H29後:教育原理⑤

平成29年度後期試験 教育原理 問5
 次の文のうち、正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ソクラテス(Sōkratēs)は、古代ギリシャのアテナイにアカデメイヤをつくった。 →×
  2. ルソー(Rousseau, J.-J.)は、ノイホーフに貧民のための学校をつくった。 →×
  3. デューイ(Dewey, J.)は、シカゴ大学に実験学校をつくった。 →

正答:4 × × ○


H29後:教育原理⑥

平成29年度後期試験 教育原理 問6
 次の文は、教育職員免許状に関する記述である。(A)~(C)にあては
まる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

教育職員の免許状には、大学や短期大学等で教職課程の単位を満たしたのちに都道府県教育委員会に申請して得ることができる(A 普通)免許状、社会的経験を有する者に教育職員検定を経て授与される(B 特別)免許状、そして(A 普通)免許状を有する者を採用することができない場合に限り、教育職員検定を経て授与される(C 臨時)免許状がある。

【語群】
ア 代用  イ 特任  ウ 臨時  エ 特別  オ 一般  カ 普通
(組み合わせ)
正答:5 カ エ ウ


H29後:教育原理⑦

平成29年度後期試験 教育原理 問7
 平成 25 年6月に閣議決定された「第2期 教育振興基本計画」では、学校におけるICT(Information and Communication Technology)の活用を取り上げている。次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 多様で大量の情報を収集、整理・分析することは容易だが、結果をまとめ、表現するには適さない。 →×
  2. 時間や空間を問わずに、音声・画像・データ等を蓄積・送受信でき、時間的・空間的制約を超える。 →
  3. 距離に関わりなく相互に情報の発信・受信のやりとりができるという、双方向性を有する。 →
  4. 情報管理が容易なためセキュリティ上の不安はなく、トラブルが発生しにくい。 →×

正答:3 × ○ ○ ×


H29後:教育原理⑧

平成29年度後期試験 教育原理 問8
 次の文は、文部科学省による「教育指標の国際比較」(平成 25(2013)年版)に示されたある国の学校制度についての記述である。どの国の記述か、正しいものを一つ選びなさい。

就学前教育について、幼稚園は満3歳からの子どもを受け入れる機関であり、保育所は2歳以下の子どもを受け入れている。
初等教育は、基礎学校において4年間(一部の州は6年間)行われる。
中等教育は、生徒の能力・適性に応じて、ハウプトシューレ(卒業後に就職して職業訓練を受ける者が主として進む。5年制)、実科学校(卒業後に職業教育学校に進む者や中級の職につく者が主として進む。6年制)、ギムナジウム(大学進学希望者が主として進む。8年制又は9年制)が設けられている。

  1. イタリア
  2. ドイツ
  3. スウェーデン
  4. デンマーク
  5. オランダ

正答:2


H29後:教育原理⑨

平成29年度後期試験 教育原理 問9
 次の文のうち、「経験カリキュラム」の説明として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 学ぶ内容をそれぞれの分野に分けて系統的に教えるように編成している。 →×
  2. 教科ごとに時間割が決められ、学年ごとに習得すべき内容を編成している。 →×
  3. 学習者の活動や体験を中心としながら学びを進めていくように編成している。 →
  4. 子どもの興味関心とのずれが生じやすく、学習意欲を持続しづらい。 →×

正答:5 × × ○ ×


H29後:教育原理⑩

平成29年度後期試験 教育原理 問 10
 次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代における教養教育の在り方について」(平成 14 年2月)の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

核家族化、少子化、都市化などが進行し、家族の在り方が大きく変わり、また、地域における地縁的なつながりが希薄化する中で、家庭の教育力や地域社会が従来持っていた教育力が低下してきている。従来は家族や他人との日常のかかわりの中で自然にはぐくまれてきた子どもたちの(A 社会性)や規範意識が不足がちになっており、このことが学級崩壊、弱いものに対するいじめや暴力行為などの問題行動の一因とも言われている。
これらの状況に対し、(B 家庭教育)の支援や地域における青少年教育の充実を図る観点から様々な施策が講じられてきたが、現時点では十分な成果があがっているとは言い難い。
(中略)
児童生徒の現状を見ると、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合が国際的に低い水準になっているなど、自ら進んで学ぶ意欲や、学ぶことと将来の生き方とを結び付けて考えようとする姿勢に欠ける面が見られるようになった。
このことの背景には、我が国の教育が、形式的な平等を重視する余り、(C 画一的なもの)になりがちで、一人一人の多様な個性や能力の伸長という点に必ずしも十分に意を用いてこなかったこと、自ら学び、自ら考える力や、豊かな人間性をはぐくむ教育がおろそかになってきたことなどがある。

