H31前:保育実習理論⑯

平成31年度前期試験 保育実習理論 問 16
 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」3「保育の計画及び評価」の(1)「全体的な計画の作成」の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、(A 保育時間)などを考慮し、子どもの育ちに関する(B 長期的見通し)をもって適切に作成されなければならない。
全体的な計画は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく(C 指導)計画、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が創意工夫して保育できるよう、作成されなければならない。

【語群】
ア 課題  イ 保育時間  ウ 長期的見通し  エ 理念  オ 行事  カ 指導
正答:4 イ ウ カ


H31前:保育実習理論⑰⑱

平成31年度前期試験 保育実習理論 問 17・問 18
 次の【事例】を読んで、問 17・問 18 に答えなさい。

【事例】
保育所に勤めるT保育士は、子どもたちが野菜に親しみをもてるように、絵本の力を借りようと考えた。そこで、『いっぱい やさいさん』(まど・みちお/文 斉藤恭久/絵)の絵本を見つけた。その一部を紹介する。

問 17 この絵本で紹介されている部分(省略を除く)について、使われている技法を○、使われていない技法を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 擬人法 →〇
  2. 対句法 →×
  3. 反復法 →〇

正答:3 ○ × ○

問 18 この絵本は以下のように続く。(A )にあてはまる野菜として正しいものを一つ選びなさい。
(以下省略)

  1. じゃがいも
  2. ぐりんぴーす
  3. ほうれんそう
  4. にんじん
  5. とまと

正答:3


H31前:保育実習理論⑲

平成31年度前期試験 保育実習理論 問 19
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
実習生のWさん(学生、女性)は、児童養護施設への実習を控えています。施設実習を行うにあたって、施設について知っておくことが必要であると考え、「児童養護施設運営指針」を読んで事前学習を行いました。

【設問】
次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

施設は、社会的養護の地域の拠点として、施設から家庭に戻った子どもへの継続的なフォロー、(A 里親支援)、社会的養護の下で育った人への自立支援や(B アフターケア)、地域の子育て家庭への支援など、専門的な地域支援の機能を強化し、総合的な(C ソーシャルワーク)機能を充実していくことが求められる。

(組み合わせ)
A B C

  1. 里親支援 アフターケア ソーシャルワーク
  2. 保護者支援 アフターケア ソーシャルワーク
  3. 里親支援 リービングケア ソーシャルワーク
  4. 保護者支援 リービングケア マネジメント
  5. 保護者支援 アフターケア マネジメント

正答:1


H31前:保育実習理論⑳

平成31年度前期試験 保育実習理論 問 20
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童発達支援センターで実習をしているUさん(学生、女性)は、軽度の知的障害がある子どもたちのクラスに配属された。子どもたちと音楽にあわせて体を動かす活動をしている際、Yちゃん(5歳、女児)が突然Iくん(5歳、男児)の頭を強くたたき始めた。

【設問】
次の文のうち、実習生UさんのYちゃんへの対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. Yちゃんをさらに興奮させないように、そのまま様子を見る。
  2. Iくんの被害を食い止めるために、「私を代わりにたたいて」と伝え、気が済むまでたたかせる。
  3. Yちゃんのたたく行為を制止し、興奮を静めるように努め、興奮が収まった後にYちゃんと一緒に振り返りをする。 →〇
  4. Yちゃんのたたく行為を制止し、大きな声で叱り、何が悪かったかを説明させる。
  5. Yちゃんのおしりを軽く1回たたき、たたかれると嫌な気持ちになることを伝える。

正答:3


H30後:保育原理①

平成30年度後期試験 保育原理 問1
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第1章「総則」の(4)「保育の環境」の一部である。(A )〜(E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子ども自らが環境に関わり、(A 自発)的に活動し、様々な経験を積んでいくことができるよう配慮すること。
  • 子どもの活動が豊かに展開されるよう、保育所の設備や環境を整え、保育所の(B 保健)的環境や安全の確保などに努めること。
  • 保育室は、温かな親しみとくつろぎの場となるとともに、(C 生き生きと)活動できる場となるように配慮すること。
  • 子どもが(D )と関わる力を育てていくため、子ども自らが(E 周囲)の子どもや大人と関わっていくことができる環境を整えること。

