R2後期:保育実習理論⑥

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問6 
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. コダーイシステムは、アメリカで生まれた教育法である。 →×
  2. 大中恩は、「犬のおまわりさん」を作曲した。 →〇
  3. マラカスは打楽器の仲間である。 →〇
  4. イ長調の調号は、シャープが2つである。 →×

正答:4 × ○ ○ ×


R2後期:保育実習理論⑦

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問7 
次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」のオ「表現」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、( A 創造性)を豊かにする。
(ア)ねらい

  • 身体の諸感覚の経験を豊かにし、( B 様々な感覚)を味わう。

(イ)内容

  • 水、砂、土、紙、粘土など様々な( C 素材)に触れて楽しむ。

(組み合わせ)
A BC

  1. 創造性 様々な感覚 材料
  2. 創造性 深い感覚 素材
  3. 独創性 様々な感覚 材料
  4. 独創性 深い感覚 材料
  5. 創造性 様々な感覚 素材 →〇

正答:5


R2後期:保育実習理論⑧

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問8 
次の文は、「図式期」と呼ばれる描画発達の一時期にみられる特徴に関する記述である。それぞれの言葉とその内容とが適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アニミズム的表現 ―――  すべてのものに命があり、感情や意志をもっているという考え方に基づいた絵で、動物以外のものにも目や口を描き、感情の表現を行う。 →〇
  2. レントゲン描法 ――――  家の中の様子やポケットの中身など、外からは見えないものまでを描いた絵。 →〇
  3. 展開図描法 ――――――  異なる時間の出来事や、連続して進行するお話のそれぞれの場面を1枚の絵の中に描くこと。 →×
  4. 基底線 ――――――――  画面に横線を引き、この横線を地面としてその上に人や乗り物を描く。このような横線の呼び名である。 →〇

正答:3 ○ ○ × ○


R2後期:保育実習理論⑨

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問9 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
主任のU保育士と新任のK保育士は、お祭りごっこで使う入り口の看板を、一般的に保育所で使用されている絵の具を混ぜずに塗って、作ろうとしています。
K保育士:看板の地の色を緑に塗って、文字の色を( A )で塗ってみましたが、なんだか文字が読みにくくなってしまいました。
U保育士:それは、緑と( A )の明度差が( B 小さい)からですね。読みやすくするために( C )にしてみましょう。
K保育士:ずいぶん文字が読みやすくなりました。他にも文字が目立つ色の組み合わせを試してみたいのですが、何色がよいでしょうか。
U保育士:白にしてみましょう。こちらもよく目立ちますね。
【設問】
( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
ABC

  1. 青 大きい 茶
  2. 黄 小さい 青
  3. 黄 小さい 茶
  4. 青 大きい 黄
  5. 青 小さい 黄 →〇

正答:5


R2後期:保育実習理論⑩

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 10
次の文のうち、下の図で用いられている表現技法「フロッタージュ」の説明として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. こすり出す紙は、ケント紙や段ボールなどの厚い紙を使用する。 →×
  2. 技法名はフランス語に由来し、日本語では「こすること」を意味する。 →〇
  3. 凹凸のあるものに紙を押し当てて、鉛筆などでこする。 →〇
  4. 身近なものに様々な模様をみつけることができる。 →〇

正答:3 × ○ ○ ○


R2後期:保育実習理論⑪

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 11 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Z保育所では、保育士たちが園庭の土を使って子どもたちとどのような活動ができるかを話し合っています。
M保育士:私はピカピカの泥団子をみんなで作ってみたいです。土を( A 丸めて)から繰り返し手で磨き、さらに( B 細かい土や砂)で磨き、最後は布で磨いて仕上げるのが楽しいですよ。
L保育士:園庭の土が( C 粘土質)ならば、陶芸もできるのではないでしょうか。
G保育士:絵を描くことはできませんか。土に( D のり)を混ぜれば、絵の具のようにもなると思います。
L保育士:土では色々なことができますね。
【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A B CD

