着関係)や基本的な信頼関係を基盤にして、自分や他者の存在を受け入れていくことができるようになる。(C ウ 自立)に向けた生きる力の獲得も、健やかな身体的、精神的及び社会的発達も、こうした基盤があって可能となる。

【語群】
ア 年齢  イ 個性  ウ 自立  エ 愛着関係  オ 集団適応  カ 自己同一性
正答:1 ア エ ウ


H31前:社会的養護⑤

平成31年度前期試験 社会的養護 問5 
次の文は、「情緒障害児短期治療施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)における治療目標に関する記述の一部である。正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもへの治療は、経験主義的アセスメントに基づき、個別のニーズに沿って、説明と同意のもとに行われる。
  2. 治療目標は子どもの状況に応じて子ども、保護者及び児童相談所等の関係者と相談しながら決めていく。 →〇
  3. 治療は、子どもの同意のみならず、保護者を治療協力者ととらえ、保護者に児童の状態及び能力を説明し治療方針の同意を得ながら進めていく。 →〇
  4. 心理療法は個人療法、集団療法など様々な技法から保護者の意向に合わせて組み合わされるほか、心理教育や性教育プログラムなど特別なプログラムも必要に応じて行われる。

正答:4 B C
注)情緒障害児短期治療施設は、平成 28 年の「児童福祉法」改正により児童心理治療施設と改称されている。


H31前:社会的養護⑥

平成31年度前期試験 社会的養護 問6 
次の文は、施設職員に求められるソーシャルワークの援助技術に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. ケースワークとは、地域にあるニーズや生活問題の解決のために、サービスの開発や組織化を図り、住民が主体的に問題解決に取り組めるようにする技法である。
  2. アウトリーチとは、支援において他領域の専門的知識や技術を要するときに、他の専門職から助言を受けることである。
  3. ソーシャルアクションとは、福祉ニーズの充足のために、社会環境の改善や制度等の創設・改善等を目指して、市民・組織・行政等に働きかける技法である。 →〇
  4. ネットワーキングとは、複合的な問題を抱える利用者の生活上のニーズを充足させるため、適切な社会資源と利用者を結びつけ調整する技法である。
  5. ソーシャル・アドミニストレーションとは、意図的なグループ体験やメンバー相互の関係を活用して、個々の力を高め問題解決するための対人援助技術である。

正答:3


H31前:社会的養護⑦

平成31年度前期試験 社会的養護 問7 
次の文は、「社会的養護自立支援事業」に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. この事業が対象とする年齢は、年度末の時点で 26 歳までの者である。
  2. 対象となる者は、里親等への委託や、児童養護施設等への入所措置の経験がない在宅で生活している者を含んでいる。
  3. 実施主体は、市町村に限定されている。
  4. 継続支援計画は、原則措置解除後に作成することとされている。
  5. この事業を行う際には、生活相談支援担当職員を配置することとされている。 →〇

正答:5


H31前:社会的養護⑧

平成31年度前期試験 社会的養護 問8 
次の文は、「社会的養護関係施設における親子関係再構築支援ガイドライン」(平成 26 年3月 厚生労働省 親子関係再構築支援ワーキンググループ)に記された「家庭支援専門相談員に求められる技術」の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

親とのコミュニケーションにおいて、家庭支援専門相談員に求められる技術は、「受容」「(A イ 共感)」「傾聴」である。虐待を行ったため、否定されている親の持ついろいろな思いを「受容」や「(A イ 共感)」することで、親との(B ウ 信頼関係)を作り出されることが支援の大きな伴となる。親を(C オ エンパワメント)するという姿勢も大切である。その前提としてそれぞれの親たちが持っている困難を乗り越える力を正しく評価し伝えると共に、かかわりを通じて更に前向きな力に変容できるよう支援することが重要である。その支援において大切なことが積極的な「傾聴」である。

【語群】
ア 指示  イ 共感  ウ 信頼関係  エ 愛着関係  オ エンパワメント  カ 指導
正答:3 イ ウ オ


H31前:社会的養護⑨

平成31年度前期試験 社会的養護 問9 次のうち、社会的養護における専門職名と専門職の配置が義務づけられている施設の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 母子支援員 ―――― 児童養護施設および乳児院にのみ配置が義務づけられている。
  2. 心理療法担当職員 ― 児童心理治療施設にのみ配置が義務づけられている。
  3. 児童指導員 ―――― 児童自立支援施設にのみ配置が義務づけられている。
  4. 看護師 ―――――― 乳児院において配置が義務づけられている。 →〇
  5. 児童福祉司 ―――― 児童養護施設において配置が義務づけられている。

