R1後:保育原理⑯

令和元年度 後期試験 保育原理問16
次の【Ⅰ群】の語句と最も関連の深い人名を【Ⅱ群】から選び、それぞれを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 二葉幼稚園 →イ野口幽香
  2. 守孤扶独幼稚児保護会 →ウ赤沢鍾美
  3. 東京女子師範学校附属幼稚園 →ア関信三
  4. 家なき幼稚園 →エ橋詰良一

【Ⅱ群】
ア関信三 イ野口幽香 ウ赤沢鍾美 エ橋詰良一 オ石井十次
正答:1イウアエ


R1後:保育原理⑰

令和元年度 後期試験 保育原理問17
次の【Ⅰ群】の語句と最も関連の深い人名を【Ⅱ群】から選び、それぞれを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 消極的教育 →ウ ルソー(Rousseau,J.-J.)
  2. メトーデ →エ ペスタロッチ(Pestalozzi,J.H.)
  3. ガーベ(恩物) →イ フレーベル(Fröbel,F.W.)
  4. 性格形成学院 →ア オーエン(Owen,R.)

【Ⅱ群】
ア オーエン(Owen,R.)
イ フレーベル(Fröbel,F.W.)
ウ ルソー(Rousseau,J.-J.)
エ ペスタロッチ(Pestalozzi,J.H.)
正答:5ウエイア


R1後:保育原理⑱

令和元年度 後期試験 保育原理問18
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Mちゃん(1歳11か月、女児)は、この4月にJ保育所の1歳児クラスに入所した。欠席が多く休みがちではあるが、少しずつ保育所の生活に馴染めてきている。7月に入って1歳児クラスでは、水遊びが始まった。Mちゃんは水着に着替え終わっているが、体操の音楽が流れ、保育士や周りの友達がリズムに合わせて身体を動かす中で、座りこんだり寝転んだりしている。みんながテラスに出て、ビニールプールに入ったりじょうろに水を入れたりして水で遊び始めても、Mちゃんは寝転んだままである。担当保育士が「一緒にやろう」と声をかけると、Mちゃんは泣き出したので、ひざに抱き上げて少し落ち着いたところでテラスに行く。友達がビニールプールに入っている様子を見せても、Mちゃんは担当保育士にしがみついて「いや!」と硬い表情で強く言う。その日は、水で遊ばなかった。

【設問】
「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」、第4章「子育て支援」に照らし、Mちゃんと保護者への担当保育士のこれからの対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 安心して遊び始めることができない気持ちを受け止めて、Mちゃんのやりたい遊びを一緒に探す。 →〇
  2. 遊び始めると気持ちも切り替わるかもしれないので、泣いてもビニールプールにMちゃんを座らせる。 →×
  3. みんなと同じ活動を経験することが大事なので、友達と一緒に水遊びをするようにMちゃんに働きかける。 →×
  4. 保護者に、今日のプールでの様子を伝えるとともに、家庭での遊びの様子を聞く。 →〇
  5. 保護者に、家庭で水に慣れるように指導してくださいと伝える。 →×

正答:1○××○×


R1後:保育原理⑲

令和元年度 後期試験 保育原理問19
次の文のうち、「子ども・子育て支援新制度」による地域型保育事業に含まれる事業についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「小規模保育事業」とは、保育を必要とする乳児・幼児であって満3歳未満のものの保育を、利用定員が6人から19人までの施設で行う事業である。 →〇
  2. 「家庭的保育事業」とは、保育を必要とする乳児・幼児であって満3歳未満のものの保育を、家庭的保育者の居宅等において行う事業であり、利用定員は10人以下である。 →×
  3. 「居宅訪問型保育事業」とは、保育を必要とする乳児・幼児であって満3歳未満のものの保育を、乳児・幼児の居宅において家庭的保育者により行う事業である。 →〇
  4. 「事業所内保育事業」とは、事業主がその雇用する労働者の監護する乳児・幼児及びその他の乳児・幼児の保育を、自ら設置する施設又は事業主が委託した施設において行う事業である。 →〇