  1. 丸めて 粗い土や砂 腐葉土 石膏
  2. ほぐして 粗い土や砂 腐葉土 石膏
  3. ほぐして 細かい土や砂 腐葉土 のり
  4. 丸めて 細かい土や砂 粘土質 のり →〇
  5. ほぐして 粗い土や砂 粘土質 石膏

正答:4


R2後期:保育実習理論⑫

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 12
次の図の模様は、丸棒にひもを巻き付けて、そのひもの上に絵の具を塗って、画用紙の上を転がして作ったものである。どのようにひもを巻いたら図に最も近い模様となるのか、次の1~5の巻き方で正しいものを一つ選びなさい。ただし、転がし方は同じ方向に1度のみとする。


注意1:点線は、裏を通るひもを示している。
注意2:ひもは複数本巻く場合がある。
正答:5


R2後期:保育実習理論⑬

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 13 
次の文のうち、「保育所保育指針」第5章「職員の資質向上」3「職員の研修等」の一部として(a)~(d)の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
職員が日々の保育実践を通じて、必要な知識及び (a →〇)技術の修得、維持及び向上を図るとともに、保育の課題等への共通理解や (b →×)主体性を高め、保育所全体としての保育の質の向上を図っていくためには、日常的に職員同士が (c →×)対話的に学び合う姿勢と環境が重要であり、職場内での (d →〇)研修の充実が図られなければならない。
正答:3 ○ × × ○


R2後期:保育実習理論⑭

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 14 
次のA~Eの保育士の援助について、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」4「保育の実施に関して留意すべき事項」に関する記述として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもの心身の発達及び活動の実態などの個人差を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。 →〇
  2. 子どもが自ら周囲に働きかける際には、子どもが失敗しないように積極的に援助すること。 →×
  3. 子どもの入所時の保育に当たっては、既に入所している子どもに不安や動揺を与えないように、個別的な対応は避けること。 →×
  4. 子どもの国籍や文化の違いを認め、互いに尊重する心を育てるようにすること。 →〇
  5. 子どもの性差や個人差にも留意しつつ、性別などによる固定的な意識を育むようにすること。

正答:3 ○ × × ○ ×


R2後期:保育実習理論⑮

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 15 
次の文は、「保育所保育指針」第1章の一部である。文中の(   )の中に「生活」という言葉を入れたとき、正しい記述となるものを○、誤った記述となるものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その(   )時間の大半を過ごす場である。 →〇
  2. 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における(   )を効果あるものにするよう援助すること。 →×
  3. 保育所は、こうした人、物、場などの環境が相互に関連し合い、子どもの(   )が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、計画的に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。 →〇
  4. 保育所は、子どもの(   )に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。 →×

正答:2 ○ × ○ ×


R2後期:保育実習理論⑯

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 16 
次のA~Eの文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の5領域それぞれの一部である。3歳以上児の保育における内容の取扱いとして、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 領域「健康」――――  安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。 →〇
  2. 領域「人間関係」――  思い通りにいかない場合等の子どもの不安定な感情の表出については、保育士等が受容的に受け止めるとともに、そうした気持ちから立ち直る経験や感情をコントロールすることへの気付き等につなげていけるように援助すること。 →×
  3. 領域「環境」――――  数量や文字などに関しては、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすること。 →〇
  4. 領域「言葉」――――  子どもが日常生活の中で、文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつようにすること。 →〇
  5. 領域「表現」――――  生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、遊具や用具などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、表現する過程を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○ ○


