H27地:社会的養護③児童養護施設における被措置児童等虐待対応

平成27年度地域限定試験 社会的養護 問3 
次の文は、児童養護施設における被措置児童等虐待対応に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わないよう徹底するために、就業規則等の規程に体罰等の禁止を明記するとともに、体罰等が起こりやすい状況や場面について、研修や話し合いを行い、体罰等を伴わない援助技術を職員に習得させる。 →
  2. 子どもに対する暴力、言葉による脅かし等の不適切な関わりの防止と早期発見のために、具体的な例を示して職員に徹底するとともに、日常的に会議等で取り上げ、行われていないことの確認や職員体制の点検と改善を行う。 →
  3. 子どもたちにも体罰や不適切なかかわりについて、権利ノート等を活用して説明し、子どもが自分自身を守るための知識、もしもの時に自分の身を守れるよう具体的な対処方法について学習する機会を設けることが大切である。 →
  4. 施設内虐待の未然防止が重要であるが、万が一起きてしまった時は、事実を矮小化することなく、迅速にかつ誠実に対応するために、子どもの安全確保の方法、該当する子どもと職員の聞き取り、施設長等への報告体制や記録の作成、速やかな児童相談所等への通告等の体制を整備しておく。 →
  5. 児童養護施設長は、被措置児童等虐待の状況、被措置児童等虐待があった場合に講じた措置その他厚生労働省令で定める事項を、毎年度公表しなければならないと、「児童福祉法」に規定されている。 →×

正答:5