正答:2○×○○


R1後:保育原理⑳

令和元年度 後期試験 保育原理問20
次の表は、平成29年及び平成30年の保育所等数と利用児童数を示したものである。この表を説明した記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
表保育所等数と利用児童数の状況
保育所等数 利用児童数

  保育所等数 利用児童数
平成29年 保育所 23,410か所 保育所 2,116,341人
幼保連携型認定こども園 3,619か所 幼保連携型認定こども園 342,523人
幼稚園型認定こども園等 871か所 幼稚園型認定こども園等 30,882人
特定地域型保育事業 4,893か所 特定地域型保育事業 56,923人
保育所等数の合計 32,793か所 利用児童数の合計 2,546,669人
平成30年 保育所 23,524か所 保育所 2,088,406人
幼保連携型認定こども園 4,392か所 幼保連携型認定こども園 417,194人
幼稚園型認定こども園等 1,033か所 幼稚園型認定こども園等 37,086人
特定地域型保育事業 5,814か所 特定地域型保育事業 71,719人
保育所等数の合計 34,763か所 利用児童数の合計 2,614,405人

出典:厚生労働省「保育所等関連状況とりまとめ(平成30年9月7日)」

  1. 平成29年と比較して、平成30年の保育所等数の合計は2,000か所以上増えている。 →×
  2. 平成29年と比較して、平成30年の保育所の数及び保育所の利用児童数はともに増加している。 →×
  3. 平成29年と比較して、平成30年の保育所の利用児童数は減少している一方で、幼保連携型認定こども園の利用児童数は増加している。 →〇
  4. 平成29年と比較して、平成30年の特定地域型保育事業の数は増加しているが、特定地域型保育事業の利用児童数は減少している。 →×

正答:5××○×


R1後:教育原理①

令和元年度 後期試験 教育原理問1
次の文は、「教育基本法」第11条の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

幼児期の教育は、生涯にわたる(A 人格形成)の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の(B 健やかな成長)に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。

(組み合わせ)AB

  1. 人格形成 のびやかな発達
  2. 人格形成 望ましい発育
  3. 人格形成 健やかな成長 →〇
  4. 資質・能力形成 のびやかな発達
  5. 資質・能力形成 健やかな成長

正答:3


R1後:教育原理②

令和元年度 後期試験 教育原理問2
次の文は、「学校教育法」第24条の一部である。(A)・(B)にあてはまる数字及び語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

幼稚園においては、第(A 22)条に規定する目的を実現するための教育を行うほか、幼児期の教育に関する各般の問題につき、保護者及び地域住民その他の関係者からの相談に応じ、必要な(B 情報の提供)及び助言を行うなど、家庭及び地域における幼児期の教育の支援に努めるものとする。

(組み合わせ)AB

  1. 9 子育て支援
  2. 9 情報の提供
  3. 22 子育て支援
  4. 22 情報の提供 →〇
  5. 22 対応

正答:4


R1後:教育原理③

令和元年度 後期試験 教育原理問3
次のA~Dのうち、「学校教育法」第23条の一部として正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生活を明るく豊かにする音楽、美術、文芸その他の芸術について基礎的な理解と技能を養うこと。
  2. 日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。 →〇
  3. 身近な社会生活、生命及び自然に対する興味を養い、それらに対する正しい理解と態度及び思考力の芽生えを養うこと。 →〇
  4. 健康、安全で幸福な生活のために必要な習慣を養うとともに、運動を通じて体力を養い、心身の調和的発達を図ること。