【語群】
ア 人   イ 物   ウ 積極   エ 自発  オ 生き生きと
カ 周囲  キ 保健  ク 一人で  ケ 地域  コ 異年齢
正答:4 エ キ オ ア カ


H30後:保育原理②

平成30年度後期試験 保育原理 問2
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 第1章「総則」には、「養護に関する基本的事項」が記載されている。 →〇
  2. 第1章「総則」には、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が記載されている。 →〇
  3. 第2章「保育の内容」には、就学前の子どもの発達過程が8区分で記載されている。 →×
  4. 第3章「健康及び安全」には、「食育の推進」が記載されている。 →〇
  5. 第4章「子育て支援」には、「保育所を利用している保護者に対する子育て支援」の項目として3項目記載されており、それらは「保護者との相互理解」、「保護者の状況に配慮した個別の支援」、「不適切な養育等が疑われる家庭への支援」である。 →〇

正答:2 ○ ○ × ○ ○


H30後:保育原理③

平成30年度後期試験 保育原理 問3
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第1章「総則」の3(1)「全体的な計画の作成」の一部である。(A )〜(E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 保育所は、(中略)保育の目標を達成するために、各保育所の保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえて、保育の内容が組織的・計画的に構成され、保育所の(A 生活の全体)を通して、(B 総合的)に展開されるよう、(C 全体的な計画)を作成しなければならない。
  • (C 指導計画)は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく(D )、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が(E 創意工夫)して保育できるよう、作成されなければならない。

(組み合わせ)
A B C D E

  1. 生活の全体 総合的 全体的な計画 指導計画 創意工夫
  2. 教育活動 緻密 全体的な計画 人的配置 安心
  3. 教育活動 緻密 全体的な計画 指導計画 安心
  4. 生活の全体 総合的 保育課程 人的配置 創意工夫
  5. 生活の全体 総合的 保育課程 指導計画 創意工夫

正答:1


H30後:保育原理④

平成30年度後期試験 保育原理 問4
次の【Ⅰ群】は、ある保育所の園だよりに示された保育の目標である。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」に照らし、【Ⅰ群】の記述と
【Ⅱ群】の項目を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. ・保育所の生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する。※第2章3(2)ア健康(イ)
    ・友達のよさに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。※第2章3(2)イ人間関係(イ)
     →3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
  2. ・一人一人の生活のリズムに応じて、安心して十分に午睡をする。※第2章1(2)ア(イ)
    ・生活や遊びの中で、身近な人の存在に気付き、親しみの気持ちを表す。※第2章1(2)イ(イ)
     →乳児保育に関わるねらい及び内容
  3. ・身の回りを清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣が少しずつ身に付く。※第2章2(2)ア健康(イ)
    ・保育者に助けられながら、他の子どもとの関わり方を少しずつ身に付ける。※第2章2(2)イ人間関係(イ)
     →1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容

【Ⅱ群】
ア 乳児保育に関わるねらい及び内容
イ 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容
ウ 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
正答:4 ウ ア イ


H30後:保育原理⑤

平成30年度後期試験 保育原理 問5
 次の文は、「保育所保育指針」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1965(昭和 40)年の「保育所保育指針」では、保育の内容の区分において「6か月未満児」が設けられた。 →×
  2. 1965(昭和 40)年に「保育所保育指針」が出された後、1990(平成2)年に最初の改訂がなされた。 →〇
  3. 1990(平成2)年の改訂において、初めて、子育て支援に関連する章が設けられた。 →×
  4. 2008(平成 20)年の改定において、初めて、厚生労働大臣の告示となった。 →〇
  5. 2017(平成 29)年の改定において、職員の資質向上について、初めて、「キャリアパス」の言葉が用いられた。 →〇

正答:5 × ○ × ○ ○


H30後:保育原理⑥

平成30年度後期試験 保育原理 問6
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
4歳児クラスでは友達との遊びが楽しくなり、あちらこちらで「○○ちゃん、遊ぼう」と誘い合う声が聞かれる。その中で、L君は「ぼくだけ遊んでくれない」と担当保育士に言う。担当保育士がL君の話を聴くと、何度も頼んだけれどもMちゃんとNちゃんの仲間に入れなかったようである。Mちゃんにも話を聴くと、「Nちゃんと遊ぶ約束をしたから、L君とは遊べない」と担当保育士に強い口調で言う。担当保育士は、しばらくL君のやりたい遊びにつき合った。
その後、担当保育士はL君やMちゃんへの自分の対応を振り返った。