(組み合わせ)
   A     B         C
1 積極性  家庭教育    集団主義的なもの
2 社会性  学校教育  到達水準を厳密化するもの
3 社会性  家庭教育  到達水準を厳密化するもの
4 積極性  学校教育     画一的なもの
5 社会性  家庭教育     画一的なもの
正答:5


H29後:社会的養護①

平成29年度後期試験 社会的養護 問1
 次の文は、ある児童福祉施設の設立に携わった人物の著書である。この人物として正しいものを一つ選びなさい。

 私たちのねがいは、重症な障害をもったこの子たちも、立派な生産者であるということを、認めあえる社会をつくろうということである。「この子らに世の光を」あててやろうというあわれみの政策を求めているのではなく、この子らが自ら輝く素材そのものであるから、いよいよみがきをかけて輝かそうというのである。「この子らを世の光に」である。この子らが、うまれながらにしてもっている人格発達の権利を徹底的に保障せねばならぬということなのである。

  1. 高木憲次
  2. 野口幽香
  3. 留岡幸助
  4. 堀文次
  5. 糸賀一雄

正答:5


H29後:社会的養護②

平成29年度後期試験 社会的養護 問2
 次の文は、「児童福祉法」の社会的養護に関する条文の一部である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 児童及びその保護者の(A 心身の)状況、これらの者の置かれている環境その他の状況を勘案し、児童を家庭において養育することが困難であり又は適当でない場合にあつては児童が家庭における養育環境と同様の養育環境において(B 継続的)に養育されるよう、児童を家庭及び当該養育環境において養育することが適当でない場合にあつては児童ができる限り良好な(C 家庭的)環境において養育されるよう、必要な措置を講じなければならない。

(組み合わせ)
A   B     C
1 心身の   継続的  家庭的
2 経済的な  継続的  家庭的
3  心身の   継続的   施設
4 経済的な  一時的   施設
5  心身の   一時的   施設
正答:1


H29後:社会的養護③

平成29年度後期試験 社会的養護 問3
 次の文は、「児童の権利に関する条約」第 20 条の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

一時的若しくは恒久的にその(A 家庭)環境を奪われた児童又は児童自身の(B 最善の利益)にかんがみその(A 家庭)環境にとどまることが認められない児童は、(C )が与える(D 特別)の保護及び援助を受ける権利を有する。

(組み合わせ)
   A     B     C    D
1 養育  社会的養護  社会  最低限度
2 家庭  最善の利益   国   特別
3 家庭  社会的養護  社会  特別
4 家庭  最善の利益  社会  最低限度
5 養育  最善の利益   国   最低限度
正答:2


H29後:社会的養護④

平成29年度後期試験 社会的養護 問4
  次の文は、社会的養護における子どもの権利擁護の取り組みに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童養護施設等の入所児童に対し、権利について正しく理解できるよう、「子どもの権利ノート」等を用い、わかりやすく説明することが求められている。 →
  2. 利用者からの苦情を適切に解決するため、社会福祉事業経営者は施設内に苦情の相談窓口を設け、第三者の協力を得るなどして解決に努めることとされている。 →
  3. 施設職員による被措置児童等虐待については、市町村において、子ども本人からの届出や周囲の者からの通告を受け付け、調査等の対応をすることが「児童虐待の防止等に関する法律」で法定化されている。 →×

正答:2 ○ ○ ×


H29後:社会的養護⑤

平成29年度後期試験 社会的養護 問5
 次の文は、社会的養護の施設等における第三者評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 第三者評価を受審するに当たっては、あらかじめ、第三者評価の評価基準に基づく自己評価を行うことが求められている。 →
  2. 第三者評価を受審する義務がある施設においては、第三者評価を3か年度に1回以上受審しなければならない。 →
  3. 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)における第三者評価の受審は、努力義務である。 →