正答:3BC


R1後:教育原理④

令和元年度 後期試験 教育原理問4
次の文の著者として、正しいものを一つ選びなさい。

政府はシュタンツにある尼僧達の使用している建物を私の住居に指定してくれた。しかし、この建物は私が到着した時には、まだ完成していなかったし、また、多数の子供達を収容する孤児院に適するようには作られていなかった。(中略)この子供達の大部分の入所当時の悲惨な有様というものは、人間の性情を全く無視したための当然の結果であった。(中略)怠惰な不活発さ、精神的素質や肉体的技能の訓練不足、これがどの子供にも見られる一般的な傾向であった。ABCを知っている子どもは十人に一人もいなかった。ましてや、その外の学校教育とか、教育的陶冶方法についてはいうだけ野暮であった。

  1. フレーベル(Fröbel,F.W.)
  2. トマス・モア(More,T.)
  3. ピアジェ(Piaget,J.)
  4. エレン・ケイ(Key,E.)
  5. ペスタロッチ(Pestalozzi,J.H.) →〇

正答:5


R1後:教育原理⑤

令和元年度 後期試験 教育原理問5
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 『脱学校の社会』(1977年)で、学校制度を通じて「教えられ、学ばされる」ことにより、「自ら学ぶ」など、学習していく動機を持てなくなる様子を「学校化」として批判的に分析した。 →ア イリイチ(Illich,I.)
  2. 『被抑圧者の教育学』(1979年)で、学校を通じて子どもに知識が一方的に授けられる様子を「銀行型教育」と批判し、これに代わって教育では「対話」が重視されるべきだとした。 →イ フレイレ(Freire,P.)

【Ⅱ群】
ア イリイチ(Illich,I.)
イ フレイレ(Freire,P.)
ウ フレネ(Freinet,C.)
正答:1アイ


R1後:教育原理⑥

令和元年度 後期試験 教育原理問6
次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人物を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 文化の継承として知識をそのまま受け容れて身に付けることが大切であると主張したが、そのためには機械的に知識を覚えさせるのではなく、学習者の認知構造に意味のある変化をもたらすように教えなくてはならないとした。 →ア オーズベル(Ausubel,D.P.)
  2. 行動主義心理学の立場で、刺激を与えれば反応が生起するという理論(S‒R理論)をもとにプログラム学習を構想した。 →ウ スキナー(Skinner,B.F.)

【Ⅱ群】
ア オーズベル(Ausubel,D.P.)
イ ブルーナー(Bruner,J.S.)
ウ スキナー(Skinner,B.F.)
正答:2アウ


R1後:教育原理⑦

令和元年度 後期試験 教育原理問7
次のア~ウの図は、日本の教育制度を示したものである。年代を古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


(組み合わせ)

  1. ア→イ→ウ
  2. ア→ウ→イ
  3. イ→ア→ウ
  4. イ→ウ→ア →〇
  5. ウ→イ→ア

正答:4


R1後:教育原理⑧

令和元年度 後期試験 教育原理問8
次の文は、中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」(平成28年)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

2030年とその先の社会の在り方を見据えながら、学校教育を通じて子供たちに育てたい姿を描くとすれば、以下のような在り方が考えられる。
・社会的・職業的に自立した人間として、我が国や郷土が育んできた伝統や文化に立脚した広い視野を持ち、理想を実現しようとする高い志や意欲を持って、主体的に学びに向かい、必要な情報を判断し、自ら知識を深めて個性や能力を伸ばし、人生を切り拓ひらいていくことができること。
・(A 対話や議論)を通じて、自分の考えを根拠とともに伝えるとともに、他者の考えを理解し、自分の考えを広げ深めたり、集団としての考えを発展させたり、他者への思いやりを持って多様な人々と協働したりしていくことができること。
・(B 変化の激しい社会)の中でも、感性を豊かに働かせながら、よりよい人生や社会の在り方を考え、試行錯誤しながら問題を発見・解決し、新たな価値を創造していくとともに、新たな問題の発見・解決につなげていくことができること。

(組み合わせ)AB

  1. 発表や主張 変化の激しい社会
  2. 発表や主張 知識基盤社会
  3. 対話や議論 変化の激しい社会 →〇
  4. 対話や議論 情報化社会
  5. 対話や議論 知識基盤社会