R2後期:保育実習理論⑰

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 17 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
K保育所では、飼育しているウサギに赤ちゃんが数匹生まれた。5歳児クラスのSちゃんは、ある日、何を思ったのか、ウサギの赤ちゃんを土の中に埋めようとした。あわてて、何人かの子どもがT保育士にその様子を知らせにきた。T保育士は、急いでSちゃんの行為を止めて、Sちゃんに対して、「どうしてそんなことをするの?かわいそうでしょう!」と問いただした。しかし、Sちゃんは何も言わなかった。
お迎えの時、Sちゃんの保護者にその話をしたところ、保護者は「先日、テレビでオーストラリアの野ウサギが土を掘って穴ぐらで暮らす場面を熱心に見ていました。」と話してくれた。
【設問】
次のうち、今後のT保育士の行動として最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 自分でもウサギの生態を詳しく調べる。 →〇
  2. ウサギの赤ちゃんの世話の仕方を子どもたちに教える。 →〇
  3. 主任保育士に、Sちゃんの行為について他の子どもたちにどのように話すかを相談する。 →〇
  4. 自宅に帰ってから、T保育士の家族にSちゃんの行為について相談する。 →×
  5. ウサギの子育ての様子を知らせる保育教材を作る。 →〇

正答:4


R2後期:保育実習理論⑱

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 18 
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」3「保育の計画及び評価」(2)「指導計画の作成」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、( A 個別的)な計画を作成すること。
  • 3歳以上児については、個の成長と、子ども相互の関係や( B 協同的)な活動が促されるよう配慮すること。
  • 異年齢で構成される組やグループでの保育においては、一人一人の子どもの生活や経験、発達過程などを把握し、適切な援助や( C 環境構成)ができるよう配慮すること。

(組み合わせ)
AB C

  1. 個別的 並行的 環境構成
  2. 総合的 並行的 指導計画
  3. 個別的 協同的 環境構成 →〇
  4. 総合的 協同的 指導計画
  5. 個別的 並行的 指導計画

正答:3


R2後期:保育実習理論⑲

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 19 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童自立支援施設で実習中のQさん(20 歳、女性)は、施設に入所しているRさん(13 歳、女児)の何事に対しても無関心な態度が気になり、積極的に声をかけ、会話をするようにしていた。Rさんは幼児期からネグレクトを受け、小学校高学年の時期には夜間徘徊や喫煙、窃盗を繰り返す生活を送っていたそうである。実習終盤になるとRさんはQさんに対して心を開き、気さくに話をしてくれるようになった。そんな中、RさんはQさんに、今でも隠れて喫煙していることを伝えた。さらに「Qさんを信頼して言ったんだから、職員に言わないでね。これくらいしか楽しみがないんだ。」と伝えた。
【設問】
次の文のうち、Qさんが実習生として取るべき対応として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. Rさんの信頼を裏切らないため、喫煙していることは誰にも言わない。 →×
  2. Rさんの喫煙せざるを得ない気持ちを考える。 →〇
  3. 「そうでもしないとやってられないよね。」と支持する。 →×
  4. Rさんに、実習生として喫煙といった行動を見逃すことができないことを伝える。 →〇

正答:4 B D


R2後期:保育実習理論⑳

令和2年度 後期試験 保育実習理論 問 20 
次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)におけるそれぞれの施設に関する説明である。最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 乳児院においては、乳児の自主性を尊重しつつ、将来自立した生活を営むために必要な知識及び経験を得ることができるように支援を行わなければならない。 →×
  2. 母子生活支援施設における生活支援は、その自立の促進を目的とし、かつ、母子の私生活を尊重して行わなければならない。 →〇
  3. 児童養護施設においては、入所している児童の自立支援のため、随時心理学的及び精神医学的診査並びに教育評価を行わなければならない。 →×
  4. 児童心理治療施設においては、児童が入所した日から、医師又は嘱託医が適当と認めた期間、児童を観察室に入室させ、その心身の状況を観察しなければならない。 →×
  5. 児童自立支援施設における生活支援は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性とし、その内容については児童自立支援施設運営指針に従わなければならない。 →×

正答:2


R1後:保育原理①

令和元年度 後期試験 保育原理問1
次の文は、「保育所保育指針」に通底する保育の考え方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児期から、月齢・年齢の標準的な子どもの姿をもとに集団的な一斉保育を大切にする。 →×
  2. 保育の環境として、保育士や子どもなどの人的環境よりも、施設や遊具などの物的環境がより重要であると考える。 →×
  3. 保育の方法として、子どもが自発的・意欲的に関われるような環境を構成して、子どもの主体的な活動を大切にする。 →〇
  4. 子どもの状況や発達過程を踏まえ、保育所における環境を通して、養護及び教育を一体的に行うことを特性としている。 →〇

