平成27年度地域限定試験 社会的養護 問4
次の文は、児童養護施設における養育・支援の基本的な考え方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 入所前の家庭生活において、適切な食生活が営まれておらず、発達段階に応じた食習慣や食事のマナーが身についていない子どもが少なくないため、食事の場面は何よりもしつけを重視し、生活指導の場として活用する必要がある。 →×
- 清潔で、体に合い、季節にあった衣服を提供することで、子ども自身が気候や生活場面に応じた選択や、着替えや衣類の整理、保管等ができるような衣習慣を習得し、あわせて衣服を通じて適切に自己表現できるように支援する。 →○
- 子どもを取り巻く住環境は安全が確保されていることを前提に、施設建物の内外装、設備、庭の樹木、居室やリビングの家庭的雰囲気作りの配慮により、大切にされているというメッセージを子ども自身が感じられるようにする。 →○
- ネグレクト環境にあった子どもの場合、清潔さや身だしなみへの配慮に欠けることがあるため、年齢不相応であっても、まずは子ども自身がここちよさを体験できるように、歯磨きのできない子どもには仕上げを、髪がぼさぼさの子には整髪をしてあげるなどして、自ら気付いてできるように根気強い支援が必要である。 →○
4 × ○ ○ ○