12345
正答:3


R1後:教育原理⑨

令和元年度 後期試験 教育原理問9
次の文は、「幼稚園教育要領」(平成29年告示)第1章第1「幼稚園教育の基本」の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

教師は、幼児との信頼関係を十分に築き、幼児が(A 身近な環境)に主体的に関わり、環境との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、(B 試行錯誤)したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を生かし、幼児と共によりよい教育環境を創造するように努めるものとする。

(組み合わせ)AB

  1. 身近な環境 試行錯誤 →〇
  2. 身近な環境 表現
  3. 身近な環境 判断
  4.   活動  判断
  5.   活動  試行錯誤

正答:1


R1後:教育原理⑩

令和元年度 後期試験 教育原理問10
次のA~Cのうち、「特別支援教育の推進について(通知)」(平成19年文部科学省)の一部として、下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象の障害だけでなく、知的な遅れのない発達障害も含めて、特別な支援を必要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校において実施されるものである。 →〇
  2. 特別支援教育は、障害のある幼児児童生徒への教育にとどまらず、障害の有無やその他の個々の違いを認識しつつ様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるものであり、我が国の現在及び将来の社会にとって重要な意味を持っている。 →〇
  3. 特別な支援が必要と考えられる幼児児童生徒については、担任一人が責任をもって保護者の理解を得ることができるよう慎重に説明を行い、学校や家庭で必要な支援や配慮について、保護者と連携して検討を進めること。 →×

正答:2○○×


R1後:社会的養護①

令和元年度 後期試験 社会的養護問1
次の文は、「児童福祉法」第2条の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

全て国民は、児童が良好な環境において生まれ、かつ、社会のあらゆる分野において、児童の年齢及び(A イ発達)の程度に応じて、その(B エ意見)が尊重され、その(C カ最善)の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。

【語群】
ア能力 イ発達 ウ自律 エ意見 オ最低限 カ最善
正答:5イエカ


R1後:社会的養護②

令和元年度 後期試験 社会的養護問2
次の文のうち、平成28年6月に改正された「児童福祉法」を受けて厚生労働省から示された、家庭と同様の環境における養育の推進に関する記述として適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 「家庭と同様の養育環境」には、里親がある。 →〇
  2. 「家庭と同様の養育環境」には、地域小規模児童養護施設(グループホーム)がある。
  3. 「家庭と同様の養育環境」には、小規模グループケアがある。4「できる限り良好な家庭的環境」には、特別養子縁組を含む養子縁組がある。
  4. 「できる限り良好な家庭的環境」には、小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)がある。

正答:1


R1後:社会的養護③

令和元年度 後期試験 社会的養護問3
次の文のうち、「児童養護施設運営指針」(平成24年3月厚生労働省)において示されている「権利擁護」に関する記述として最も不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 子ども自身の出生や生い立ち、家族の状況については、義務教育終了後に開示する。 →×
  2. 入所時においては、子どものそれまでの生活とのつながりを重視し、そこから分離されることに伴う不安を理解し受けとめ、不安の解消を図る。
  3. 子どもが相談したり意見を述べたりしたい時に、相談方法や相談相手を選択できる環境を整備し、子どもに伝えるための取り組みを行う。
  4. いかなる場合においても、体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わないよう徹底する。
  5. 様々な生活体験や多くの人たちとのふれあいを通して、他者への心づかいや他者の立場に配慮する心が育まれるよう支援する。

正答:1


R1後:社会的養護④

令和元年度 後期試験 社会的養護問4

次の【Ⅰ群】の施設種別と【Ⅱ群】の各施設の目的と役割を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 児童心理治療施設
  2. 福祉型児童発達支援センター
  3. 児童家庭支援センター
  4. 児童自立支援施設