正答:4


H31前:社会的養護⑩

平成31年度前期試験 社会的養護 問 10 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Lさん(50 代、女性)と、その夫のMさん(50 代、男性)は、一人娘が大学に入学したことを機に、養育里親として子どもを育てたいと考えていた。そこで、どのようにしたら養育里親として子どもを養育することができるのか、児童相談所に相談することとした。

【設問】
次の文のうち、相談を受けた児童相談所の担当職員が行う説明として不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 里親を希望する理由や動機について確認する必要があることを伝える。
  2. 里親として委託児童を養育するにあたっては、家族の理解や協力が必要であることを伝える。
  3. 委託後に、子どもの発達の遅れや障害が見つかることもあることを伝える。
  4. 委託される子どもの年齢と里親の年齢との差は 45 歳までと定められていることを伝える。 →×
  5. 里親は、児童相談所などの関係機関等と協力し、子どもを養育することが求められることを伝える。

正答:4


H31前:児童家庭福祉①

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問1 
次の文は、「児童の権利に関する条約」第 12 条の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

1 締約国は、自己の(A 意見)を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の(A 意見)を表明する権利を確保する。この場合において、児童の(A 意見)は、その児童の(B 年齢及び成熟度)に従って相応に考慮されるものとする。
(組み合わせ)
A B

  1. 幸福 状況及び発達
  2. 幸福 年齢及び成熟度
  3. 意見 成長及び発達
  4. 意見 年齢及び成熟度
  5. 意見 状況及び成長

正答:4


H31前:児童家庭福祉②

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問2 
次のA~Eは、児童福祉に関する法律である。これらを制定年の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童扶養手当法
  2. 児童福祉法
  3. 母子保健法
  4. 児童手当法
  5. 社会福祉法

正答:1 B→E→A→C→D


H31前:児童家庭福祉③

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問3 
次の文は、「平成 29 年版 子供・若者白書」における子ども・若者支援育成施策に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 「子ども・若者育成支援推進法」は、社会生活を円滑に営む上で困難を有する子どもや若者を支援するための地域ネットワークの整備を主な内容とするものである。
  2. 「子ども・若者育成支援推進法」に基づき、「子ども・若者ビジョン」が策定された。
  3. 「子ども・若者育成支援推進法」に基づき、厚生労働省は「子ども・若者計画」を作成することとされた。 →×
  4. 内閣府に設置された子ども・若者育成支援推進本部により「子ども・若者育成支援推進大綱」が作成された。
  5. 「子ども・若者育成支援推進大綱」では、すべての子ども・若者が健やかに成長し、自立・活躍できる社会が目指されている。

正答:3


H31前:児童家庭福祉④

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問4 
次の文は、「乳児院運営指針」(平成 24 年3月 29 日 厚生労働省)の第Ⅰ部「総論」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

乳児院における養育の基本は、子どもが養育者とともに、時と場所を共有し、共感し、応答性のある(A 環境)のなかで、生理的・心理的・(B 社会的)に要求が充足されることである。家族、(C 地域社会)と連携を密にし、豊かな人間関係を培い社会の一員として(D 参画)できる基礎づくりを行っていくべきである。
(組み合わせ)
AB C D

  1. 関係 経済的 市区町村 参画
  2. 関係 社会的 市区町村 生活
  3. 環境 経済的 地域社会 生活
  4. 環境 社会的 地域社会 参画
  5. 関係 経済的 地域社会 生活

正答:4


H31前:児童家庭福祉⑤

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問5 
次の文は、「民法」の一部である。(A )~(D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

第 818 条 成年に達しない子は、父母の(A 親権)に服する。

第 820 条 (A 親権)を行う者は、子の(B 利益)のために子の(C 監護及び教育)をする(D 権利)を有し、義務を負う。

第 821 条 子は、(A 親権)を行う者が指定した場所に、その居所を定めなければならない。

第 822 条 (A 親権)を行う者は、第 820 条の規定による(C 監護及び教育)に必要な範囲内でその子を懲戒することができる。

(組み合わせ)
AB C D

  1. 監護 利益 保護及び養育 責任
  2. 監護 懲戒 監護及び教育 権利
  3. 養育 保護 監護及び教育 責任
  4. 親権 利益 監護及び教育 権利
  5. 親権 懲戒 保護及び養育 責任