正答:4××○○


R1後:保育原理②

令和元年度 後期試験 保育原理問2
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の1「保育所保育に関する基本原則」の(1)「保育所の役割」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、保育を必要とする子どもの保育を通して、子どもの身体の発達を図ることを目標とした児童自立支援施設である。 →×
  2. 保育所は、入所する子どもの保護者に対する支援や地域の子育て家庭に対する支援を行う役割を担っている。 →〇
  3. 保育所の保育士は、子どもの保育を行うとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行う役割がある。 →〇

正答:3×○○


R1後:保育原理③

令和元年度 後期試験 保育原理問3
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の計画及び評価」の(1)「全体的な計画の作成」、(2)「指導計画の作成」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所は、全体的な計画に基づき、長期的な指導計画と短期的な指導計画を作成しなければならない。 →〇
  2. 指導計画の作成にあたっては、一人一人の子どもの興味・欲求に即し主体性を尊重するため、3歳以上児は個別的な計画を作成することが必要である。 →×
  3. 3歳以上児の指導計画作成にあたっては、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を到達目標として、就学前の時期にそれらが身に付くよう計画し、評価・改善することが必要である。 →×
  4. 全体的な計画は施設長が単独で作成し、それに基づいて担当保育士が具体的な指導計画を作成するというように、分担して計画を作成しなければならない。 →×

正答:3○×××


R1後:保育原理④

令和元年度 後期試験 保育原理問4
次の表は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の1「乳児保育に関わるねらい及び内容」の一部である。表中の(A)~(C)にあてはまる記述をア~エから選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

視点 ねらい
健やかに伸び伸びと育つ ・身体感覚が育ち、快適な環境に心地よさを感じる。・伸び伸びと体を動かし、はう、歩くなどの運動をしようとする。

・(A イ 食事、睡眠等の生活のリズムの感覚が芽生える。

身近な人と気持ちが通じ合う ・(B ア 安心できる関係の下で、身近な人と共に過ごす喜びを感じる。

・体の動きや表情、発声等により、保育士等と気持ちを通わせようとする。・身近な人と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感が芽生える。

身近なものと関わり感性が育つ ・身の回りのものに親しみ、様々なものに興味や関心をもつ。

・(C エ 見る、触れる、探索するなど、身近な環境に自分から関わろうとする。

・身体の諸感覚による認識が豊かになり、表情や手足、体の動き等で表現する。

ア 安心できる関係の下で、身近な人と共に過ごす喜びを感じる。
イ 食事、睡眠等の生活のリズムの感覚が芽生える。
ウ 生活や遊びの様々な体験を通して、イメージや感性が豊かになる。
エ 見る、触れる、探索するなど、身近な環境に自分から関わろうとする。
正答:4イアエ


R1後:保育原理⑨

令和元年度 後期試験 保育原理問9
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Yちゃん(4歳、女児)がS保育所からの帰り道、母親にその日のことを話している。その日、Yちゃんは袖に花の飾りがいくつかついたお気に入りの洋服を着ていた。花の飾りは糸で止められていて、手で引っ張ると簡単に取れてしまうものである。Yちゃんの洋服の花に興味を持った男の子たちが引っ張って、取れてしまった。Yちゃんは、花が取れてしまって本当は嫌だったのだけど、嫌と言えなかったと母親に話す。Yちゃんは、日頃からおとなしく、母親は保育所でも周りの友達に遠慮がちになっているのではないかと心配している。母親は、Yちゃんの話を聞いて、このことを連絡帳に書いて担当保育士に伝えることにした。

