H27地:子どもの保健⑧

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問8
 次の文は、乳幼児に見られる感染症やその対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

  1. はしか、水ぼうそう等で見られるように、感染している人の咳やくしゃみで体外に出た飛沫が乾燥し、感染力を有したまま空中に拡散し、その空気を吸い込むことで感染することを飛沫感染という。 →×
  2. 冬に流行する乳幼児の胃腸炎は、ほとんどがウイルス性のものである。 →
  3. ヘルパンギーナは、冬によく見られるウイルスによる疾患で、急な発熱と強いのどの痛みが特徴である。 →×
  4. 突発性発疹は6か月から1歳までに罹患することが多いが、生後はじめての発熱である場合が多い。 →
  5. 伝染性膿痂疹は、虫刺されや湿疹を掻いた部分に細菌感染を起こしたもので、かゆみはひどいが感染性はない。 →×

正答:4 × ○ × ○ ×


H27地:子どもの保健⑨

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問9
 次の文は、子どもの発達過程についての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. おおむね6か月未満の子どもでは首がすわり、手足の動きが活発になる。 →
  2. おおむね6か月から1歳3か月未満の子どもでは、すわる、はう、立つ、つたい歩きができるようになる。 →
  3. おおむね1歳3か月から2歳未満の子どもでは、歩き始め、手を使うようになる。 →
  4. おおむね2歳の子どもでは、歩く、走る、跳ぶなどができるようになる。 →
  5. おおむね3歳の子どもでは、スキップを正しくできるようになる。 →×

正答:5


H27地:子どもの保健⑩

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 10
 次のうち、2012(平成 24)年、日本の1~4歳児に関する不慮の事故の死因の第1位~第3位として正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 交通事故 →
  2. 転倒・転落 →×
  3. 不慮の溺死及び溺水 →
  4. 不慮の窒息 →
  5. 煙、火及び火炎への曝露 →×

正答:2 A C D


H27地:子どもの保健⑪

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 11
 次のA~Dのうち、障害名及び疾患名とその症状として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 胎児性アルコール症候群  ― 中枢神経系の機能障害 →
  2. ド・ラ・トゥレット症候群 ― 無差別的社交性 →×
  3. AD/HD         ― 不注意 →
  4. 側頭葉てんかん      ― 自動症 →

正答:2 ○ × ○ ○


H27地:子どもの保健⑫

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 12
 次の文は、子どもの摂食の問題に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 母子間の相互交流の問題は、乳幼児期の摂食の問題に影響する。 →
  2. 生後4か月頃から1歳頃の正常発達の過程で、紙、クレヨン、小石などを口に入れることがある。 →
  3. 重度の知的遅れを有する自閉症の子どもには、異食症がみられない。 →×
  4. 広汎性発達障害の子どもには、偏食がみられない。 →×

正答:2 ○ ○ × ×


H27地:子どもの保健⑬

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 13
 次の文は、習癖異常に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 習癖異常の症状には、指しゃぶり、爪かみ、鼻ほじり、抜毛などがある。 →
  2. 幼児期にみられる習癖異常の多くは、成長とともに減少する。 →
  3. 保育士が習癖を心配する親から相談を受けたときは、すぐにその行動を止めさせるように助言する。 →×
  4. 心理的要因だけでなく、脳の器質的要因も考えられている。 →

正答:2 ○ ○ × ○


H27地:子どもの保健⑭

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 14
 次の文は、薬物の乱用・依存・中毒に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 薬物依存には、乱用によって生じる生物学的要因が関与している。 →
  2. 依存の概念は、精神依存と身体依存に分けて説明されることがある。 →
  3. 依存症は、その人の意志の問題であるため、強い意志を持てば治すことができる。 →×
  4. 幼児期や児童期には薬物の乱用・依存はみられない。 →×

正答:2 ○ ○ × ×


H27地:子どもの保健⑮

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 15
 次の文は、乳幼児期における心理・社会的発達のアセスメントに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳幼児精神保健における乳幼児の評価(精神状態の把握)については、精神障害の評価のみで十分である。 →×
  2. この時期の心理・社会的問題のほとんどが、環境からの影響として説明できる。 →×
  3. 家庭の経済的貧困は、乳幼児の心理・社会的発達の危険因子の一つである。 →
  4. 両親間に暴力が頻発することは、乳幼児の心理・社会的発達の危険因子の一つである。 →