【設問】
「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)に照らし、この場面でのL君やMちゃんへの担当保育士の対応に関する振り返りとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. みんなで遊ぶことが大切だから、MちゃんがL君を入れてあげるまで、Mちゃんに働きかけるべきだったのではないか。 →×
  2. しばらくL君のやりたい遊びにつき合ったことは、L君の仲間に入れてもらえなかった気持ちを受け止めることにつながったのではないか。 →〇
  3. L君やMちゃんへの対応について、主任保育士や同僚の保育士に相談して意見を聴いてみてはどうか。 →〇
  4. L君とMちゃんの話を個別に聴き取るだけではなく、お互いの気持ちに気付けるよう仲立ちしていくことも必要なのではないか。 →〇
  5. 今後は、違った友達との関わりや遊ぶ友達が広がる機会になるよう、活動内容や取り組むメンバーを工夫し配慮することが必要なのではないか。 →〇

正答:4 × ○ ○ ○ ○


H30後:保育原理⑦

平成30年度後期試験 保育原理 問7
 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 東京女子師範学校附属幼稚園の創設時の主任保姆として保姆たちの指導にあたり、日本の幼稚園教育の基礎を築いた。 →松野クララ
  2. わが国で最初の託児所を私塾「新潟静修学校」内につくり、貧しい子どもたちを幼い兄弟の子守りから解放し、勉学の道を開いた。 →赤沢鍾美
  3. 華族女学校附属幼稚園に勤めていたが、貧しい子どもたちを対象とする幼児教育の必要性を感じ、二葉幼稚園を設立した。 →野口幽香
  4. 岡山孤児院の創設者で、家族舎制度と里親制度の導入などさまざまな保護教育体制を整備するなどわが国の児童福祉事業に尽力した。 →石井十次

【Ⅱ群】
ア 倉橋惣三
イ 石井十次
ウ 赤沢鍾美
エ 野口幽香
オ 松野クララ
正答:5 オ ウ エ イ


H30後:保育原理⑧

平成30年度後期試験 保育原理 問8
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」の4(2)「小学校との連携」の一部である。(A )〜(D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育所保育において育まれた(A 資質・能力)を踏まえ、小学校教育が円滑に行われるよう、小学校教師との意見交換や合同の(B 研究)の機会などを設け、(中略)「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」を(C 共有)するなど連携を図り、保育所保育と小学校教育との円滑な(D 接続)を図るよう努めること。

【語群】
ア 資質・能力  イ 心情・意欲・態度  ウ 確認  エ 研修
オ 研究     カ 共有        キ 接続  ク 協働
正答:2 ア オ カ キ


H30後:保育原理⑨

平成30年度後期試験 保育原理 問9
 次の文は、わが国の保育の歴史に関する記述である。(A )〜(D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

大正時代は、子どものの個性や自発性を尊重する考え方が広まった時代である。たとえば、(A 土川五郎)の律動遊戯や(B 山本鼎)の自由画運動などが幼児の表現活動に新風を吹き込んだ。芸術家たちによる児童文化の創造も活発な展開をみせた。童話と童謡の月刊雑誌『赤い鳥』が(C 鈴木三重吉)によって創刊され、『おとぎの世界』、『コドモノクニ』などがこれに続いた。『赤い鳥』の創刊に参加した(D 北原白秋)は、『あめふり』、『からたちの花』などの童謡を作詞した。こうした活動は、保育の世界に豊かな文化財をもたらしただけでなく、純真無垢な子どもという子ども像を広範に広めることとなった。

(組み合わせ)
A B C D

  1. 土川五郎 竹久夢二 鈴木三重吉 北原白秋
  2. 東基吉 竹久夢二 西条八十 山田耕筰
  3. 東基吉 山本鼎 鈴木三重吉 山田耕筰
  4. 土川五郎 山本鼎 鈴木三重吉 北原白秋
  5. 土川五郎 山本鼎 西条八十 山田耕筰

