平成28年度後期試験 子どもの保健 問8
次の項目は、発育評価に関するものである。通常、乳幼児期には行われない計測を一つ選びなさい。
- 身長→○
- 体重→○
- 下肢長→×
- 胸囲→○
- 頭囲→○
正答:3
H28後:子どもの保健⑨
平成28年度後期試験 子どもの保健 問9
次の文は、子どもの健康状態の把握に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
- 乳児期では、全身の観察に加えて哺乳量測定、体温測定が重要である。→○
- 幼児期では、体調に関して自らの言葉で表現できるようになるが、必ずしも正確ではない。→○
- 全身の様子として活発さ、機嫌の良さ、遊び具合などを観察する。→○
- 顔の観察では、顔色以外に眼の様子(白目の充血、目やにの有無など)、唇の色、口臭の有無にも注意する。→○
- 排泄については、排尿の回数、尿の量や色にも注意を払う。排便も同様であるが、色調、臭いの変化にも注意する。→○
正答:1 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯
H28後:子どもの保健⑩
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 10
次の文は、保育所における健康管理についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 昼寝の時間には、気持ちが落ち着くような雰囲気をつくるため、絵本を読んだり、音楽を流したりすることは避ける。→×
- 機嫌が悪い、元気がない場合は、気分を変えるために沐浴を行う。→×
- 歯磨きに興味を持ち、習慣をつけるために、食事後に歯ブラシをもたせて自由に遊ばせるとよい。→×
- 手洗いに用いる石鹸は、不潔になりやすい液体石鹸より固形の石鹸がよい。→×
- 排泄は、夜間より昼間の方が、また排尿より我慢しやすい排便の方が早く自立する。→×
正答:5 × × × × ×
H28後:子どもの保健⑪
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 11
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 性染色体には、X染色体とY染色体とがある。→○
- 染色体の組み合わせでジェンダーは決定する。→×
- 性指向性と性別同一性は必ず一致する。→×
- ジェンダーの形成には生物学的要因だけでなく、心理社会的な要因が影響する。→○
正答:3 ○ × × ○
H28後:子どもの保健⑫
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 12
次の文は、幼児期の心的外傷後ストレス障害(PTSD)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 心的外傷的出来事のほぼ全てあるいは一部を、遊びで再演する場合がある。→○
- 両親間の暴力の目撃は、心的外傷とはなり得ない。→×
- 親が生命にかかわる事故に遭ったことを幼児が知ることは、その子どもの心的外傷となり得る。→○
- 幼児の場合、解離症状は起こらない。→×
正答:2 ○ × ○ ×
H28後:子どもの保健⑬
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 13
次の文は、排泄障害に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 排泄障害には、夜尿症、昼間尿失禁、遺糞症などがある。→○
- 糖尿病、尿路感染症によるものが含まれる。→×
- 心理社会的な問題によるものが含まれる。→○
- 長期的な排泄の問題は、子どもの自尊心の低下を招かない。→×
正答:2 ○ × ○ ×
H28後:子どもの保健⑭
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 14
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】
K君(2歳1か月、男児)は、2か月前から保育所に通所している。K君は、保育所で明るい表情をほとんど見せず、どの保育士が関わろうとしても、拒絶するか、無視をしていた。K君のこれらの様子から、保育所は児童相談所に連絡した。その後の児童相談所の調査によると、K君は少なくとも 10 か月前から重度のネグレクトを受けており、食事は与えられ、清潔は維持されていたものの、日中、夜間ともにほとんど子ども部屋に一人で閉じ込められていた。【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。
- 脱抑制性愛着障害
- 反応性愛着障害
- 選択性緘黙
- 反抗挑戦性障害
- 哺育障害
正答:2
H28後:子どもの保健⑮
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 15
次のA~Eのうち、障害名または疾患名とその症状として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 泣き入りひきつけ ―― 一時的呼吸停止→○
- 学習障害 ―― 綴字の困難→○
- 自閉スペクトラム症 ―― こだわり→○
- AD/HD ―― 不注意→○
- 機能的遺糞症 ―― 便秘→○
正答:1 ○ ○ ○ ○ ○
H28後:子どもの保健⑯
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 16
次の文は、子どもに見られる疾患、症状に関する記述である。保育士の対応として最も適切な記述を一つ選びなさい。
- 咳はよく見られる症状である。咳そのものは、体の負担になるためすぐに咳止めを用いるよう、保護者に説明すると良い。→×
- 下痢は乳児ではよく見られる症状であるので、そのまま様子を見る。→×
- 嘔吐は細菌感染によるものなので、医師に抗菌薬を処方してもらうのが良いと保護者に伝える。→×