【設問】
担当保育士のYちゃんの母親への対応として、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」、第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子ども同士のトラブルはあって当たり前なので、そんなに気にすることではないと母親に伝える。 →×
  2. Yちゃんとクラスの子どもとの関係を気にかけて見ていくことを母親に伝える。 →〇
  3. Yちゃんに、嫌だと思ったときは相手に伝えて大丈夫だと話していくことを母親に伝える。 →〇
  4. クラス全体に対して、一人一人が大事にしている物は、周りのみんなも大事にするように伝え、そのことをYちゃんの母親に伝える。 →〇

正答:3×○○○


R1後:保育原理⑤

令和元年度 後期試験 保育原理問5・6
次の文章は、ある著書の一部である。これを読んで、問5・6に答えなさい。
幼稚園や保育所もかかる意味で、もとより学校であるが、それが子どもの生活環境を改造していくための教育的計画であるからには、何よりもまず子どもの自然である利己的生活を、共同的生活へ指導していく任務を負わねばならない。したがって幼稚園、保育所の保育案は「社会協力」ということを指導原理として作製されなければならないもので、幼稚園と保育所との教育はこの原理によって統一されるのである。
令和元年度 後期試験 保育原理問5
この文章の著者として、正しいものを一つ選びなさい。

  1. 倉橋惣三
  2. 城戸幡太郎→〇
  3. 東基吉
  4. 坂元彦太郎
  5. 橋詰良一

正答:2城戸幡太郎


R1後:保育原理⑥

令和元年度 後期試験 保育原理問6
この文章の著者と関連の深い事項として、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 律動遊戯
  2. 誘導保育
  3. 学校教育法草案
  4. 家なき幼稚園
  5. 保育問題研究会→〇

正答:5


R1後:保育原理⑦

令和元年度 後期試験 保育原理問7
次の文のうち、モンテッソーリ(Montessori,M.)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. イタリアの思想家・実践家として、母親学校の創始者となり、そこで実践された環境を通して行う教育法はモンテッソーリ・メソッドと呼ばれている。 →×
  2. 青年期を敏感期ととらえ、感覚運動能力の育成こそ人間のあらゆる能力の発達の基礎であるとして、こうした感覚訓練を目的とした教具を開発した。 →×
  3. ローマのスラム化した地区において、アパートの一棟に昼間仕事をしている母親の児童を預かるための施設として「子どもの家」が設立され、そこでの実践を通して自らの理論を構築した。 →〇
  4. セガン(Seguin,E.)が知的障害の子どもの教育のために開発した教具に修正を加え、独自の教具を作り、それが後のモンテッソーリ教具と呼ばれるものとなった。 →〇

正答:4××○○


R1後:保育原理⑧

令和元年度 後期試験 保育原理問8
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Kちゃん(生後7か月)は、家庭では保護者がおんぶ紐でおんぶをしたまま昼寝をする習慣がある。保育所に入所後は、担当保育士が保護者に家庭での昼寝の様子を聞き、家庭での入眠方法を踏襲し保育士がおんぶをして午睡をしていた。Kちゃんは入所後1か月が経過したが布団ではなかなか眠れず、ウトウトしてもすぐに目を覚ましては泣いてしまい、十分に睡眠がとれない日々が続いている。

【設問】
担当保育士の今後の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」、第4章「子育て支援」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 担当保育士との信頼関係を築けるようにKちゃんが泣いたら応答し、担当保育士との関わりがKちゃんにとって安心で心地よいものとなることをまず心がける。 →〇
  2. いずれ保育所の睡眠環境に慣れて眠るようになるとの見通しから、今後もしばらく担当保育士がおんぶして寝かせるようにしていく。 →〇
  3. 保護者に保育所でのKちゃんの状況を伝え、家庭でも保育所の環境を想定して、睡眠導入時から布団で寝られるようにするためにおんぶ紐の使用をやめるように話す。 →×
  4. なるべく早く保育所の睡眠環境に慣れて眠れるように、泣いても極力応答せずにKちゃん自身が入眠リズムをつくっていくことを心がける。 →×

正答:1○○××


R1後:保育原理⑩

令和元年度 後期試験 保育原理問10
次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)第35条の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育所における保育は、(A エ養護)及び(B ア教育)を(C キ一体的)に行うことをその特性とし、その内容については、厚生労働(D ケ大臣)が定める(E ク指針)に従う。

