平成28年度後期試験 社会的養護 問5
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Sちゃん(1歳 11 ヶ月、男児)は、乳児院に入所してもうすぐ2年になる。母親は、Sちゃんが生まれてすぐに家出をし、養育に困った父親(37 歳)が児童相談所に相談したことから施設入所となった。父親はタクシーの運転手として正規雇用となったばかりで、養育の手伝いを頼める親族はいない。Sちゃんに発達・発育上の問題はなく、週に一度面会に来る父親になついている。父親は、「今は引き取れないが、Sが小学校高学年頃になって身の回りのことを自分でできるようになれば引き取りたい」と言っている。
【設問】
この【事例】における乳児院の支援方針として、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 当面引き取りは見込めないことから、児童養護施設への措置変更を児童相談所と検討する。 →○
- 父親がすぐにSちゃんを引き取ることができるように、転職を勧める。 →×
- 母親を探し出し、母親にSちゃんの引き取りを促す。 →×
- Sちゃんを引き取ることができる環境にするため、母親と離婚手続きを取り、再婚をするよう父親に促す。 →×
- 父親はSちゃんを養育することができないと判断し、養子縁組里親を検討する。 →×
正答:1