- 発熱とは平熱よりもおよそ1℃以上高い体温をいうが、平熱が 37℃以上の子どもが38℃を超えた場合は発熱と考えて対応する。→○
- 発熱して寒気のためふるえている子どもに対しては、頭だけでなく体幹部も冷やすと良い。→×
正答:4
H28後:子どもの保健⑰
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 17 次の文は、生理機能の発達と保健に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- 子どもは、低年齢なほど新陳代謝が盛んで運動も活発であるので、脈拍数や呼吸数は多く、体温は高めであり、尿量は多い。→×
- 循環機能すなわち血液の流れ方は、出生を境に胎児循環から成人型循環へ移行する。→○
- 胎児は、胎盤を通して酸素を吸収するが、新生児になると肺呼吸を開始する。→○
- 脳幹は、生命の維持に必要な心拍、呼吸、体温調節などの機能を担っており、出生時にほぼ完成している。→○
- 大脳新皮質は、人間を特色づける知性の中枢であり、出生時にほぼ完成している。→×
正答:4 B C D
H28後:子どもの保健⑱
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 18
次の文は、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(厚生労働省)の「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表」(生活管理指導表)に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
- 保護者は、入園面接時に生活管理指導表を提出しなければならない。
- 生活管理指導表は、保育所で新たに配慮が必要と思われた時は次年度の始めに保護者から提出してもらう。
- 生活管理指導表の記載は、アレルギー専門医が行う。
- 生活管理指導表をもとに、主治医が保育所での生活全般について具体的な指示をする。
- 生活管理指導表は、アレルギー疾患と診断された園児が、保育所の生活において特別な配慮や管理が必要となった場合に限って作成する。→○
正答:5
H28後:子どもの保健⑲
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 19
次の文は、予防接種に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 予防接種とは、病原体やその産物を処理し、人体には害を与えないようにしながら免疫力を付与しようとするものである。→○
- 予防接種として実際に用いるものをワクチンという。→○
- ワクチンには、病原体を弱毒化して、体内で増殖はするものの発症はさせない生ワクチンがある。→○
- わが国では予防接種の制度上、定期接種をするものと任意接種であるものに分けられる。→○
- 乳幼児において、「予防接種法」で定められた予防接種は、義務接種である。→×
正答:2 ○ ○ ○ ○ ×
H28後:子どもの保健⑳
平成28年度後期試験 子どもの保健 問 20
次の文は、感染症の感染経路及び病原体に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- 空気感染とは、病原体を含む飛沫が乾燥し、感染力を保ったままで空気の流れに乗って拡散し、そのため空気を吸い込むことで感染することをいう。黄色ブドウ球菌がこれに該当する。→×
- 飛沫感染とは、感染している人が咳やくしゃみをすると、口から病原体がたくさん含まれた水滴が飛ぶが、この飛沫を吸い込むことで感染することをいう。A群溶血性レンサ球菌、百日咳菌、インフルエンザ菌がこれに該当する。→○
- 接触感染とは、感染源となっている人に触れることで起こるもので、直接接触感染(握手、だっこ、キス等)と、病原体が付着したものを介して起こる間接接触感染(ドアノブ、手すり、遊具等)がある。腸管出血性大腸菌がこれに該当する。→○
- 経口感染とは、病原体を含んだ食物や水分を口で摂取することによって、病原体が消化管に達して感染が起こることをいう。フグによる食中毒はこの感染経路を取る感染症である。→×
正答:3 B C
H28後:子どもの食と栄養①
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問1
次の文は、乳幼児の食生活の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 身体のあらゆる組織を作るために、多くの栄養素を必要とする。→○
- 胎生期に蓄えられた先天性免疫が十分にあるため、生後6か月くらいまでは感染症にかかることはない。→×
- 咀しゃく段階に合わせた食物の形態、供食の方法を選択する必要がある。→○
- 正しい食習慣を身につけさせる第一歩という大切な時期である。→○
正答:3 ○ × ○ ○
H28後:子どもの食と栄養②
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問2
次の文は、炭水化物に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 炭素(C )、水素(H)、酸素(O)の三元素から構構成されている。→○
- 炭水化物でこれ以上分解できない最小単位を単糖類という。→○
- 消化されやすい炭水化物を食物繊維といい、重要なエネルギー源となっている。→×
- 消化されにくい炭水化物を糖類という。→×
正答:3 ○ ○ × ×
H28後:子どもの食と栄養③
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問3
次の文は、ミネラルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 鉄は、ヘモグロビンの成分として、酸素を運搬する。欠乏症は貧血である。→○