正答:5 × × ○ ○


H27地:子どもの保健⑯

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 16
 次の文は、乳幼児の排泄のケアに関する記述である。(A)~(E)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

排泄とは摂取した食べ物の残りかすや老廃物を体外に出すことをいう。尿は(A 腎臓)でつくられ、膀胱に溜められる。また、(B 小腸)で栄養分を吸収された食べ物は大腸で(C 水分)が吸収されて便となる。
乳児期は無意識の反射により尿の排泄をしているが、2~3歳頃になると膀胱に尿が溜まったという刺激が脳に伝わるようになり、自分の意志で排尿の調節ができるようになる。
大腸に便が溜まって便意がおきると、自分の意志では動かせない(D 内肛門括約筋)が弛緩する。通常は、その後、自分の意志で動かすことができる(E 外肛門括約筋)を用いて便を排泄するが、乳児期から1歳の子どもでは排便機能は未熟で、排便が自分の意志で自由に行えるようになるのは、排尿と同じく2~3歳頃である。

(組み合わせ)
   A    B    C     D       E
1 肝臓    胃    塩分  内肛門括約筋  外肛門括約筋
2 腎臓   小腸   塩分  内肛門括約筋  外肛門筋
3 膀胱  十二指腸  水分  外肛門括約筋  内肛門括約筋
4 腎臓   小腸   水分  内肛門括約筋  外肛門括約筋
5 肝臓   小腸   糖分  外肛門括約筋  内肛門括約筋
正答:4


H27地:子どもの保健⑰

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 17
 次の文は、子どもに関する用語についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 正期産児とは、在胎 40 週から 42 週の分娩で生まれた児をいう。 →×
  2. 早期産児とは、在胎 37 週未満の分娩で生まれた児をいう。 →
  3. 低出生体重児とは、生下時体重 2,000g未満の児をいう。 →×
  4. 胎齢 10 週未満を胎芽という。 →×
  5. 妊娠 20 週未満の妊娠の中絶を流産という。 →×

正答:2


H27地:子どもの保健⑱

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 18
 次の文は、保育所での個人情報に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 知り得た情報を多くの人たちに知ってもらい、保育に役立てる。 →×
  2. 子どもの健康状態を理解することは、保育者として大切である。 →
  3. 子どもの保護者の同意を得ないで、個人情報を公開してはならない。 →
  4. 子どもの健康状態や病気の回復の見込み等は、他の入所児の保護者と全て共有できるよう配慮する。 →×
  5. 職員室の中で子どもの病名や病状に関して、必要がない時に話題にすることがないよう配慮する。 →

正答:4 B C E


H27地:子どもの保健⑲

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 19
 次の文は、わが国の子どもの健康とその統計に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 出生率の高い都道府県は、主に大都市とその周辺である。 →×
  2. 健康指標のうち人口動態統計は、個別の健康状態を評価するために用いる。 →×
  3. 乳幼児身体発育曲線は、文部科学省が 10 年ごとに行う乳幼児身体発育調査の結果をもとに作成している。 →×
  4. 合計特殊出生率は、実際の値から得たものではなく、推計値である。 →
  5. 周産期とは、妊娠満 22 週から出生後 7 日未満までの期間のことである。 →

正答:4 × × × ○ ○


H27地:子どもの保健⑳

平成27年度地域限定試験 子どもの保健 問 20
 次の文は、乳幼児の体温と呼吸に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 健康な乳児の体温は、腋窩測定でおよそ 38℃前後である。 →×
  2. 健康な乳児の体温は、腋窩測定と直腸測定でほぼ等しい。 →×
  3. 健康な幼児の体温は、腋窩測定でおよそ 37℃前後である。 →
  4. 健康な乳児の呼吸数は、1分あたりおよそ 80 である。 →×
  5. 健康な幼児の呼吸数は、1分あたりおよそ 70 である。 →×

正答:3


H27地:子どもの食と栄養①

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問1
 次の文のうち、「食生活指針」(平成 12 年:文部省、厚生省、農林水産省)の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。 →
  2. 日本の気候・風土に適している小麦などの穀類を利用しましょう。 →×
  3. たっぷりの海藻で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。 →×
  4. しっかりかんで、ゆっくり食べましょう。 →
  5. 自分の健康目標をつくり、食生活を点検する習慣を持ちましょう。 →