正答:1 ○ ○ ○


H29後:社会的養護⑥

平成29年度後期試験 社会的養護 問6
 次の文は、「里親及びファミリーホーム養育指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)に示された家庭養護のあり方の基本に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一定一律の役割、当番、日課、規則を養育者が作り、それらを子ども達に厳守させることは、子どもたちに安心・安定した家庭生活を提供できることになる。 →×
  2. 地域の普通の家庭で暮らすことで、子どもたちは養育者自身の地域との関係や社会生活に触れ、生活のあり方を地域との関係の中で学ぶことができる。 →
  3. 養育者はこれまで築き上げてきた独自の子育て観を優先することが大切であるため、他者からの助言に耳を傾けることは、これまでの養育に対して自信を失うことになるため避けた方がよい。 →×
  4. 里親とファミリーホームが社会的養護としての責任を果たすためには、外からの支援を受けることが大前提である。 →

正答:4 × ○ × ○ 


H29後:社会的養護⑦

平成29年度後期試験 社会的養護 問7
 次の文は、「母子生活支援施設運営指針」(平成 24 年3月 厚生労働省)における支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母親と子どもがそれぞれ抱える個別の課題に対して、目的や目標を明確にした合理的で計画的な一貫した専門的支援を行う。 →
  2. 母親と子どもの関係を構築するための保育、保育所に入所できない子どもの保育や早朝・夜間・休日等の保育、子どもの病気・けが等の際の保育、母親が体調の悪いときの保育等、ニーズに応じた様々な施設内での保育支援を行う。 →
  3. 資料等を使いながら必要な手続きなどについて説明を行うが、職員が機関等への同行及び代弁をすることは自立支援の妨げになるため行わない。 →×
  4. 入所初期に生活用具や家財道具等の貸し出しをすることは、母親の施設に対する依存を助長するため、自立に向けて各家庭で購入するように指導する。 →×

正答:2 ○ ○ × ×


H29後:社会的養護⑧

平成29年度後期試験 社会的養護 問8
 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第63 号)に基づく職員に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「児童の遊びを指導する者」は、放課後等デイサービス事業を行っている施設に配置され、遊びを通して子どもの心身の健康や情緒の安定を図る役割を担っている。 →×
  2. 「児童生活支援員」は、児童心理治療施設に配置され、児童の生活支援の役割を担っている。 →×
  3. 「児童指導員」は、児童自立支援施設に配置され、児童の自立支援の役割を担っている。 →×

正答:5 × × ×


H29後:社会的養護⑨

平成29年度後期試験 社会的養護 問9
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
 児童養護施設で実習をしているGさんは、保育士と他職種の連携について知ることを目的に、ある職員からその職員の業務内容の説明を受けました。下記はその内容です。

 私の業務内容は、入所児童の早期の退所を促進し、親子関係の再構築等を図れるようにすることです。そのために児童相談所と密接に連絡を取り合って連携をします。
保護者に対しては、電話、面接等により児童の早期家庭復帰、里親委託等を可能とするための相談援助等の支援を行います。

【設問】
 この職員の職名として、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. 家庭支援専門相談員
  2. 里親支援専門相談員
  3. 心理療法担当職員
  4. 個別対応職員
  5. 母子支援員

正答:1


H29後:社会的養護⑩

平成29年度後期試験 社会的養護 問 10
 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
 Mさんは、L児童養護施設で3年前から保育士をしている。最近、Nさん(19 歳、女性)から、「職場の人間関係がうまくいかず、辛かったので仕事を辞めた。どうしたらよいか」との相談を受けた。Nさんは、L児童養護施設を措置解除となった半年前から就職先の寮で暮らしていたが、現在は友人宅で生活している。

【設問】
 次のうち、Nさんが利用できる福祉サービスとして、最も適切なものを一つ選びなさい。

  1. ファミリー・サポート・センター事業の利用
  2. 児童自立支援施設への入所
  3. 婦人保護施設への入所
  4. 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)の利用
  5. 救護施設への入所

正答:4


H29後:児童家庭福祉①

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問1
 次の文のうち、「児童福祉法」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 全て児童は、児童憲章の精神にのつとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が等しく保障される権利を有する。 →×
  2. 全て国民は、児童が(中略)その最善の利益が優先して考慮され、心身ともに健やかに育成されるよう努めなければならない。 →
  3. 児童の保護者は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う。 →
  4. 国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う。 →

正答:4 × ○ ○ ○


H29後:児童家庭福祉②

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問2
 次のうち、わが国の児童福祉の歴史について、【Ⅰ群】の施設と【Ⅱ群】の人物を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 滝乃川学園 →石井亮一
  2. 岡山孤児院 →石井十次
  3. 二葉幼稚園 →野口幽香
  4. 新潟静修学校 →赤沢鍾美