- ナトリウムの過剰摂取は、高血圧や胃がんのリスクを高める。→○
- カリウムは、細胞内液に多く分布し浸透圧を維持する。野菜、イモ類に多く含まれる。→○
- リンは、骨の構成成分で、筋肉や神経細胞の興奮の調整をし、穀類、葉菜類に多く含まれる。→×
正答:2 ○ ○ ○ ×
H28後:子どもの食と栄養④
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問4
次の【Ⅰ群】のビタミンと【Ⅱ群】の内容を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンD
- 葉酸
【Ⅱ群】
ア 糖質代謝に関与し、欠乏症は脚気である。→ビタミンB1
イ 粘膜を正常に保ち、免疫力を維持する。欠乏症は、夜盲症である。→ビタミンA
ウ カルシウムの吸収を促進させ、骨形成を促進する。→ビタミンD
エ 十分量を受胎の前後に摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減できる。→葉酸
正答:3 イ ア ウ エ
H28後:子どもの食と栄養⑤
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問5
次の文は、母乳栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 母乳は乳児の未熟な消化能力に適した組成である。→○
- 分娩後数日以内に分泌される乳を初乳といい、感染防御因子を多く含む。→○
- 母乳栄養児は人工栄養児に比べ乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症頻度が低いといわれている。→○
- 成熟乳は初乳に比べ、たんぱく質量が多く、乳糖が少ない。→×
正答:2 ○ ○ ○ ×
H28後:子どもの食と栄養⑥
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問6
次の文は、離乳食の進め方についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 生後9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーなど鉄を多く含む食品を取り入れるとよい。→○
- 生後5、6か月頃は、調味は薄味にして、食品の自然の風味を生かし、口あたりがよいものを選ぶ。→○
- 離乳の開始は、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始める。→○
- はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わない。→○
正答:1 ○ ○ ○ ○
H28後:子どもの食と栄養⑦
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問7
次の文は、人工乳および調乳法に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 乳児用調製粉乳を飲んでいる乳児は、生後9か月頃になったらフォローアップミルクに切り替える必要がある。→×
- 無乳糖乳は、乳糖を除去し、ブドウ糖におきかえた育児用粉乳である。→○
- アレルギーの治療用に乳児に用いられるアミノ酸混合乳は、アミノ酸が多く配合され、牛乳たんぱく質を含む。→×
- 調乳の際には、一度沸騰させた後 70℃以上に保った湯を使用し、調乳後2時間以内に使用しなかった乳は廃棄する。→○
正答:4 × ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑧
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問8
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日(A 2)回食とする。生後7、8か月頃からは(B 舌でつぶせる)固さのものを与える。卵は固ゆでした(C 卵黄)から全卵へ、魚は(D 白身魚)から次の段階では赤身魚へと進めていく。
(組み合わせ)
A B C D
1 1 舌でつぶせる 卵白 白身魚
2 1 舌でつぶせる 卵白 青皮魚
3 2 舌でつぶせる 卵黄 白身魚
4 2 歯ぐきでつぶせる 卵白 青皮魚
5 3 歯ぐきでつぶせる 卵黄 青皮魚
正答:3
H28後:子どもの食と栄養⑨
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問9
次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- 幼児期の間食の量は、1日のエネルギー摂取量の 30 ~ 40%を目安にするとよい。→×
- 体重当たりのエネルギー必要量は、成人より多い。→○
- 脂質の目標量は、脂肪エネルギー比率 30 ~ 40%である。→×
- 前歯が生え揃ったら、スティック状のゆで野菜、パン、果物などを噛みとらせ、子どもにとって食べやすい一口量を覚えさせる。→○
正答:4 B D
H28後:子どもの食と栄養⑩
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 10
次の文は、幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食事支援の方法として、幼児が安定した座位姿勢をとれるようにすることが大切である。→○
- スプーンやフォークの握り方は、手のひら握り、鉛筆握り、指握りへと発達していく。→×
- おおむね3歳では、基本的な運動機能が伸び、それに伴い、食事などもほぼ自立できるようになる。→○
- 最初に乳歯が永久歯に生え変わるのは、3歳頃からである。→×
正答:3 ○ × ○ ×
H28後:子どもの食と栄養⑪
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 11