正答:4


H30後:保育原理⑩

平成30年度後期試験 保育原理 問 10
 次の文は、「児童福祉法」及び「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」では、児童福祉施設において、入所している者に食事を提供するときは、その献立は、できる限り、変化に富み、入所している者の健全な発育に必要な栄養量を含有するものでなければならないとされている。 →〇
  2. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」では、児童福祉施設においては、避難及び消火に対する訓練を、少なくとも6か月に1回は行わなければならないとされている。 →×
  3. 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」では、保育所には、保育士、嘱託医及び栄養士を置かなければならないと定められている。 →×
  4. 「児童福祉法」では、保育士の資格を持たない人でも、子育ての経験があれば保育士の名称を用いて保育の仕事をすることが認められている。 →×
  5. 「児童福祉法」では、乳児又は満2歳に満たない幼児を入所させる保育所には、乳児室又はほふく室、医務室、調理室、屋外遊戯場を設けることとされている。 →×

正答:3 ○ × × × ×


H30後:保育原理⑪

平成30年度後期試験 保育原理 問 11
 次の文は、保育所に勤める保育士のWさんが、養護と教育の一体的な保育を心がけて行っていることである。「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)に照らし、不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. Wさんは、子どもを一人の人間として尊重し、その生命を守り、情緒の安定を図りつつ、乳幼児期にふさわしい経験が積み重ねられていくよう丁寧に援助している。
  2. Wさんは、子どもへの細やかで応答的な関わりのもと、子どもが安心感や信頼感の得られる生活の中で、身近な環境への興味や関心を高め、活動を広げていくように心がけている。
  3. Wさんは、子どもが安心して自分の思いや力を発揮できる環境を心がけ、子どもが遊びなど自発的な活動を通して、体験的に様々な学びを積み重ねていけるようにしている。
  4. Wさんは、保育所の生活の中では、子どもの年齢に応じて養護の時間と子どもの教育の時間をバランスよく配置し、子どもの一日の生活の中でそれぞれの内容が統合されるよう配慮している。 →×
  5. Wさんは、子どもが自分との信頼関係を拠りどころとしながら、日々の生活の中で主体性や生きることへの意欲を育んでいることを自ら常に心に留めて子どもと関わっている。

正答:4


H30後:保育原理⑫

平成30年度後期試験 保育原理 問 12
次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」の2「1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」(1)「基本的事項」の一部である。

この時期においては、歩き始めから、歩く、走る、跳ぶなどへと、基本的な運動機能が次第に発達し、排泄の自立のための身体的機能も整うようになる。つまむ、めくるなどの指先の機能も発達し、食事、衣類の着脱なども、保育士等の援助の下で自分で行うようになる。発声も明瞭になり、語彙も増加し、自分の意思や欲求を言葉で表出できるようになる。

【設問】
「基本的事項」に照らし、この時期の保育のねらいとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 健康、安全な生活に必要な習慣に気付き、自分でしてみようとする気持ちが育つ。 →〇※第2章2(2)ア健康(ア)ねらい
  2. 言葉遊びや言葉で表現する楽しさを感じる。 →〇※第2章2(2)エ言葉(ア)ねらい
  3. 自分の体を十分に動かし、様々な動きをしようとする。 →〇※第2章2(2)ア健康(ア)ねらい
  4. 見る、聞く、触るなどの経験を通して、感覚の動きを豊かにする。 →〇※第2章2(2)ウ環境(ア)ねらい
  5. 保育所の生活を楽しみ、自分の力で行動することの充実感を味わう。 →× ※第2章2(2)イ人間関係(ア)ねらい「保育所の生活を楽しみ、身近な人と関わる心地よさを感じる」

正答:2 ○ ○ ○ ○ ×


H30後:保育原理⑬

平成30年度後期試験 保育原理 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」(1)「基本的事項」の一部である。(A )〜(E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

この時期においては、(A 運動機能)の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する(B 語彙数)が急激に増加し、(C 知的興味)や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや(D 協同的)な活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、個の成長と(E 集団としての活動)の充実が図られるようにしなければならない。
(組み合わせ)
A B C D E