【語群】
ア教育 イ要領 ウ省 エ養護 オ総合的 カ保護 キ一体的 ク指針 ケ大臣 コ養育
正答:1エアキケク


R1後:保育原理⑪

令和元年度 後期試験 保育原理問11
次の文のうち、レッジョ・エミリアの保育・教育実践に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. フランスの都市レッジョ・エミリアの保育・教育実践は、その学校建築設計の特徴として、食育ができる「食堂」と、表現活動の拠点となる「アトリエ」があげられる。 →×
  2. 「アトリエリスタ(芸術教師)」が配置されていることは、レッジョ・エミリアの保育・教育実践の特徴の一つである。 →〇
  3. 「ドキュメンテーション(子どもの日々の活動や学びの記録)」は、レッジョ・エミリアの保育・教育実践の特徴の一つである。 →〇
  4. レッジョ・エミリアの保育・教育実践の考え方を支えてきたのは、教師であり思想家であるルドルフ・シュタイナー(Steiner,R.)である。 →×

正答:3×○○×


R1後:保育原理⑫

令和元年度 後期試験 保育原理問12
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の2「養護に関する基本的事項」の一部である。「生命の保持」のねらいとして、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一人一人の子どもが、安定感をもって過ごせるようにする。 →×
  2. 一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。 →×
  3. 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。 →×
  4. 一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。 →〇
  5. 一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。 →〇

正答:5×××○○


R1後:保育原理⑬

令和元年度 後期試験 保育原理問13
次の文は、保育所における指導計画とその展開に関する記述である。「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の計画及び評価」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育士等は、保育の過程を記録し、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育内容の見直しを行い、改善を図る必要がある。 →〇
  2. 保育の過程の記録は、子どもの生活や遊びの姿に視点をあてた記録ではなく、保育士等の行った保育に視点をあて、ねらいや内容が適切であったか否かを記録することが重要である。 →×
  3. 保育士等は計画通りに保育を展開することが重要なので、そのための保育技術を身に付けなければならない。 →×
  4. 子どもに対する保育士等の援助には、場や生活の流れを調整するなどのように、直接子どもに関わらないで子ども自身の活動の展開を促す援助もある。
  5.  →〇

正答:3○××○


R1後:保育原理⑭

令和元年度 後期試験 保育原理問14
次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の3「保育の計画及び評価」(2)「指導計画の作成」の一部である。(A)~(E)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの(A キ発達過程)や障害の状態を把握し、適切な(B イ環境)の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう、(C カ指導)計画の中に位置付けること。また、子どもの状況に応じた保育を実施する観点から、家庭や関係機関と連携した(D 支援)のための計画を(E 個別に)作成するなど適切な対応を図ること。

【語群】
ア発達段階 イ環境 ウ柔軟に エ支援 オ計画 カ指導 キ発達過程 ク個別に ケ保育(組み合わせ)
正答:4キイカエク


R1後:保育原理⑮

令和元年度 後期試験 保育原理問15
次の文は、保育所における小学校との連携に関する記述である。「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の(2)「小学校との連携」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 保育所に入所している子どもが就学する際の子どもの情報に関しては、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を中心に保護者から直接情報を得て小学校に説明できるようにすることが大切である。 →×
  2. 小学校では、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえた指導を工夫することによって、幼児期の保育を通して育まれた資質・能力を踏まえて教育活動を実施し、子どもが主体的に自己を発揮しながら学びに向かうことが可能となるようにすることが求められている。 →〇
  3. 保育所保育と小学校教育の円滑な接続を図るため、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をテーマにするなどして、小学校の教師との意見交換や合同の研究会や研修会の機会を設けることが大切である。 →〇
  4. 保育所保育を小学校以降の生活や学習の基盤の育成につなげていくための有効で確かな方法の一つは、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を到達目標にして小学校教育の先取りをすることである。 →×

正答:3×○○×