次の文は、幼児期の咀しゃく機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 1歳半頃に奥歯に相当する第一乳臼歯が生え始める。→○
- 咀しゃく機能は、乳歯の生え揃う頃までに獲得される。→○
- 上下の奥歯(第二乳臼歯)が生え揃う前から、大人と同じような固さの食べ物を与える。→×
- 乳歯は生え揃うと、上下 10 本ずつとなる。→○
正答:2 ○ ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑫
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 12
次の文は、「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「主要食物の摂取状況」(1歳以上)で、「ほぼ毎日食べている食物」は、穀類、次いで野菜の順に高率である。→×
- 年齢階級別の「子どもの食事で特に気をつけていること」で、いずれの年齢においても最も高率でみられるのが「栄養バランス」である。→○
- 年齢階級別の「子どもの食事で困っていること」(1歳以上)で、「よくかまない」が最も高率でみられるのは、3歳~3歳6か月未満である。→×
- 年齢階級別の「子どもの食事で困っていること」(1歳以上)で、「偏食する」の割合は、3歳6か月未満まででは年齢が高くなるにつれて増加する。→○
正答:4 × ○ × ○
H28後:子どもの食と栄養⑬
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 13
次の文は、学童期の心身の特徴についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 学童期後半からの体重・身長の伸びを、第一発育急進期という。→×
- 男女間には発育の差が認められ、女子の方が男子よりも2年ほど早くスパートを迎える。→○
- 永久歯が生え揃うのは、8~9歳頃である。→×
- D 学童期には、男女差、個人差が比較的小さい。→×
正答:5 × ○ × ×
H28後:子どもの食と栄養⑭
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 14
次の文は、思春期の生活と心身の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 「平成 27 年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では男子と比べて女子に多い。→×
- 「平成 22 年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書(2012)」(日本学校保健会)によると、ダイエットを実行した女子は高校生で約 40%であった。→○
- 思春期女子のやせは、貧血、性腺機能不全による無月経、将来的には不妊、骨粗しょう症の危険因子となる。→○
- 思春期には、急激な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わり、鉄の必要量が増す。→○
- 未成年期に喫煙を開始した者では、成人になってから喫煙を開始した者に比べ、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性気管支炎などの危険性はより大きい。→○
正答:3 × ○ ○ ○ ○
H28後:子どもの食と栄養⑮
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 15
次のうち、「第3次食育推進基本計画」(平成28 年:内閣府)における「食育の推進に関する施策についての基本的な方針」に示されていないものを一つ選びなさい。
- 若い世代を中心とした食育の推進→○
- 多様な暮らしに対応した食育の推進→○
- 健康寿命の延伸につながる食育の推進→○
- 食の循環や環境を意識した食育の推進→○
- 新しい日本の食文化を開拓し、食料自給率を向上させるための食育の推進→×
正答:5
H28後:子どもの食と栄養⑯
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 16
次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16 年:厚生労働省)の3歳以上児の食育のねらい及び内容に関する記述である。次の【Ⅰ群】の項目と【Ⅱ群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】
- 食と健康
- 食と人間関係
- 食と文化
- いのちの育ちと食
- 料理と食
【Ⅱ群】
ア 地域の産物を生かした料理を味わい、郷土への親しみを持つ。→食と文化
イ 慣れない食べものや嫌いな食べものにも挑戦する。→食と健康
ウ 身近な大人の調理を見る。→料理と食
エ 身近な大人や友達とともに、食事をする喜びを味わう。→食と人間関係
オ 身近な動植物に関心を持つ。→いのちの育ちと食
正答:3 イ エ ア オ ウ
H28後:子どもの食と栄養⑰
平成28年度後期試験 子どもの食と栄養 問 17
次の文は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 食中毒の予防の3原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける(殺菌する)」である。→○
- 食肉類、魚介類、野菜類の冷凍品を使用する場合には、十分解凍してから調理を行うこと。→○
- 加熱調理における中心部の加熱は、65℃で1分間以上(二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は 85℃で1分間以上)とする。→×
- 調理後の食品は、調理終了後から5時間以内に喫食することが望ましいとされている。→×
正答:3 ○ ○ × ×