  1. 運動機能 語彙数 知的興味 協同的 集団としての活動
  2. 認知機能 語彙数 知的興味 個人的 遊び
  3. 運動機能 語彙数 仲間遊び 協同的 集団としての活動
  4. 認知機能 能力 仲間遊び 個人的 集団としての活動
  5. 運動機能 能力 仲間遊び 協同的 遊び

正答:1


H30後:保育原理⑭

平成30年度後期試験 保育原理 問 14
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第2章「保育の内容」の4「保育の実施に関して留意すべき事項」の一部である。(A )〜(E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 子どもの心身の発達及び(A 活動)の実態などの(B 個人差)を踏まえるとともに、一人一人の子どもの気持ちを受け止め、援助すること。
  • 子どもの健康は、(C 生理的・身体的)な育ちとともに、(D 自主性や社会性)、豊かな感性の育ちとがあいまってもたらされることに留意すること。
  • 子どもが自ら周囲に働きかけ、(E 試行錯誤)しつつ自分の力で行う活動を見守りながら、適切に援助すること。

(組み合わせ)
A B C D E

  1. 遊び 経験の違い 生理的・身体的 自発性や共同性 自己充実
  2. 活動 個人差 主体的・意欲的 自主性や社会性 試行錯誤
  3. 遊び 個人差 生理的・身体的 自発性や共同性 自己充実
  4. 活動 経験の違い 主体的・意欲的 自発性や共同性 試行錯誤
  5. 活動 個人差 生理的・身体的 自主性や社会性 試行錯誤

正答:5


H30後:保育原理⑮

平成30年度後期試験 保育原理 問 15
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
J君は2歳児クラスに進級し、3歳になったばかりである。担当保育士の交替や新しい友達が加わるなどの環境の変化があったが、朝の登園でも落ち着いて母親と保育室に入ってくる。保育室や園庭でも好きな遊びを見つけて遊んでいる。そして、最近は排泄についても意欲的な姿が見られている。
少し前まではトイレに誘ってみても「Jちゃん、すわらないの!」とトイレに近づこうとしなかったが、最近はトイレに座り、トイレでうまく排泄できることが増えてきた。うまくできたときに、担当保育士が認めると、J君も満足そうな表情を見せる。
J君は保育所でも家庭でも紙おむつを使っている。J君の母親から、家庭でトイレット・トレーニングを進めるために何かに取り組んでいるといった話はこれまでのところ特にない。担当保育士は、この機会にJ君の紙おむつを布のパンツに切り替えていきたいと思い、母親と話をすることにした。

【設問】
担当保育士のJ君の母親への話の内容として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. J君の保育所での排泄に変化が出てきたことを伝え、家庭でもトイレに誘うなど働きかけてみてはどうかと伝える。 →〇
  2. 保育所では紙おむつをはずし、布のパンツを使っていきたいことを伝える。 →〇
  3. J君のトイレット・トレーニングを、まずは家庭から進めてくださいと伝える。 →×
  4. クラスの他児の多くが布のパンツに切り替えていることを伝え、家庭で積極的に取り組むように伝える。 →×
  5. 布のパンツに替えて失敗すると濡れて着替えが必要になるので、しばらくはズボンなどの着替えを多めに用意するようにお願いする。 →〇

正答:2 ○ ○ × × ○


H30後:保育原理⑯

平成30年度後期試験 保育原理 問 16
 次の文は、コメニウス(Comenius, J.A.)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 現在のチェコの中央部、モラヴィアの生まれで、大学で学んだのち、ボヘミア同胞教団の牧師となった。 →〇
  2. ルソーの思想に共鳴し、『隠者の夕暮』(1780 年)、『リーンハルトとゲルトルート』(1787 年)などを著した。 →×
  3. 主著である『大教授学』(1657 年)では、あらゆる人が学べる学校として統一学校構想が述べられ、6歳くらいまでの乳幼児を対象とする学校は「母親学校」として構想された。 →〇
  4. 『世界図絵』(1658 年)は世界初の絵入り教科書といわれ、その後の絵本や教科書に影響を与えた。 →〇