【Ⅱ群】
ア地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識および技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行うとともに、市町村の求めに応じ、技術的助言その他必要な援助を行う。 →児童家庭支援センター
イ家庭環境、学校における交友関係その他の環境上の理由により社会生活への適応が困難となった児童を、短期間入所させ、または保護者の下から通わせて、社会生活に適応するために必要な心理に関する治療及び生活指導を主として行い、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。 →児童心理治療施設
ウ日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与または集団生活への適応のための訓練を行う。 →福祉型児童発達支援センター
エ不良行為をなし、またはなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、または保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。 →児童自立支援施設
正答:4イウアエ


R1後:社会的養護⑤

令和元年度 後期試験 社会的養護問5
次の文のうち、「児童養護施設入所児童等調査結果(平成25年2月1日現在)」(厚生労働省)における、児童養護施設入所児童の状況に関する記述として正しい記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 入所児童のうち、心身の状況について「障害等あり」とされた児童は、全体の約5割であった。
  2. 入所児童の「被虐待経験あり」は全体の約3割であった。
  3. 入所児童の、入所時の年齢で最も多いのは2歳であった。 →〇
  4. 入所児童の、入所時の保護者の状況について「両親又は一人親」とされた児童は、全体の約8割であった。 →〇

正答:5CD


R1後:社会的養護⑥

令和元年度 後期試験 社会的養護問6
次の文のうち、家庭支援専門相談員(ファミリーソーシャルワーカー)の業務に関する記述として不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 対象児童の早期家庭復帰のための保護者等に対する相談援助
  2. 対象児童等に対する心理療法 →×
  3. 退所後の児童に対する継続的な相談援助
  4. 里親委託・養子縁組の推進
  5. 児童相談所等関係機関との連絡・調整

正答:2


R1後:社会的養護⑦

令和元年度 後期試験 社会的養護問7
次の文のうち、「児童養護施設運営指針」(平成24年3月厚生労働省)において示されている「発達の保障と自立支援」に関する記述として適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 子どもは、愛着関係や基本的な信頼関係を基盤にして、自分や他者の存在を受け入れていくことができるようになる。 →〇
  2. 子どもの自立に向けた生きる力の獲得は、集団生活における協調性が基盤となり可能となる。
  3. 社会的養護では、子どもの自立や自己実現を目指して、子どもの活動の制限と他者との調和を大切にする。
  4. 子どもは、様々な生活体験を通して、自立した社会生活に必要な基礎的な力を形成していく。 →〇

正答:3AD


R1後:社会的養護⑧

令和元年度 後期試験 社会的養護問8
次の文のうち、「児童養護施設運営指針」(平成24年3月厚生労働省)において示されている「社会的養護の原理」に関する記述として最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 社会的養護は、できる限り特定の養育者による一貫性のある養育が望まれる。 →〇
  2. 社会的養護における養育は、つらい体験をした過去を現在、そして将来の人生と切り離すことを目指して行われる。
  3. 社会的養護における養育は、効果的な専門職の配置ができるよう、大規模な施設において行う必要がある。
  4. 社会的養護における支援は、子どもと緊密な関係を結ぶ必要があるので、他機関の専門職との連携は行わない。
  5. 社会的養護は、措置または委託解除までにすべての支援を終結し、自立させる必要がある。

正答:1


R1後:社会的養護⑨

令和元年度 後期試験 社会的養護問9
次の文のうち、児童養護施設における第三者評価および自己評価に関する記述として適切なものを一つ選びなさい。

  1. 第三者評価の受審が義務づけられている。 →〇
  2. 第三者評価は、4か年度毎に1回以上受審しなければならない。
  3. 自己評価の結果の公表は任意である。
  4. 自己評価は、2か年度毎に1回行わなければならない。
  5. 第三者評価における利用者調査の実施は任意である。