【Ⅱ群】
ア 石井十次
イ 赤沢鍾美
ウ 石井亮一
エ 野口幽香
正答:4 ウ ア エ イ


H29後:児童家庭福祉③

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問3
 次の文は、わが国の仕事と育児の両立支援策に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 平成 26 年度の育児休業取得率は、男性が約 10%、女性が約 60%である。 →×
  2. 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(育児・介護休業法)では、育児休業制度等の対象となる子どもとして、特別養子縁組の監護期間中の子、養子縁組里親に委託されている子が規定されている。 →
  3. 「次世代育成支援対策推進法」は、2014(平成 26)年度末までの時限立法であったが、 →
    2014(平成 26)年4月に同法の 10 年間の延長および、新たな認定制度の創設等が規定された改正法が成立した。
  4. 「次世代育成支援対策推進法」では、101 人以上の企業に対して、一般事業主行動計画の策定・届出を義務付けている。 →
  5. 次世代育成支援に関して、適切な行動計画を策定・実施し、目標を達成するなど一定の要件を満たした企業は「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定である「イクメンプロジェクト認定」を受け、認定マークを使用することができる。 →×

正答:4 × ○ ○ ○ ×


H29後:児童家庭福祉④

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問4
 次の文は、「平成 27 年度子供の貧困の状況と子供の貧困対策の実施状況」(内閣府)についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 生活保護世帯に属する子供の大学等への進学率は、全世帯と比較し 30%以上低かった。 →
  2. 子供の相対的貧困率は 15%を超えていた。 →
  3. 全世帯での相対的貧困率は約 16%であるのに対し、子供がいる現役世帯のうち大人が一人の場合の相対的貧困率は 80%を超えていた。 →×
  4. ひとり親家庭の親の就業率は、父子家庭で 90%以上、母子家庭で 80%以上であった。 →
  5. 生活保護世帯に属する子供の高等学校等中退率は、10%に満たなかった。 →

正答:3


H29後:児童家庭福祉⑤

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問5
 次の文のうち、「児童福祉法」で定められている情報提供に関する記述として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 都道府県は、里親の相談に応じ、必要な情報の提供、助言、研修その他の援助を行わなければならない。 →
  2. 市町村は、地域の児童の養育に関する各般の問題につき、保護者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行う事業が着実に実施されるよう、必要な措置の実施に努めなければならない。 →
  3. 市町村は、保護者の母子生活支援施設の選択にあたり、情報の提供を行わなければならない。 →×
  4. 国及び地方公共団体は、子育て支援事業を行う者に対して、情報の提供、相談その他の適当な援助をするように努めなければならない。 →

正答:1 ○ ○ × ○


H29後:児童家庭福祉⑥

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問6
 次の文は、次世代育成支援および子ども・子育て支援についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 市町村は、審議会、その他の合議制の機関を置くよう努めるものとする。 →
  2. 子ども・子育て支援事業計画は、地域子育て支援や健全育成、母子保健、教育、住宅や公園の整備、子どもの防犯等の安全対策等について定められている。 →×
  3. 子ども・子育て支援給付は、子どものための現金給付及び子どものための教育・保育給付から構成されている。 →
  4. 「次世代育成支援対策推進法」に基づく地域行動計画は、待機児童対策として策定された保育計画を指す。 →×

正答:2 ○ × ○ ×


H29後:児童家庭福祉⑦

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問7
 次の【Ⅰ群】の機関と、【Ⅱ群】の説明を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】

  1. 市町村
  2. 保健所
  3. 市町村保健センター
  4. 都道府県

【Ⅱ群】
ア 児童及び妊産婦の福祉に関し、必要な実情の把握に努め、必要な情報の提供を行い、家庭その他からの相談に応ずること並びに必要な調査及び指導を行うこと並びにこれらに付随する業務を行う。 →市町村
イ 住民に対し、健康相談、保健指導及び健康診査その他地域保健に関し必要な事業を行う。 →市町村保健センター
ウ 児童及びその家庭につき、必要な調査並びに医学的、心理学的、教育学的、社会学的及び精神保健上の判定を行う。 →都道府県
エ 地域保健対策に関する専門的かつ技術的な業務について機能を強化するとともに、地域保健対策への地域住民のニーズの把握に努めた上で、専門的な立場から企画、調整、指導及びこれらに必要な事業を行うとともに市町村への積極的な支援に努める。 →保健所
正答:2 ア エ イ ウ