正答:4


H31前:児童家庭福祉⑥

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問6 
次のうち、子どもや子育て家庭への支援に関する国や地方公共団体が策定した計画及び大綱の呼称として、不適切なものを一つ選びなさい。

  1. 子ども・子育てビジョン
  2. ゴールドプラン →×
  3. 子ども・子育て応援プラン
  4. 市町村子ども・子育て支援事業計画
  5. ニッポン一億総活躍プラン

正答:2


H31前:児童家庭福祉⑦

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問7 
次の文は、「児童福祉法」第 10 条に規定された、市町村における児童と妊産婦の福祉に関する業務についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家庭その他からの相談に応じ、並びに必要な調査及び指導を行うこと。 →〇
  2. 児童と妊産婦の福祉に関する必要な実状把握に努めること。 →〇
  3. 児童養護施設への入所措置を行うこと。 →×
  4. 児童と妊産婦の福祉に関する必要な情報提供を行うこと。 →〇
  5. 児童相談所を設置すること。 →×

正答:2 ○ ○ × ○ ×


H31前:児童家庭福祉⑧

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問8 
次の文は、児童福祉施設等についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童養護施設の目的には、退所した者に対する相談やその他の自立のための援助が含まれる。 →〇
  2. 福祉型障害児入所施設は、障害児を入所させ、保護、日常生活の指導及び独立自活に必要な知識技能の付与を行うことを目的とする施設である。 →〇
  3. 児童心理治療施設は、不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を対象とする。 →×
  4. 母子生活支援施設は、父子も入所することができる。 →×

正答:2 ○ ○ × ×


H31前:児童家庭福祉⑨

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問9 
次の文は、養育支援訪問事業の事業内容に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 若年の養育者に対する育児相談・指導
  2. 障害児に対する療育・栄養指導 →×
  3. 児童が児童養護施設等を退所後にアフターケアを必要とする家庭等に対する養育相談・支援
  4. 産褥期の母子に対する育児支援や簡単な家事等の援助
  5. 養育者に対する身体的・精神的不調状態に対する相談・指導

正答:2


H31前:児童家庭福祉⑩

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問 10
次の文は、子どもの健全育成に関する記述である。次の(A)~(D)の下線部分が適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

児童館ガイドライン(平成 23 年3月 31 日)によると、児童館には日常の生活の支援や(A →〇)問題の発生予防・早期発見と対応(B →〇)地域組織活動の育成などもその機能・役割として位置づけられている。
また、放課後児童健全育成事業は、(C →〇)放課後子ども総合プランにより、(D →〇)放課後子供教室との一体型の実施が求められてきた。
正答:1 ○ ○ ○ ○


H31前:児童家庭福祉⑪

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問 11 
次の文は、放課後児童健全育成事業に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 1つの支援の単位を構成する児童の数は、おおむね 50 人以下とする。
  2. 特別支援学校の小学部の児童は、本事業ではなく放課後等デイサービス事業を利用することとする。
  3. 本事業の実施主体は、市町村(特別区及び一部事務組合を含む。)とする。 →〇
  4. 放課後児童支援員は、保育士資格や教員免許取得者でなければならない。
  5. 対象児童は、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校低学年までとする。

正答:3


H31前:児童家庭福祉⑫

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問 12 
次の文は、「子ども・子育て支援法」に基づく利用者支援事業(母子保健型)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 実施場所は、主として市町村保健センター等母子保健に関する相談機能を有する施設とされる。 →〇
  2. 母子保健に関する専門知識を有する保健師、助産師、看護師又はソーシャルワーカー(社会福祉士等)を1名以上配置する。 →〇
  3. 妊娠・出産・子育てに関する相談に応じ、必要に応じて個別に支援プランを策定する。 →〇
  4. 子育て世代包括支援センターや、「母子保健法」に基づく母子健康包括支援センターとは異なる事業である。 →×

正答:1 ○ ○ ○ ×


H31前:児童家庭福祉⑬

平成31年度前期試験 児童家庭福祉 問 13 
次の文は、家庭的保育事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家庭的保育者は、保育士資格もしくは幼稚園教諭免許を有していなければならない。 →×
  2. 家庭的保育事業では、家庭的保育者と家庭的保育補助者がいる場合、4名までの子どもの保育を行うことができる。 →×
  3. 原則として、連携を行う保育所、幼稚園、及び認定こども園を適切に確保し、必要な支援を受けることが定められている。 →〇
  4. 満3歳以上であっても、保育の必要が認められ、かつ幼児の保育体制等が整備される場合は、家庭的保育者による保育が可能である。 →〇

正答:4 × × ○ ○