正答:1


R1後:社会的養護⑩

令和元年度 後期試験 社会的養護問10
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設に勤めるXさん(保育士)は、Y君(6歳)を担当している。Y君は、年下のZ君(3歳)が楽しそうに積み木を組み立てていると、それをわざと壊したりする。こういった場面が最近とても頻繁にみられるので、Xさんは、Y君を注意することが多くなっている。そこでXさんは主任保育士に相談をした。すると、主任保育士からは、Y君の得意なことを活かした支援をするようにと指導を受けた。

【設問】
主任保育士からの指導の内容を表す最も適切な語句を一つ選びなさい。

  1. スティグマ
  2. パーマネンシー
  3. 社会的包摂
  4. 多様性
  5. ストレングス →〇

正答:5


R1後:児童家庭福祉①

令和元年度 後期試験 児童家庭福祉問1
次の文は、「児童憲章」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

われらは、(A 日本国憲法)の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の(B 幸福)をはかるために、この憲章を定める。児童は、人として尊ばれる。児童は、(C 社会の一員)として重んぜられる。児童は、よい(D 環境)の中で育てられる。

(組み合わせ)ABCD

  1. 日本国憲法  幸福  社会の一員 環境 →〇
  2. 日本国憲法  幸福  地域の一員 環境
  3. 日本国憲法 健全な発達 社会の一員 社会
  4. 児童福祉法 健全な発達 社会の一員 環境
  5. 児童福祉法  幸福  地域の一員 社会

正答:1


R1後:児童家庭福祉②

令和元年度 後期試験 児童家庭福祉問2
次の文は、日本の児童福祉の歴史に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 石井十次は、「岡山孤児院」を創設し、小舎制による養育や里子委託等の先駆的な実践方法を展開した。 →〇
  2. 留岡幸助は、私立の感化院である「家庭学校」を創設した。 →〇
  3. 糸賀一雄は、日本で最初の知的障害児施設である「滝乃川学園」を創設した。 →×
  4. 野口幽香らは、託児・保育事業の先駆けである「二葉幼稚園」を創設した。 →〇

正答:2○○×○


R1後:児童家庭福祉③

令和元年度 後期試験 児童家庭福祉問3
次のA~Eは、子どもの権利に関する記述である。これらを年代の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「児童福祉法」の制定
  2. 国際連合「国際児童年」
  3. 「児童憲章」の制定
  4. 日本の国際連合「児童の権利に関する条約」批准
  5. 国際連合「児童の権利に関する宣言」の採択

正答:1A→C→E→B→D


R1後:児童家庭福祉④

令和元年度 後期試験 児童家庭福祉問4
次の文は、「児童の権利に関する条約」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 締約国は、いかなる場合においても、児童がその父母の意思に反してその父母から分離されないことを確保する。 →×
  2. 締約国は、児童がこの条約において認められる権利を行使するにあたり、父母もしくは場合により地方の慣習により定められている大家族もしくは共同体の構成員、法定保護者または児童について法的に責任を有する他の者がその児童の発達しつつある能力に適合する方法で、適当な指示及び指導を与える責任、権利及び義務を尊重する。 →〇
  3. 児童に関するすべての措置をとるにあたっては、公的もしくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局または立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。 →〇
  4. 一時的もしくは恒久的にその家庭環境を奪われた児童または児童自身の最善の利益に鑑み、その家庭環境にとどまることが認められない児童は、国が与える特別の保護及び援助を受ける権利を有する。 →〇

正答:3×○○○


R1後:児童家庭福祉⑤

令和元年度 後期試験 児童家庭福祉問5
次の文は、「児童福祉法」第4条の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児(A 満1歳)に満たない者
  2. 幼児(A)から、小学校就学の始期に達するまでの者
  3. (B 少年)小学校就学の始期から、(C 満18歳に達するまでの者

(組み合わせ)ABC

  1. 3ヶ月 青少年 満18歳に達するまでの者
  2. 3ヶ月 少年  18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者
  3. 満1歳 少年  満18歳に達するまでの者 →〇
  4. 満1歳 青少年 満20歳に満たない者
  5. 満3歳 就学児 18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者

正答:3