H29後:児童家庭福祉⑧

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問8
 次の文は、児童虐待の検挙、および少年の保護の状況に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 平成 27 年に警察が、「児童虐待の防止等に関する法律」に基づき児童相談所に通告した被害児童数は約 37 , 000 人である。 →
  2. 児童虐待事件における検挙件数は平成 11 年以降毎年増加してきた。 →
  3. 「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」における福祉犯の被害少年は毎年約 1 , 000 人を超えている。 →
  4. 平成 27 年に警察から児童相談所に通告された触法少年と比較し、送致された触法少年は約 200 名と非常に少なくなっている。 →
  5. 罪を犯した 14 歳以上の少年は児童相談所へ送致・通告される。 →×

正答:5


H29後:児童家庭福祉⑨

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問9
 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第63 号)に示された児童福祉施設の職員配置についての記述である。46 人以上を入所させる児童養護施設における少年(小学校就学の始期から、満 18 歳に達するまでの者)に対する児童指導員及び保育士の総数として正しいものを一つ選びなさい。

  1. 少年おおむね 1 . 6 人につき1人以上
  2. 少年おおむね2人につき1人以上
  3. 少年おおむね3人につき1人以上
  4. 少年おおむね 5 . 5 人につき1人以上
  5. 少年おおむね7人につき1人以上

正答:4


H29後:児童家庭福祉⑩

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問 10
 次の文は、地域子育て支援拠点事業に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 本事業は、一般型・特定型・連携型の3種類の形態がある。 →×
  2. 本事業には、利用したくても利用できない家庭に対して訪問支援等を行うことで地域とのつながりを継続的に持たせる取り組みも含まれている。 →
  3. 本事業の実施場所としては、空き店舗、小児科医院等の医療施設なども含まれている。 →
  4. 本事業は、「児童福祉法」に基づいた事業である。 →
  5. 本事業は、乳児又は幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行う事業をいう。 →

正答:1


H29後:児童家庭福祉⑪

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問 11
 次の文は、母子保健に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 養育支援訪問事業は、子育て困難家庭等に対し保健師が訪問指導を行う事業で、保育士やヘルパー等による訪問支援は含まれない。 →×
  2. 乳児家庭全戸訪問事業は、生後4か月までの乳児のいる家庭を訪問するもので、「母子保健法」に基づき実施されている。 →×
  3. すべての市町村は「母子保健法」に基づき、子育て世代包括支援センターや母子健康センターを設置しなければならない。 →×
  4. 「児童福祉法」に基づく子育て援助活動支援事業は、助産師等が産後ケアを行う事業である。 →×
  5. 「母子保健法」では、すべての市町村は「満1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児」と「満3歳を超え満4歳に達しない幼児」の健康診査を行わなければならない。 →

正答:5


H29後:児童家庭福祉⑫

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問 12
 次の文は、一時預かり事業に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 家庭において保育を受けることが一時的に困難になった幼児について、保育所等で一時的に預かり、必要な保護を行う事業であり、乳児は対象とされていない。 →×
  2. 実施場所は、保育所、認定こども園等であり、幼稚園は除外されている。 →×
  3. 実施主体は、市町村である。なお、市町村が認めた者へ委託等を行うことができる。 →
  4. 一時預かりの対象は、保育所、幼稚園、認定こども園等に通っていない幼児である。 →×
  5. 職員には必ず家庭的保育者が含まれていなければならない。 →×

正答:3


H29後:児童家庭福祉⑬

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問 13
 次の図は、「平成 27 年度福祉行政報告例」において報告された、児童相談所における児童虐待相談の相談種別の割合を示したものである。(A)~(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

図:児童相談所における児童虐待相談の対応件数における相談種別

【語群】
 ア 身体的虐待  イ 性的虐待  ウ 心理的虐待  エ 保護の怠慢・拒否(ネグレクト)
正答:4 ウ ア エ イ


H29後:児童家庭福祉⑭

平成29年度後期試験 児童家庭福祉 問 14
 次の文は、里親制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. わが国における社会的養護の基本的方向は、家庭養護及び家庭的養護の推進、里親委託・里親支援の推進を図ることとしている。 →
  2. 養育里親とは、厚生労働省令が定める人数以下の要保護児童を養育することを希望し、かつ都道府県知事が行う研修を修了した者をいう。 →×
  3. 児童相談所には、里親支援専門相談員が配置されることとなっている。 →×
  4. 里親支援機関事業の実施主体は、児童養護施設及び乳児院である。 →×

正答:3 ○ × × ×