H27地:社会福祉⑫相談援助におけるネットワーク会議

平成27年度地域限定試験 社会福祉 問12
 次の文は、相談援助における「ネットワーク」に関する記述である。ある小地域におけるネットワーク会議の参加者の発言に関して、適切な内容の発言を○、不適切な内容を含む発言を×とした場合の、正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 このネットワーク会議の参加者は、以下の顔ぶれであった。
 保育園園長、社会福祉協議会職員、ボランティアセンター職員、児童委員、医師会医師、保健センター保健師、小学校長、小学校PTA役員、町会長、特定非営利活動法人(NPO法人)代表、地域包括支援センター職員、特別養護老人ホーム職員

  1. 保育園園長が発言した。
    「当園は、大地震で地震火災が発生した時は、住宅密集地域にあるので広域避難所に避難する際に困難が予想される。是非、地域住民の協力をお願いします。」 →
  2. 保育園園長が発言した。
    「児童虐待を防止するために、ネットワーク会議のメンバーは配慮が必要と判断される子どもを見つけた場合に、速やかに児童相談所等と連携しなければならないと考えています。」 →
  3. 児童委員が発言した。
    「担当区域に住むSさんは、生活保護を受けながら子ども二人を養育しているが、心の病を抱えているので、地域住民の理解と協力をお願いしたい。協力者には、その親子のどんな情報も提供します。」 →×
  4. 児童委員が発言した。
    「私たち児童委員は担当区域の児童及び妊産婦に関する援助を行うほか、子育てサロンなどの活動も自発的に行っています。そのため、保健師さんとの連携を期待しています。」 →
  5. 地域包括支援センター職員が発言した。
    「この地域にはひとり暮らし高齢者や、同居家族が働きに出ている日中は独居というケースが増えています。見守りが必要である場合、介護保険のサービスを活用しますが、その対応にも限界があります。ここで検討したい課題です。」 →

正答:2 ○ ○ × ○ ○