正答:3 ○ × × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養②

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問2
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に示されている乳児に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 乳児では、推定平均必要量や目安量を決定するための実験はできない。 →×
  2. 健康な乳児が摂取する母乳の質と量は乳児の栄養状態にとって望ましいものと考えられる。 →
  3. 生後0日目~5か月の乳児の栄養は、100%乳汁に依存する。 →
  4. 生後0日目~5か月の乳児の哺乳量は、0.78 L / 日とされている。 →

正答:4 × ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養③

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問3
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 1~ 17 歳を小児、18 歳以上を成人とする。 →
  2. 推奨量とは、ある対象集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団に属するほとんどの人(97 ~ 98%)が充足している量をさす。 →
  3. 脂質では、n-6 系脂肪酸及び n-3 系脂肪酸の食事摂取基準が示されている。 →
  4. 亜鉛は、微量ミネラルの一つである。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養④

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問4
 次の文は、脂質の種類と機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 脂質は、水に不溶で、有機溶媒に溶解する化合物である。 →
  2. 脂質は、細胞膜の主要な構成成分である。 →
  3. 脂質は、エネルギー産生の主要な基質である。 →
  4. 分子構造において、炭素間に二重結合をもつ脂肪酸を不飽和脂肪酸という。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑤

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問5 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている
授乳の支援のポイントに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 妊娠中から、適切な授乳方法を選択でき、実践できるように、支援しましょう。 →
  2. 母親の状態をしっかり受け止め、赤ちゃんの状態をよく観察して、支援しましょう。 →
  3. 授乳のときには、できるだけ静かな環境で、しっかり抱いて、優しく声をかけるように、支援しましょう。 →
  4. 授乳への理解と支援が深まるように、父親や家族、身近な人への情報提供を進めましょう。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑥

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問6 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)における離乳に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 離乳とは、母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいう。 →
  2. 子どもにはそれぞれ個性があるので、離乳については、画一的な進め方にならないよう留意しなければならない。 →
  3. 離乳の開始後ほぼ2か月間は、離乳食は1日1回与える。 →×
  4. 生後5、6か月頃の〈食べ方の目安〉として、「いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。」が示されている。 →×

正答:3 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑦

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問7
 次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 幼児は、からだが小さく胃の容量も小さいが、体重1kg あたりのエネルギー必要量は、成人より多い。 →
  2. 幼児の間食では、食事でとりきれないものを補足することを心がけ、食事の素材を活用するようにするとよい。 →
  3. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、3~5歳の脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)目安量は、男性女性ともに、40 とされている。 →×
  4. 「日本食品標準成分表 2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、普通牛乳は、良質のたんぱく質をはじめとして、鉄も豊富に含むので、食物アレルギーがない限り、毎日与えるように心がける。 →×

正答:3 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑧

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問8
 次の文は、「平成 17 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期の食生活の問題点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「子どもの食事で困っていること」(1歳以上:総数)で、割合の最も多いのは、「偏食する」である。 →×
  2. 「子どもの食事で困っていること」(1歳以上:総数)で、「遊び食い」の割合は、年齢が高くなるにつれて増加する。 →×
  3. 子どもの朝食習慣を就寝時刻別にみると(1歳以上)、就寝時刻が遅くなるほど、朝食欠食の割合は高率になる。 →

正答:5 × × ○


H27地:子どもの食と栄養⑨

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問9
 次の文は、学童期及び思春期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 「平成 25 年度学校保健統計調査」(文部科学省)によると、小学校の女子では、年齢が上がるにつれて、肥満傾向児の出現率が増加する。 →
  2. 「平成 25 年度学校保健統計調査」(文部科学省)によると、中学校における痩身傾向児の出現率は、男子よりも女子のほうが高い。 →
  3. 急速な身体的発育に伴い血液量が増加する時期であり、特に女子では、月経の開始等で鉄の必要量が増す。 →
  4. 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、15 ~ 17 歳のたんぱく質の食事摂取基準(推奨量:g/ 日)は、男性女性ともに、18 ~ 29 歳の量と同じである。 →×

正答:2 ○ ○ ○ ×


H27地:子どもの食と栄養⑩

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 10
 次の文は、「学校給食実施基準」(平成 25 年:文部科学省)の児童又は生徒一人一回当たりの学校給食摂取基準に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童(6歳~7歳)のエネルギー(kcal)は、750 である。 →×
  2. 児童(8歳~9歳)のたんぱく質(g)は、30 である。 →×
  3. 児童(10 歳~ 11 歳)のカルシウム(mg)は、300 である。 →×
  4. 生徒(12 歳~ 14 歳)の食物繊維(g)は、6.5 である。 →