正答:3 ○ × ○ ○


H30後:保育原理⑰

平成30年度後期試験 保育原理 問 17
 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5歳児クラスでは、誕生日を迎えた子どもの保護者も一緒に誕生会に参加する。誕生日を迎えた子どもは自分の保護者が保育所に来てくれるその日をとても楽しみに待っている。また、クラス全体の前に出て自分が好きなものや将来の夢などを話し、友達が聞いてくれるのを楽しみにしている。K児は知的な遅れを伴う重度のダウン症で、4歳になってようやく座ることができるようになった。まだ自分で立って歩いたり会話したりすることは難しい。みんなの前で話すことが困難なK児の誕生会の日がやってきた。

【設問】
「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第1章「総則」に照らし、K児やクラスの子どもたちへの担当保育士の対応として不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 担当保育士は、K児の保育所での普段の様子や、好きなものや遊びについて話した。
  2. 担当保育士は、事前に母親からK児の家庭での様子や最近の変化などについて聴き取っておき、K児の代わりに話した。
  3. みんなの前で話すことがK児には困難なので、そのような場面はあえて作らず、さりげなく次のプログラムに移って誕生会を終えた。 →×
  4. 担当保育士は、K児を後ろから抱きかかえる母親と一緒に立ち、K児の気持ちを母親が代弁してクラスのみんなに伝えた。
  5. 担当保育士がK児を膝の上に抱きかかえると、クラスの友達が次々とK児について知っていることを話し出し、担当保育士はそれを見守った。

正答3


H30後:保育原理⑱

平成30年度後期試験 保育原理 問 18
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第3章「健康及び安全」の4「災害への備え」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「災害への備え」に関する内容は「施設・設備等の安全確保」、「災害発生時の対応体制及び避難への備え」、「地域の関係機関等との連携」の全3項目で構成されている。 →〇
  2. 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。 →〇
  3. 避難訓練は、少なくとも6か月に1回定期的に実施するなど、必要な対応を図ること。 →×
  4. 防火設備、避難経路等の安全性が確保されるよう、定期的にこれらの安全点検を行うこと。 →〇
  5. 避難訓練については、地域の関係機関や保護者との連携の下に行うなど工夫すること。 →〇

正答:2 ○ ○ × ○ ○


H30後:保育原理⑲

平成30年度後期試験 保育原理 問 19
 次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第5章「職員の資質向上」の(1)「保育所職員に求められる専門性」の一部である。(A )〜(E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもの最善の利益を考慮し、(A 人権)に配慮した保育を行うためには、職員一人一人の(B 倫理観)、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となる。各職員は、(C 自己評価)に基づく課題等を踏まえ、保育所内外の(D 研修)等を通じて、保育士・看護師・調理員・栄養士等、それぞれの職務内容に応じた専門性を高めるため、必要な知識及び(E 技術)の修得、維持及び向上に努めなければならない。

(組み合わせ)
A B C D E

  1. 人権 倫理観 自己評価 研修 技能
  2. 環境 責任感 省察 研究 技術
  3. 人権 責任感 自己評価 研究 技術
  4. 人権 倫理観 自己評価 研修 技術
  5. 環境 倫理観 省察 研修 技能

正答:4


H30後:保育原理⑳

平成30年度後期試験 保育原理 問 20
 次の文は、日本の保育の現状と課題に関する記述である。(A )〜(D )の下線部分が正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • わが国にとって、保育の受け皿を増やし、待機児童を解消することは重要政策となっている。平成 25 年4月から (A)「待機児童解消加速化プラン」 に基づいて取組を進めた結果、保育の受け皿は、平成 25 〜 27 年度の3年間で約 31 万人分増えた。 →〇
  • 保育を必要とする子どもの人数も増えたことにより、待機児童数は2万人を超える水準で推移しているが、その約7割を占めているのは (B)3歳以上児である。
  • 平成 28 年度から始められた (C)企業主導型保育事業は、仕事と子育てとの両立を支援することを目的とした事業として、待機児童解消策の一つに位置づけられている。 →〇
  • 厚生労働省は、平成 29 年6月に (D)「子育て安心プラン」 を発表し、さまざまな施策を通じてさらに全国の待機児童解消に取り組むとしている。 →〇

正答:1 ○ × ○ ○


H30後:教育原理①

平成30年度後期試験 教育原理 問1
 次の文は、「教育基本法」第 16 条の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

教育は、(A 不当な支配)に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、(B 教育行政)は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。

(組み合わせ)
A    B

  1. 政治の圧力  教育行政
  2. 政治の圧力  学校教育
  3. 不当な支配  教育行政
  4. 不当な支配  学校教育
  5. 不当な支配  社会教育

正答:3


H30後:教育原理②

平成30年度後期試験 教育原理 問2
 次の文は、2006 年 12 月に国連で採択された「障害者の権利に関する条約」の一部である。(A )・(B )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  • 障害者に関する社会全体(各家庭を含む。)の意識を向上させ、並びに障害者の権利及び尊厳に対する尊重を育成すること。
  • あらゆる活動分野における障害者に関する(A 定型化)された観念、偏見及び有害な慣行(性及び年齢に基づくものを含む。)と戦うこと。
  • 障害者の能力及び(B 貢献)に関する意識を向上させること。

(組み合わせ)
A    B

  1. 一般化   貢献
  2. 一般化  社会参加
  3. 定型化   貢献
  4. 定型化  社会参加
  5. 定型化   寄与

正答:3


H30後:教育原理③

平成30年度後期試験 教育原理 問3
 次の文のうち、正しいものを一つ選びなさい。

  1. ピアジェ(Piaget, J.)は、恩物によって子どもの活動を引き出すことを提唱した。
  2. ロック(Locke, J.)は、子どもには生得的な観念があるとして、白紙説を否定した。
  3. エレン・ケイ(Key, E.)は、世界で最初の幼稚園を創設した。
  4. カイヨワ(Caillois, R.)は、遊びを4つの項目(競争、偶然、模擬、めまい)に区分した。 →〇
  5. オーエン(Owen, R.)は、シュタンツで孤児のための学校を経営した。

正答:4


H30後:教育原理④

平成30年度後期試験 教育原理 問4
 次の【Ⅰ群】の思想家についての記述と【Ⅱ群】の人物を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 自宅の書斎の鈴の屋で、古典研究を行い、日本人らしさの探求をした。 →本居宣長
  2. 松下村塾をひらき、儒学・史学・兵学を総合した人間教育を行った。 →吉田松陰

【Ⅱ群】
ア 伊藤仁斎
イ 荻生徂徠
ウ 本居宣長
エ 吉田松陰
オ 緒方洪庵

正答:5 ウ エ


H30後:教育原理⑤

平成30年度後期試験 教育原理 問5
 次の文を読んで、【設問】に答えなさい。

必ず邑(むら)に不学の戸(こ)なく、家に不学の人なからしめん事を期(き)す。人の父兄たる者、宜(よろ)しくこの意を体認し、その愛育の情を厚くし、その子弟をして必ず学に従事せしめざるべからざるものなり。

【設問】
この文が記載されている法令等の名称を【Ⅰ群】から、発布・公布された年号を【Ⅱ群】からそれぞれ選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

  1. 学制(学制序文、学事奨励ニ関スル被仰出書)
  2. 教育令
  3. 教育ニ関スル勅語(教育勅語)

【Ⅱ群】
ア 1868(明治元)年
イ 1872(明治5)年
ウ 1887(明治 20)年

正答:2  A    イ


H30後:教育原理⑥

平成30年度後期試験 教育原理 問6
 次の文は、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」(内閣府・文部科学省・厚生労働省告示第1号平成 29 年3月 31 日)第1章「総則」の第3「幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項」の一部である。(A )〜(C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

当該幼保連携型認定こども園に入園した年齢により(A 集団生活の経験年数)が異なる園児がいることに配慮する等、0歳から小学校就学前までの一貫した教育及び保育を園児の発達や学びの連続性を考慮して展開していくこと。特に満3歳以上については入園する園児が多いことや同一学年の園児で編制される(B 学級)の中で生活することなどを踏まえ、家庭や他の保育施設等との連携や引継ぎを円滑に行うとともに、(C 環境)の工夫をすること。

(組み合わせ)
A    B    C

  1. 集団生活の経験年数  学級  環境
  2. 集団生活の経験年数  学級  指導
  3. 集団生活の経験年数  集団  環境
  4. 個別の知識及び技能  学級  指導
  5. 個別の知識及び技能  集団  指導

正答:1