正答:5 × × × ○


H27地:子どもの食と栄養⑪

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 11
 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」における思春期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 15 ~ 17 歳におけるカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/ 日)は、男性女性ともに、各年齢区分の中で最も多い。 →×
  2. 12 ~ 14 歳における脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率):%エネルギー)目標量は、男性女性ともに、20 ~ 30 である。 → →
  3. 15 ~ 17 歳における食物繊維の食事摂取基準(目標量:g/ 日)は、男性女性ともに、成人(18 歳以上の年齢区分)と同じ 20 以上である。 →×
  4. 15 ~ 17 歳におけるナトリウム(食塩相当量)の食事摂取基準(目標量:g/ 日)は、男性 8.0 未満、女性 7.0 未満であり、いずれも成人(18 歳以上の年齢区分)と同じである。 →

正答:4 × ○ × ○


H27地:子どもの食と栄養⑫

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 12
 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成 18 年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 健康な子どもを生み育てるためには、妊娠前からバランスのよい食事と適正な体重を目指しましょう。 →
  2. 妊娠期・授乳期には、必要とされる量のカルシウムが摂取できるように、偏りのない食習慣を確立しましょう。 →
  3. 母乳育児はお母さんにも赤ちゃんにも最良の方法です。バランスのよい食生活で、母乳育児を継続しましょう。 →
  4. 妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌に影響を与えます。禁煙、禁酒に努め、周囲にも協力を求めましょう。 →

正答:1 ○ ○ ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑬

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 13
 次の文は、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」の3「食育の推進」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもが生活と(A 遊び)の中で、(B 意欲)を持って食に関わる体験を積み重ね、(C 食べること)を楽しみ、(D 食事)を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
(組み合わせ)
     A     B     C     D
1   保育    目的    遊び    食育
2 望ましい環境  意欲    食事    遊び
3   遊び    意欲  食べること  食事
4   保育    意欲    遊び    食事
5   遊び    目的  食べること  食育
正答:3


H27地:子どもの食と栄養⑭

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 14
 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された、「発育・発達過程に応じて育てたい “食べる力”」の思春期に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる →
  2. 自分の身体の成長や体調の変化を知り、自分の身体を大切にできる →
  3. 食事のバランスや適量がわかる →×
  4. 1日3回の食事や間食のリズムがもてる →×

2 ○ ○ × ×


H27地:子どもの食と栄養⑮

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 15
 次の文は、保育所における食事の提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 児童福祉施設における食事は、施設内で調理するのが原則であるが、保育所においては、満2歳以上の児童に対する食事の提供に限り、公立・私立を問わず全国において、施設外で調理し搬入すること(外部搬入)が認められている。 →×
  2. 外部搬入を実施する保育所においては、調理室として加熱、保存、配膳等のために必要な調理機能を有する設備を有すること。 →
  3. 子どもの年齢、発達の段階や健康状態に応じた食事の提供や、アレルギー、アトピー等への配慮、必要な栄養素量の給与等子どもの食事の内容、回数や時機に適切に応じることができること。 →

正答:4 × ○ ○


H27地:子どもの食と栄養⑯

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 16
 次の文は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)における「食事の提供における食中毒予防のための衛生管理」に関する記述である。(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

大量調理施設衛生管理マニュアルでは、「調理後直ちに提供される食品以外の食品は病原菌の増殖を抑制するために、(A 10)℃以下又は(B 65)℃以上で管理することが必要である」として手順を示している。
さらに「調理後の食品は、調理終了後から(C )時間以内に喫食することが望ましい」と記述している。

(組み合わせ)
  A  B  C
1 10  55  2
2 10  55  3
3 10  65  2
4 20  55  3
5 20  65  3

正答:3


H27地:子どもの食と栄養⑰

平成27年度地域限定試験 子どもの食と栄養 問 17
 次の文は、子どもの食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. アレルギーの原因となる抗原を特にアレルゲンといい、食物アレルギーは、食物中のアレルゲンによって症状が出る。 →
  2. 食物アレルギーのほとんどは、食物に含まれる糖質が原因で起こる。 →×
  3. 保育所では、乳幼児が食事の自己管理ができないために、除去食品の誤食が発生する可能性があり、保育者は注意が必要である。 →
  4. 幼児期の食物アレルギーは変化するので、食事においては常に見直しが必要である。 →

正答:2 ○ × ○ ○